
BMWがバッテリーEV(BEV)の4ドアクーペ「i4」を開発中です。
「i3」や「i8」に次ぐiシリーズとして、BMWのラインナップに加わります。
このページでは、BMW i4の最新情報と画像をまとめています。
更新情報
プロトタイプの画像を追加し、パワートレインの情報を更新しました。また、初期のスパイショットは削除しました。(2021/01/23)
発売日に関する情報を更新しました。(2020/01/22)
パワートレインに関する情報を更新しました。(2019/11/16)
最新のスパイショットを更新しました。(2019/10/23)
最新のスパイショットと、インテリアの項目を追加し、ページ内の一部記述を修正しました。(2019/08/08)
スパイショットを追加しました。また、ページ内の記述を最新の情報に基づくものに更新しました。(2019/01/27)
BMW i4の概要
エクステリア
iヴィジョン・ダイナミクス・コンセプト
デザインは昨年のフランクフルト・モーターショーで発表された「iヴィジョン・ダイナミクス・コンセプト」がモチーフとなります。
BMW i部門の責任者であるロバート・アリンジャー氏は、「(iヴィジョン・ダイナミクスは)コンセプトカーだが、われわれはコンセプトカーと後の生産車が同じように見えるというBMW iの良い伝統を持っている」と語っています。
そのためi4も、コンセプトカーに近い見た目で登場するはずです。
スパイショット
スパイショット(2019年8月撮影)
走行中のi4を捉えたスパイショットです。
フロントノーズは低く、ボンネットが長く見えるスポーティーなデザインとなっています。
リア周りはグランクーペ的なフォルムです。
最新のスパイショット(2019年10月撮影)
ヘッドライトやテールライトが、最近のBMW車と共通のデザインとなっています。
灯火類に関しては、おそらくこれが市販バージョンでしょう。
個人的には、ミラーの付け根部分がものすごく細くて、ミラー部分が取って付けたような感じなのが気になります。
もしかするとコンセプトモデルのように、サイドミラーはカメラ化されるのかもしれません。
プロトタイプ
デザインは4シリーズグランクーペと基本的に同一です。i4はEVらしい閉鎖されたグリルや、各部の加飾などで4シリーズグランクーペと差別化されるでしょう。
インテリア

12.3インチのデジタル・インストゥルメントと、10.25インチのタッチスクリーンの存在が確認できます。
基本的に3シリーズと同じデザインのようですが、市販バージョンでどうなるかは不明です。
i4はEVですから、ICE(内燃機関)車とは内装のデザインを差別化をしてくると思います。
シャシー
i3やi8はカーボンファイバーシャシーでしたが、i4のアーキテクチャは軽量ながらもコストを抑えた、新しい構造のものとなります。
アルミニウムをメインにカーボンルーフなどを組み合わせたもので、4シリーズの各モデル(ガソリンやディーゼル、プラグインハイブリッド)と共有されるそうです。
ただしバッテリーモジュールの重量だけでも1,200kgあるとのことなので、車重はあくまで「EVとしては軽い」というレベルにとどまるでしょう。
4シリーズグランクーペ比で500kg重いという情報もあります。
パワートレイン
第5世代のeDriveを搭載するi4は、容量80kWhのバッテリーを搭載し、WLTP基準で600kmの航続距離を誇ります。
実電費に近いWLTP基準の数値なので、実際に同程度の距離を走行できるはずです。
また、150kWのDC急速充電器を使用すれば、わずか35分でバッテリー容量の80%までチャージできるそうです。
ちなみに同じ条件で100km分の電力を充電するのに要する時間はたったの6分とのことですから、もはやEVであることのデメリットは限りなく少ないと言えます。
モーターの数は2つで、システムの総出力は530psになるそうです。
次期M3が510PSだと言われているので、i4はM3以上のパワーを有することになります。
0-100km/hは4秒フラット。最高速は不明ですが、コンセプトの段階では200km/hでした。
価格・発売日
2021年もジュネーヴ・モーターショーは開催されないのですが、BMWは当該期間(3月)にi4を発表する可能性が高いです。
価格に関する情報はまだありませんが、BMWはテスラ モデルSをベンチマークにしてi4を開発しているので、モデルSと同様の価格帯に収まることでしょう。
ちなみにモデルSの日本価格は、960〜1705万円となっています。
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