アストンマーティン新型ヴァンテージ AMGパワーと軽量シャシーの新世代スポーツカー!
アストンマーティンが4代目となる新型ヴァンテージを発表しました。
3代目ヴァンテージは、2005年から12年に渡って生産されてきたため、ヴァンテージとしては久々のフルモデルチェンジとなります。
また、メルセデスAMGのエンジンを搭載するアストンとしては、DB11に次いで2車種目です。
今回は新型アストンマーティン・ヴァンテージの概要と画像をお届けします。
新型アストンマーチン・ヴァンテージの概要
エクステリア
ボディサイズ
全長4465mm、全幅1942m(ミラーを含めると2153mm)、全高1273mm、ホイールベースは2704mmとなっています。
かなりのロングホイールベースですね。
インテリア
シャシー
DB11と同様にアルミニウム製のシャシーが採用されていますが、構造部品の70%が新型ヴァンテージのために刷新されています。
軽量なアルミニウムが多用されているためか、新型ヴァンテージの乾燥車重は1530kgしかありません。
サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーン、リアがマルチリンクです。
アダプティブ・ダンパーも装着されており、状況に応じて3つのモード(スポーツ、スポーツ+、トラック)を選択できます。
リアサブフレームの締結剛性を高め、ドライバーが車体の動きをより感じ取れるように工夫されているとのことです。
20インチホイールには、ピレリPゼロが装着されています。
ブレーキディスクはフロント400mm、リア360mmという巨大なものです。
カーボンセラミックブレーキもオプションで用意されています。
エンジン
メルセデスAMGが開発した、M178/177型エンジンが搭載されています。
AMG GTやAMG GT Sに採用されているエンジンです。
4.0リッター・V型8気筒ガソリンツインターボは、最高出力510ps、最大トルク685Nmを発生します。
DB11のときと同様に、アストンマーティンが独自に改良を施して搭載しているはずです。
Vバンクの内側にターボを設置
このエンジンは、2つのターボチャージャーが、Vバンクの内側に設置されています。
このようなレイアウトを「ホット・インサイドV」と呼ぶようです。
このレイアウトだと、ターボがVバンクの内側にあるため、エンジン全体をコンパクトにできます。
それによりエンジン搭載位置の自由度が高まり、前後重量配分の最適化が可能となるのです。
ドライサンプ
M178/177のオイル循環システムには、クランクケースのオイルをスカベンジポンプで直接抽出する「ドライサンプ方式」を採用しています。
ドライサンプだと強い横Gがかかるような場面でも、油圧を安定させることが可能です。
また、エンジン最下部のオイルパンを小型化できるため、エンジンの搭載位置を下げることができるため、重心も下げられます。
ちなみにM178/177は、ホットインサイドVレイアウトとドライサンプを同時に採用した、世界初のスポーツカーエンジンです。
加速・最高速
0-100km/hは3.6秒、最高速は313km/hとなっています。
トランスミッション
ギアボックスはZF製の8速オートマチックトランスミッションですが、将来的にはマニュアルも用意されるようです。
E-Diffと呼ばれる電子制御ディファレンシャルを介して、後輪を駆動します。
価格・発売時期
イギリス本国での価格は120,900ポンドだそうです。
現在のレートである1ポンド=148.9円換算だと、日本円で約1800万円ですね。
予約はすでに開始されています。
デリバリーは2018年の第2四半期(4〜6月)からになるようです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。