デイリーF1ニュース(2017年10月8日)日本GP 決勝結果
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- 日本GP 決勝結果
- ハミルトン「夢のようなギャップ」
- ベッテル「傷つき、失望している」
それではご覧ください。
日本GP 決勝結果
メルセデスのルイス・ハミルトンが、ポール・トゥ・ウィンを達成しました。
一方、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、レーススタート直後にスパークプラグのトラブルに見舞われ万事休す。
捲土重来を期した鈴鹿決戦で、逆にポイント差を広げられるという最悪の結果になってしまいました。
ベッテルは残りの4戦で、ハミルトンとの59ポイント差を逆転しなければなりません。
現実的に考えれば、タイトル争いはほぼ決着がついたと見てよいでしょう。
ハミルトン「夢のようなギャップ」
優勝したハミルトンも、決して楽に勝てたわけではありません。
終盤にはタイヤに問題を抱え、2位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に、あわやというところまで追い詰められました。
しかしそれをしのぎきり、ハミルトンは最高の結果を手にしたのです。
そのため早ければ次のアメリカGPで、タイトルが決定する可能性も出てきました。
「正直言って、これほどのギャップを築くのは夢でしかなかった」とハミルトン。「タイトルを片手で持っているとは言わないけどね」
「まだ(獲得可能な最大ポイントは)100ポイントもあるので、ペダルは金属製のままにしておくよ」
ハミルトンはベッテルとのギャップが、チーム力の差によって生まれたものだと考えているようです。
「フェラーリは1年を通じて、このような挑戦を続けてきた。ベッテル自身の過ちではないから、彼はとても不幸だ」
「エンジンの信頼性に関することは、非常に複雑だ。本当に言えることは、私の成功は私のチームに依存しているということだ。チームは素晴らしい仕事をしている。信頼性が本当にポイントになっている」
後半戦に入ってからというもの、メルセデスとフェラーリのチーム力の差が、如実に現れてきているようです。
ハミルトンがベルギー以降の5戦で4勝できたのは、総合力でフェラーリを上回っているからに他なりません。
Source: 'Dream gap’ for Hamilton in title battle after Suzuka | en.f1i.com
ベッテル「傷つき、失望している」
もう負けられない状況で望んだセバスチャン・ベッテルの日本GPは、わずか数周で終わってしまいました。
前戦マレーシアに続き、またもや信頼性に足を引っ張られた格好です。
「もちろんそれに傷ついているし、僕たちはすべてに失望しているよ」とベッテル。「でも今ベストだと思うのは、戻って、少し休息をとって、最後の4レースでフラットアウトして、何が起こるか見ることだと思う」
度重なるトラブルに関してベッテルは、フェラーリの開発陣を擁護しています。
「僕は彼らを守る必要があると思う。これまでのところ、僕たちは信じられないほどの仕事をしてきたからね」
「明らかにここ2レースでは信頼性に問題がある。でもそれは時々そうなるものだよ」
まだチャンスがあると言い張るベッテルですが、現実的には難しいでしょう。
問題は、今後の開発方針です。
SF-70Hは優れたマシンだと思いますが、メルセデスW08とは対照的に、伸びしろがあまり無かったような印象があります。
残り4戦のどこかでアップデートを行うのか、それとも来季のマシン開発にリソースを集中させるのか。
フェラーリ側が「まだチャンスはある」と信じているなら前者を取るはずですが、おそらくは後者を選ぶはずです。
Source: Vettel admits car failures “hurt” as his title chances slip away | f1fanatic.co.uk
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デイリーF1ニュース(2017年10月7日号)日本GP 予選結果
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