デイリーF1ニュース(2017年9月25日)ウェーレインは来シーズンもザウバー?
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- ウェーレインは来シーズンもザウバー?
- レッドブル、F1チームへの負担が3倍に
- マルコ「ホンダで何が起きているのか知っている」
それではご覧ください。
ウェーレインは来シーズンもザウバー?
ザウバーのボスであるフレデリック・ヴァスールは、パスカル・ウェーレインがチームに残留する可能性はまだあると語っています。
しかし来シーズンのザウバーは、実質的にフェラーリのジュニアチームとなることが決定的ですし、マーカス・エリクソンとロングボウファイナンス(ザウバーのオーナー)の良好な関係を考えると、ウェーレインの居場所は無さそうです。
ところがヴァスールによると、エリクソンのシートは安泰ではないと言うのです。
「オーナーとコネクションがあるからといって、ドライバーを中心にチームを作るのは間違いだろう」とヴァスール。「ザウバーを再建するには忍耐が必要だが、ドライバーは次のレースでの結果を望んでいるからだ」
来年、表彰台に上りたいのなら、マーカスはザウバーに不満を抱くだろう。マーカスとチームにとって何が最善か、オーナーと話し合う」
ヴァスールはドイツツーリングカー選手権(DTM)時代からウェーレインを知っており、彼の腕を高く買っているようです。
エリクソンでは力不足なのは明らかですし、ヴァスールとしてはウェーレインを何とか残留させたいのでしょう。
フェラーリはいい顔をしないと思いますが。
Source: Wehrlein still in the running at Sauber – Vasseur | en.f1i.com
レッドブル、F1チームへの負担が4倍に
レッドブルが公開した財務諸表により、同社がF1に費やしているコストが明らかになりました。
2016年に、レッドブルはタイトルスポンサーのインフィニティを失いました。
ルノーではなくタグ・ホイヤーエンジンにスイッチしたからです。
まあ、中身は同じですが。
レッドブルはアストン・マーチン、プーマ、タグ・ホイヤーなどと新たにスポンサー契約を結んだものの、インフィニティの喪失を埋めるほどではなかったようです。
また、2015年にレッドブルはコンストラクターズ4位だったため、2016年の分配金は減ってしまいました。
親会社であるレッドブルはこれらの穴埋めをするためか、F1への投資額を2015年の1010万ポンドから、2016年には4060万ポンドに引き上げています。
1ポンド=150円換算だと、15.15億円から、60.9億円への大幅な増額です。
レッドブルの創業者にして、レッドブル・レーシングのオーナーであるディートリヒ・マテシッツは、F1への投資から得られるリターンに満足していないと言われています。
トロロッソのコストも考えると、彼の不満も当然といえるでしょう。
Source: Red Bull triples investment in F1 team | en.f1i.com
マルコ「ホンダで何が起きているのか知っている」
マクラーレンからはこき下ろされているホンダですが、レッドブルはホンダエンジンの今後について、比較的楽観視しているようです。
「われわれはホンダと連絡を取り、また、独自のリサーチも行った」そう語るのは、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコです。
「そうして学んだことから、われわれは未来を楽観視している」
「われわれはマクラーレンの2台がシンガポールでトップ10入りしているのを見た。そしてわれわれは開発中のエンジンを見て、バックグラウンドで何が起こっているのか知っている」
「ホンダは財務上のポテンシャル、必要なインフラ、対応するテストリグを備えた最新のファクトリー、そしてF1への完全なコミットメントと、パートナーシップを有している」
ホンダに対するレッドブル側からの期待は、かなり高そうですね。
もちろん結果を出せなければ手厳しい批判が待っているとは思いますが、今のところ歓迎されているのは間違いなさそうです。
Source: Marko: 'We know what is going on in the background at Honda’ | en.f1i.com
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