メルセデス・ベンツ新型CLSクラス フルモデルチェンジでさらにクーペらしく【11/30更新】
メルセデス・ベンツが、11月27日のロサンゼルス・オートショーでのワールドプレミアに先駆けて新型CLSの画像が流出しました。
4ドアクーペの先駆け的なモデルだったCLSですが、早くも3代目となります。
今回は新型CLSの最新情報と画像をお届けします。
更新情報
エクステリアとインテリアの画像をさらに追加し、エンジンラインナップの表を追加しました。(2017/11/30)
エクステリアとインテリアの項目に画像を追加しました。(2017/11/29)
インテリアの項目にティザー画像を追加しました。(2017/11/20)
新型CLSの概要
エクステリア
シングルバーグリルは健在
現行型の2代目CLS(C218型)から採用された「シングルバーグリル」は健在です。
シングルバーグリルは、最近のメルセデス・ベンツのスポーティーな車種に共通するデザインです。
AMGにも使われているものの、そちらはパナメリカーナグリルを採用する例が増えてきています。
さらにクーペらしくなったスタイリング
現行型のCLS(C218型)と比較すると、新型のルーフからリア後端へのラインの方が滑らかです。
新型はルーフからリアデッキへとつながるラインがスムーズな曲線を描いており、クーペのようなスタイリングがより強調されています。
また、全体的に低くなっているので、非常にスポーティーな印象です。
インテリア
インテリアはEクラスに準拠したものですが、計器類とインフォテイメントが統合されたウルトラワイドモニターに変更されています。
車内の空調やシートヒーター、シートのマッサージ機能などは、タッチパネルから一元的にコントロールできるようです。
アンビエントライトが追加されており、Eクラスよりも若々しくスタイリッシュなものになっています。
エアベント(エアコン吹出し口)周りのパネルが、カーボン製のものに置き換わっているグレードもあるようです。
名前は結局「CLS」に
2年ほど前、メルセデスは名称規則の統一を進めていました。
車格に応じてA、B、C、E、Sで表現する方式に、全車の車名を改めたのです。
なのでクロスオーバーSUVの「GL」が「GLS」になり、「GLK」が「GLC」に、2シーターロードスターの「SLK」が「SLC」に変わりました。
SLKのKはドイツ語でKompressor(圧縮機、つまりターボ)を表し、GLKのKはKruz(短い)の意味だったのですが、わかりづらいためなのか、全て車格準拠に変わったのです。
しかしCLSの車名は変更されませんでした。
CLSは車格からするとEクラスと同等なので、当初は「CLE」になると言われていたのですが、結局CLSのまま据え置かれたのです。
新しいプラットフォーム
新型CLSは、MRA(Modular Rear Architecture)プラットフォームに移行しました。
これは新型Eクラス(W213型)で使用されているものと同じです。
新型CLSは、現行型よりも全長とホイールベースが伸び、室内空間が広くなっていますが、車重は逆に軽くなっています。
一説には100kg近く軽量化された(現行型は1735kg)と言われており、それが事実ならば、加減速やコーナリング、そして燃費が大きく改善されているはずです。
エンジンラインナップ
グレード名 | 燃料 | 出力(ps) | トルク(Nm) | 0-100km/h(秒) | 燃費(km/L) |
---|---|---|---|---|---|
CLS350d | ディーゼル | 286 | 600 | 5.7 | 15.7 |
CLS400d | 340 | 700 | 5.0 | ||
CLS450 | ガソリン | 367 | 500 | 4.8 | 13.0 |
ガソリン仕様のCLS450には、48ボルトのマイルドハイブリッドが搭載されています。
自動運転などの先進安全技術
半自動運転技術の搭載が確実視されていましたが、ローンチ時には何のアナウンスもありませんでした。
しかしアウディ・新型A8が、SAEインターナショナルが定めるレベル3自動運転を実現したので、新型CLSでも「手放し自動運転」が、いずれ可能になると思います。
4ドア版AMG GTとの関係性
AMG GTの4ドア版が発売されるため、V型8気筒搭載のAMG CLS 63が廃止されるかもしれません。
そのかわりAMG CLS 53が追加されます。
CLS 53は、430psのM256型・直列6気筒ガソリンターボエンジンを搭載するグレードです。
M256には48ボルトのマイルドハイブリッドが装備されているので、燃費の面でも優れています。
AMG CLS 43もラインナップされるという情報もありますが、こちらのスペックは不明です。
ちなみに他モデルのAMG 43シリーズには、367psのV型6気筒エンジンが搭載されています。
シューティングブレークは廃止に
2代目CLSで追加されたシューティングブレークは、新型では廃止される可能性が高いといわれています。
理由は単純で、売れ行きが悪いためです。
ワゴンを購入する顧客は、室内の広さや利便性を求めているわけですから、デザイン重視でルーフ高が低いシューティングブレークの人気が無いのも頷けます。
出典・参考サイト
Here’s Our Best Look Yet at the New Mercedes-Benz CLS | autoguide.com
Mercedes Teases Stylish New CLS For L.A. Auto Show | motor1.com
Mercedes-Benz Teases 2019 CLS Ahead Of LA Show Premiere | carscoops.com
Say Hello to the New 2019 Mercedes-Benz CLS | autoguide.com
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