デイリーF1ニュース(2017年10月9日)ホンダ「スーパーフォーミュラよりF1が最優先」
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- ホンダ「スーパーフォーミュラよりF1が最優先」
- ベッテル、国歌セレモニーに出席せず
- パーマー、チームを去る
それではご覧ください。
ホンダ「スーパーフォーミュラよりF1が最優先」
ホンダの山本雅史モータースポーツ部長は、トロロッソのピエール・ガスリーが、スーパーフォーミュラに出場することを強制しないと語りました。
ガスリーはスーパーフォーミュラでランキング2位につけています。
「カルロス・サインツが動く前は、ガスリーにスーパーフォーミュラでレースしてほしいとわれわれは言っていました」と山本部長。「しかし今では、ガスリーがサインツの代わりにアメリカで運転しなければならないという事実があります」
「われわれはF1が最優先だと考えている。明らかに。トップカテゴリーだからだ。もし誰かがガスリーの代わりにレースできるのであれば、そのとき彼はスーパーフォーミュラに居てもらえるので、われわれはハッピーだろうが、F1が最優先だ」
山本部長は「F1ドライバーよりもスーパーフォーミュラのドライバーを見つける方が簡単だ」とも語っています。
ホンダ社内でのスーパーフォーミュラの位置付けが、まざまざと見えてきますね。
Honda won’t force Gasly to race in Super Formula | racer.com
ベッテル、国歌セレモニーに出席せず
スタート前にスパークプラグのトラブルに見舞われたセバスチャン・ベッテルは、日本GPの国歌セレモニーに出席することよりも、グリッドにとどまることを選びました。
しかし国歌セレモニーに出席しないことは、明らかなルール違反です。
これによりベッテルは、モナコのドライビング違反(予選中にピット出口の白線をまたいだため)に続き、今季2度目の戒告処分となりました。
シーズン中(つまり残りの4レース)に3度目の戒告処分を受けると、10グリッド降格のペナルティを課せられます。
ベッテルにとって日本GPは、踏んだり蹴ったりな結果となってしまいました。
Source: Vettel risks grid penalty after national anthem breach! | en.f1i.com
パーマー、チームを去る
カルロス・サインツがアメリカGPからルノーに移籍するため、ジョリオン・パーマーは日本GPを最後にチームを去ります。
ルノーのマネージング・ディレクターであるシリル・アビテブールは、「パーマーには最終戦まで乗ってもらう」と何度も発言していましたが、結局口約束でしかなかったようです。
パーマーが来季もF1にとどまることは難しいでしょう。
もはやシートの大半が埋まっていますし、残るシートも候補者が決まっている状況ですから、パーマーが今から割り込むのはほぼ不可能です。
「今年はストレスレベルが大きく、多くの理由から非常に厳しいシーズンだった」とパーマー。「毎週末が、クエスチョンマークとともにやってくる」
「僕は喜んでシーズンを見送ろうと思う。そしてチームは良い位置にいると思うよ。(ルノー放出は)残念だが、僕は前進するだろう。F1の外には多くの人生があり、僕はそれが何であるかについて知りたい」
後半戦ではヒュルケンベルグに匹敵するスピードを見せていましたから、決して遅いドライバーというわけではないと思いますが、いかんせん結果を出すのが遅すぎました。
Source: Jolyon Palmer explains early exit from Renault and Formula 1 | skysports.com
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