デイリーF1ニュース(2017年10月30日)ベッテル「ハミルトンがより優れていた」

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本日のヘッドラインは以下のとおりです。

  • メキシコGP 決勝結果
  • ベッテル「ハミルトンがより優れていた」
  • クビアトはウィリアムズのドライバー候補?

それではご覧ください。


メキシコGP 決勝結果

優勝はレッドブルマックス・フェルスタッペンでした。

予選ではセバスチャン・ベッテルに煮え湯を飲まされたフェルスタッペンでしたが、決勝では1周目のターン2で前に出ると、その後は危なげなくレースを展開し、見事にキャリア3勝目を手中に収めています。

ベッテルとルイス・ハミルトンは、1周目に接触し後方から追い上げる展開を強いられてしまいました。
最終的にベッテルが4位どまりだったため、9位に入ったハミルトンのドライバーズタイトルが確定しています。

4度目となるタイトルについて聞かれたハミルトンは、「正直言って現実感が無いよ!」とコメント。「(今日のレースでは)できる限りのことは全てやった」

「良いスタートを切ったけど、ターン3で何が起こったのかはわからない。彼(ベッテル)には十分なスペースを残したんだけどね」

「順位を戻せるように頑張ったよ。私は家族とチームにとても感謝している。メルセデスは過去5年間に信じられないような成績を残していて、私はその一部になれたことを誇りに思っているんだ」

シーズン序盤はタイヤのパフォーマンスを上手く引き出せずに苦労していたハミルトンですが、夏休み以降は、他の誰よりもピレリタイヤを使いこなしていました。
シャシー性能的にはフェラーリの方が上だと思いますが、セットアップと信頼性で、メルセデスとハミルトンが勝っていたと思います。

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ベッテル「ハミルトンがより優れていた」

第13戦のイタリアGPでハミルトンにポイントを逆転されてからというもの、ベッテルは常にハミルトンの後塵を拝してきました。
そして結局、ランキング首位奪還はならなかったのです。

「失望しているよ、本当に」さすがのベッテルも落胆の表情を隠しきれません。「ルイスは1年中素晴らしい仕事をしていて、タイトルを獲得するにふさわしい。彼を祝福したい」

「僕は彼を恐れてはいない。彼とレースをするのは好きだし、今年は(勝利して)もっと好きになるはずだった。とはいえ、彼らの方が全体的に良かったと思う」

モナコGPで1-2フィニッシュを達成したときには、今年こそフェラーリの年になると思ったのですが……なかなか上手くいきませんね。
後半戦の失速は信頼性の問題が大きいものの、シンガポールのクラッシュや今回のメキシコでの接触など、レースを上手くまとめきれなかったのも原因のひとつだと思います。
前半戦は「レースで速いフェラーリ」だったのに、後半戦ではその強みが見られませんでしたからね。

Source: Disappointed Vettel says 'Hamilton was the better man’ | en.f1i.com

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クビアトはウィリアムズのドライバー候補?

トロロッソを放出されたダニール・クビアトも、ウィリアムズの来季ドライバー候補に挙げられているようです。
ウィリアムズのCTOであるパディ・ロウが認めました。

「オースティン(アメリカGPの開催地)で言ったように、フリーのドライバーは全て考慮する」とロウはコメント。「クビアトは優秀なドライバーなので、彼は枠内に入れるべきだろう」

フェリペ・マッサが今度こそF1から引退しそうなので、ウィリアムズのシートは今冬のストーブリーグに残された最後の物件として、各ドライバーの注目を浴びています。
ロバート・クビサポール・ディ・レスタパスカル・ウェーレインなど、候補に挙がっているドライバーは多士済々です。

クビアトの強みとしては、つい先日まで現役のF1ドライバーであったことでしょう。
しかし23歳のクビアトに対しては、ウィリアムズのメインスポンサーであるマルティーニ・エ・ロッシ社がいい顔をしないかもしれません。
酒類メーカーである彼らは未成年飲酒のイメージを避けるべく、成熟したドライバーを求めているからです。

Source: Daniil Kvyat joins list of Williams 2018 Formula 1 seat contenders | autosport.com

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