WRC 2017 第11戦ラリーRACC・カタルーニャ-コスタ・ドラダ 2つの路面で真の実力が試される!
2017年のWRC(世界ラリー選手権)第11戦はラリーRACC・カタルーニャ-コスタ・ドラダです。
ラリー・スペインとかカタルーニャ・ラリーと呼ぶ場合もあるみたいですね。
スペイン・カタルーニャ地方で行われるこのラリーは、以前はフルターマックで争われていたものの、現在はミックス・サーフェス、つまりターマック(舗装)とグラベル(未舗装)が混在したラリーとなっています。
初日はグラベル、2日目以降はターマックという設定です。
グラベルコースは、同じイベリア半島のポルトガルに似ています。
ターマックはフランスやドイツとは異なり道幅が広く、サーキットのようなコースとなっているのが特徴です。
このページではラリーRACC・カタルーニャ・コスタ・ドラダの模様を、ダイジェストでお送りします。
初日(グラベル)
SS1 Caseres 1, 12.50 km
現在のWRCでは、木曜日に顔見世興行的なスーパー・スペシャル・ステージを行うのが一般的ですが、今回のカタルーニャ・ラリーは金曜日にスタートし、初っ端から通常のスペシャル・ステージを走る設定です。
SS1の序盤は道幅が狭い速度が乗るコースですが、その後は道幅が広くなります。
しかし路面は波打っており、走るのは簡単ではありません。
しかもフィニッシュ前のヘアピンでは、ダスティな路面でブレーキングを強いられます。
今ラリー最初のステージベストは、オットー・タナク(フォード)が獲得しました。
前戦ドイツで優勝した勢いは持続しているようです。
「これまでのところ、コースには本当に速く走れるラインが無いですね」とタナク。「今のところ、車のハンドリングは良いです。良いフィーリングですよ」
2番手タイムはマッズ・オストベルグ(フォード)、3番手タイムはティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)となっています。
SS2 Bot 1, 6.50 km
最後のアスファルトセクション以外は、全てヒルクライムとなるステージ。
全長が短く道幅も広いものの、オフキャンバー(コーナーのアウト側が低くなっており、コースアウトしやすい)のコーナーがいくつかあるため、油断ならないステージです。
ここでのトップタイムはクリス・ミーク(シトロエン)でした。
「朝のドライビングを楽しんでるよ!」とミーク。「タイヤの選択は大丈夫だと思うが、期待してたほど路面は掃除されてないなあ」
初日はポイントランキング順にスタートするため、ミークの出走順はかなり後ろです。
そのため先頭走者が走った後のキレイな路面を使えるのですが、今回はそれほどの優位性は無さそうですね。
ステージ2番手はタナク、3番手はダニ・ソルド(ヒュンダイ)でした。
総合トップ3はタナク-オストベルグ-ミークの順になっています。
SS3 Terra Alta 1, 38.95km
今ラリー最長のステージ。
基本的にはグラベルですが、中盤に6kmのターマックが含まれています。
また、フィニッシュ付近にもターマックのヘアピンがあり、それらの舗装路をグラベルタイヤで走らなければならないため、ドライバーの能力が試されるステージです。
ステージベストはアンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイ)が記録しました。
彼はヒュンダイと契約後初めてラリーなのですが、いきなり速さを発揮しています。
「上手く走れたステージです」とミケルセン。「スタート前に、ディファレンシャルにいくつかの変更を加えました。それが良かったみたいです。ますます自宅にいるような気分を味わってますよ」
タナクが6番手タイムと遅れたため、総合トップにミケルセンが浮上。
総合2位はオストベルグのままですが、3位にはディフェンディング・チャンピオンのセバスチャン・オジェ(フォード)が上がってきました。
SS4 Caseres 2, 12.50 km
SS1のリピートステージ。
ここでのトップタイムはヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ)でした。
「これがやりたかったことなんだ!」とラトバラ。最初の3ステージは不調だったため、フラストレーションが溜まっていたのでしょう。「私たちは朝のステージで何かを間違っていたと気づいたので、サービスで変更を加えた。タイヤのグリップがそれほどでもなかったんだ」
総合トップにはオストベルグが浮上、2位はミケルセンですが、その差は0.3秒しかありません。
3位はトップから6.4秒遅れでオジェ。
ラトバラはステージベストを獲得したにもかかわらず、14.2秒遅れの7位です。
SS5 Bot 2, 6.50 km
SS2のリピートステージ。
トップタイムもSS2と同じくミークです。
総合トップだったオストベルグは5番手タイムに終わり、ミケルセンに首位の座を明け渡してしまいました。
「今はマシになったけど、まだ少しホコリが入ってくるんだ。まあ、視界はクリアなんだけど……」とオストベルグ。「できるだけ速く走りたいと思ってる。接近戦なのに、僕はいくつかミスを犯した。限界を越えるのは簡単だからね」
総合トップはミケルセン、0.7秒差の2位にオストベルグ、9.2秒差の3位にオジェというオーダーで、初日の最終ステージを迎えます。
SS6 Terra Alta 2, 38.95 km
SS3のリピートステージ。
ここではトラブルに見舞われる車が続出しました。
ラトバラのヤリスWRCにはオイル漏れが発生。
これでラトバラはリタイアを余儀なくされました。
また、オストベルグのフィエスタWRCにはホコリの侵入が酷くなり、視界を奪われただけでなく、ヒーターの温度が37.8℃に固定されてしまうというトラブルまで発生。
まともに走れる状況ではなく、オストベルグは大きく後退してしまいました。
ステージベストはオジェが記録しています。
「何が起こっても、僕は自分の1日に満足できるよ」とオジェ。「今日はもっとポジションを失うと思っていた。僕の競争相手はオットー(タナク)とティエリー(ヌービル)だから、今日の出来には満足だ」
これでオジェは総合2位に浮上。
総合首位はミケルセン、3位にはミークがつけています。
順位 | ドライバー/No./メーカー | 総合タイム/トップとの差 |
---|---|---|
1 | アンドレアス・ミケルセン | 1:11:56.3 |
#4 ヒュンダイ | ── | |
2 | セバスチャン・オジェ | 1:11:57.7 |
#1 フォード | +1.4 | |
3 | クリス・ミーク | 1:11:59.3 |
#7 シトロエン | +3.0 | |
4 | オットー・タナク | 1:12:02.6 |
#2 フォード | +6.3 | |
5 | マッズ・オストベルグ | 1:12:03.4 |
#14 フォード | +7.1 | |
6 | ダニ・ソルド | 1:12:07.1 |
#6 ヒュンダイ | +10.8 | |
7 | ティエリー・ヌービル | 1:12:09.1 |
#5 ヒュンダイ | +12.8 | |
8 | ユホ・ハンニネン | 1:12:29.9 |
#11 トヨタ | +33.6 | |
9 | ステファン・ルフェーブル | 1:12:58.5 |
#8 シトロエン | +1:02.2 | |
10 | エサペッカ・ラッピ | 1:13:01.8 |
#12 トヨタ | +1:05.5 |
2日目(ターマック)
SS7 El Montmell 1, 24.40 km
2日目からは舗装路のラリーとなります。
また、出走順が初日順位のリバースオーダーとなるものの、ターマックなのであまり意味は無いでしょう。
SS7は道幅こそ狭いものの非常に高速なステージで、ハイスピードでコーナーをインカットしなければならない部分もあるなど、ドライバーの度胸が試されるステージでもあります。
序盤のストレートには平均時速を落とすためのシケインが設置されているほど高速で、終盤はツイスティな下りです。
2日目最初のステージベストは、シトロエンのクリス・ミークが獲得しました。
「アスファルトでのテストはしていないし、車も足回りが少し柔らかったが、良いフィーリングだった」とミーク。「ある地点ではワイパーをフルにしなければならないほどだったが、森の中では一息つけたよ」
アンドレアス・ミケルセンやセバスチャン・オジェ、そしてティエリー・ヌービルなどは、雨によるアンダーステアに苦しめられたようですが、ミークはなんともなかったみたいですね。
これでミークは総合首位に浮上。
ミークから9.1秒遅れでオジェが続いています。
ミケルセンはオジェと0.5秒差の総合3位に後退しました。
SS8 El Pont d’Armentera 1, 21.29 km
序盤はスムーズで速いアスファルト路面なものの、中盤以降はタイト&ツイスティに変化するテクニカルなステージ。
ステージベストはユホ・ハンニネン(トヨタ)! 全体的に不振のトヨタ勢の中で、孤軍奮闘しています。
「前のステージよりも良いリズムで走れた。すごく楽しかったよ」
総合首位はミークが堅持していますが、2位にダニ・ソルドが上がってきました。
オジェは3位に後退しましたが、ソルドとのタイム差はたった0.1秒です。
SS9 Savallà 1, 14.12 km
カタルーニャ・ラリーで最も多様性に富んだステージ。
最初は道幅の広い2車線の道路を下っていきますが、途中からは狭くテクニカルです。
しかしその後は連続する中速コーナーがあり、そこを抜けると、道幅が今度は道幅の広い高速コーナーを駆け下っていきます。
そして最後はまた狭くなるという構成です。
ステージベストはまたもハンニネン。
2連続ベストで、好調ぶりをアピールします。
一方、タイトルを狙うティエリー・ヌービルは、SS8後のロードセクションで油圧を失い、しかもスピンしてマシン後部を壊してしまいました。
結果としてSS9のスタートに遅れてしまい、30秒のペナルティを課せられてしまったのです。
そのうえ壊れたマシンで走ったため、10番手のステージタイムしか出せませんでした。
これでヌービルは総合8位に後退しています。
総合首位はミークのまま変わりませんが、2位にオットー・タナクが上がってきました。
オジェはソルドをかわしたものの、総合順位は3位のままです。
SS10 El Montmell 2, 24.40 km
SS7のリピートステージ。
ここではヌービルがステージベスト! 失ったタイムを取り戻すべく、全開アタックで追い上げ開始です。
「車は大丈夫だと思います」とヌービル。「アンダーステアで少し苦労しています。いくつか変更を加えることもできますが、このような条件で違いを生み出すのは難しいです。クレバーでなければいけません」
ダニ・ソルドも2番手タイムで続き、このステージはヒュンダイの1-2フィニッシュとなりました。
総合首位はミークのままですが、ソルドがトップから13.5秒差の2位に浮上、そのソルドを0.6秒差でタナクが追う展開です。
SS11 El Pont d’Armentera 2, 21.29 km
SS8のリピートステージ。
ステージベストはオジェが獲得しました。
ライバルであるヌービルが大きく遅れた今、チャンスとばかりに突き放しにかかります。
ヌービルも2番手タイムで追いすがるものの、総合4位のオジェまでは30秒以上もの差があり、容易には逆転できない状況です。
ペナルティの30秒が重くのしかかっています。
2日目の午後になってから(つまりSS10以降)はヒュンダイ勢が好調なのですが、今回からヒュンダイに加わったアンドレアス・ミケルセンだけは冴えません。
初日をトップで終えたのに、今や総合6位にまで落ちてしまっています。
「数秒ですが、徐々に良くなっていると思います」とミケルセン。「私は車の中でもっと多くの時間を過ごす必要がありますね。車の全てが異なっていますから。(ヒュンダイは)シトロエンのスナッピーなハンドリングとは正反対ですよ」
ヒュンダイi20クーペWRCは、少なくともこのラリーでは、曲がりづらい車のようです。
総合順位は首位ミーク、2位はトップから14.1秒差でソルド、それをタナクが0.5秒差で追っています。
SS12 Savallà 2, 14.12 km
SS9のリピートステージ。
ここではヒュンダイ勢が立て続けにアクシデントに見舞われました。
まずソルドが7.5km地点でクラッシュ。
ステアリングを壊し、リタイアに追い込まれます。
その直後、なんとソルドのチームメイトであるアンドレアス・ミケルセンまでもが、同じ地点でクラッシュを喫し、やはりリタイアしてしまったのです。
ヒュンダイとコンストラクターズタイトルを争うフォードにとっては、まさに願ったり叶ったりの展開となりました。
これでオジェは労せずして総合2位に浮上。
総合3位にもタナクがつけ、フォードはコンストラクターズタイトル獲得に向け盤石の構えです。
総合首位はミークががっちりとキープしています。
SS13 Salou, 2.24 km
街中を走るストリートSS。
スーパー・スペシャル・ステージの代わりですね。
ステージベストはオジェでしたが、短いSSではほとんどタイム差は生まれません。
上位陣の総合順位は変わりませんでした。
順位 | ドライバー/No./メーカー | 総合タイム/トップとの差 |
---|---|---|
3 | クリス・ミーク | 2:16:21.1 |
#7 シトロエン | ── | |
2 | セバスチャン・オジェ | 2:16:34.1 |
#1 フォード | +13.0 | |
3 | オットー・タナク | 2:16:35.6 |
#2 フォード | +14.5 | |
4 | ユホ・ハンニネン | 2:16:55.1 |
#11 トヨタ | +34.0 | |
5 | ティエリー・ヌービル | 2:17:14.3 |
#5 ヒュンダイ | +53.2 | |
6 | エサペッカ・ラッピ | 2:17:43.2 |
#12 トヨタ | +1:22.1 | |
7 | マッズ・オストベルグ | 2:18:00.9 |
#14 フォード | +1:39.8 | |
8 | ステファン・ルフェーブル | 2:18:21.8 |
#8 シトロエン | +2:00.7 | |
9 | エルフィン・エバンス | 2:19:36.2 |
#3 フォード | +3:15.1 | |
10 | エリック・カミリ | 2:22:01.9 |
#82 フォード(R5) | +5:40.8 |
3日目
競技区間の残りは74.26km、ミークとオジェのタイム差は13秒ですから、勝負の行方はまだまだわかりません。
1kmあたり0.175秒以上ずつ詰めれば、逆転できる計算です。
SS14 L’Albiol 1, 6.28 km
ダウンヒルのステージ。
序盤はヘアピンが連続するテクニカルセクションですが、フィニッシュに向けて速度域は上がっていきます。
ここでのステージベストはクリス・ミーク!
優勝に向けて、まずは先制攻撃です。
「ビューティフル!」とミーク。「私は暗い時間のドライビング(スタート時刻は朝7時だった)が大好きだ。ライトがある種のトンネルビジョンを与えてくれる。ターマックでは車は完璧に機能しているよ」
総合順位に変動はなかったものの、ミークとオジェの差はわずかに開き、14.7秒差となっています。
SS15 Riudecanyes 1, 16.35 km
かつてジル・パニッツィがファンサービスのために360度ターンをしてみせた、有名なロータリーがあるステージ。
ほとんどはダウンヒルとなっています。
トップタイムはまたもやミーク! 優勝を確実なものとすべく、全開アタックで2位以下を突き放しにかかっています。
オジェも3番手タイムで粘りますが、総合タイム差は18.5秒とさらに拡がってしまいました。
「うん、これで終わりだと思う」と、オジェは早くも白旗です。「全力を尽くす必要があるのはわかっているけど、完全なリスクを取ることは望んでいない」
チャンピオンシップのことを考えて、ここからはポジションキープを優先するようですが、3位タナクとの差は1.6秒しかありません。
また、トヨタのエサペッカ・ラッピは、このステージでクラッシュを喫し、リタイアとなっています。
彼は今回のラリーで良いところが無いまま終わってしまいました。
SS16 Santa Marina 1, 14.50 km
狭くてボロボロのアスファルト路面から、広くてスムーズな路面へと変化していくステージです。
スピードもステージが進むにつれて上がっていきます。
ここでもステージベストはミークでした。
3連続ベストタイムで、優勝を確実なものにしたと言えるでしょう。
何も起こらなければ、彼がこのまま優勝するはずです。
まあ、何事かをやらかしてしまうのがいつものミークなのですが、このステージでやらかしてしまったのはヌービルでした。
コーナーをインカットした際にサスペンションを破損し、リタイアに追い込まれてしまったのです。
「私たちにとってのラリーは終わりました」とヌービル。「石にヒットした後、サスペンションが破損してしまったのです。私たちは今日、遅れを取り戻すべく全力を尽くしました。昨日は不運にも何らかのトラブルを抱えていましたが、今は終わってしまいました。明らかに、私たちの週末ではありませんでしたね。昨日の出来事の後、私たちはハードにプッシュするしか選択肢がありませんでした。それは私たちがしたことですから、後悔はありません」
ヒュンダイ勢が全滅したことで、フォードはマニュファクチャラーズタイトル獲得に大きく前進しました。
SS17 L’Albiol 2, 6.28 km
SS14のリピートステージ。
ここでもベストタイムはミーク! これで4連続のステージウィンです。
注目の2位争いは、オジェが2番手タイムを記録し、タナクとの差を2.3秒に拡げています。
これを受けてタナクは「まだステージは残っていますが、両方の車をフィニッシュさせ、ポイントを獲得することがとても重要です」とコメント。
フォードの2台はこのままの順位でフィニッシュすることが確実となりました。
SS18 Riudecanyes 2, 16.35 km
SS15のリピートステージ。
ステージベストはまたもやミーク! 圧巻の5連続ベストで勝利は目前ですが、そろそろペースダウンした方が良いような……またやらかさないか心配になってきます。
「本当にハッピーだ」とミーク。「このギャップなら、後は運転するだけだ。パワーステージのポイントのために戦おうとは思わないよ」
第3戦メキシコでは、優勝目前のパワーステージで盛大にコースアウトし、あやうくリタイアするところだったミーク。
今回は手堅くいくようですね。
SS19 Santa Marina 2, 14.50 km
SS16のリピートで、パワーステージとなります。
ステージウィンはソルドが獲得しました。
このポイントによりヒュンダイは、マニュファクチャラーズタイトルの可能性を首の皮一枚残しましたが、逆転は難しいでしょう。
2番手タイムは、ミークでした。
この人は全開以外では走れないのでしょうか。
3・4番手にはオジェとタナクのフォード勢が入り、貴重なポイントを上積みしました。
同じことが、5番手に入ったハンニネンにも言えます。
優勝はクリス・ミークでした。
一時はエースの座から外され、休養まで取らされたミークでしたが、この優勝で完全復活です。
「例外的な週末だった」とミークは語ります。「何度ノックダウンされたかではなく、何度立ち上がったかという意味でね。言わせてもらうと、私はそれをキャリアの中で何度かやらなければならなかった。われわれはこの車がアスファルトで素晴らしいと知っていたよ。今回の結果はそれを証明している。それはチーム内の全員に自信をもたらすんだ」
ミークに敗れたとはいえ、2位のオジェも満足げです。
「今週末は素晴らしい仕事をしたよ」とオジェ。「簡単なことではなかったけどね。素晴らしい金曜日の後、アスファルトで良いリズムを見つけるまで、僕たちは土曜日の朝に苦労した。僕たちはパワーステージで良いところがあったし、ボーナスポイントも取れた。オールグッドだ」
順位 | ドライバー/No./メーカー | 総合タイム/トップとの差 |
---|---|---|
3 | クリス・ミーク | 3:01:21.1 |
#7 シトロエン | ── | |
2 | セバスチャン・オジェ | 3:01:49.1 |
#1 フォード | +28.0 | |
3 | オットー・タナク | 3:01:54.1 |
#2 フォード | +33.0 | |
4 | ユホ・ハンニネン | 3:02:15.2 |
#11 トヨタ | +54.1 | |
5 | マッズ・オストベルグ | 3:03:47.3 |
#14 フォード | +2:26.2 | |
6 | ステファン・ルフェーブル | 3:04:04.1 |
#8 シトロエン | +2:43.0 | |
7 | エルフィン・エバンス | 3:05:58.5 |
#3 フォード | +4:37.4 | |
8 | テーム・スミネン | 3:09:43.8 |
#32 フォード(R5) | +8:22.7 | |
9 | ヤン・コペツキー | 3:10:15.6 |
#31 シュコダ(R5) | +8:54.5 | |
10 | オーレ・クリスチャン・ベイビー | 3:10:25.9 |
#83 シュコダ(R5) | +9:04.8 |
次戦はウェールズ・ラリーGB
スペインではトヨタ勢にあまり見どころありませんでした。
ハンニネンがターマックで見せたスピードは素晴らしかったものの、ラトバラにトラブルが頻発しているのは問題です。
今回のオイル漏れは下回りをハードヒットしたのが原因だと言われていますが、簡単に壊れてしまうようではWRCでタイトルは獲れません。
次のラリーGBはハイスピードコースですが、イギリス特有のマッディな路面(つまり泥んこ道)での争いとなります。
ラトバラが過去に2勝を上げているイベントなので、最近の不振を払拭するような勝利を期待したいところです。
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