アストンマーティン ヴァンテージGTE WEC覇権奪還への切り札
アストン・マーティンが新型ヴァンテージの発表にあわせて、新たな耐久レーサーヴァンテージGTEを公開しました。
新型ヴァンテージをベースにしたヴァンテージGTEは、WEC(世界耐久選手権)のGTEクラスに参戦するためのマシンです。
それでは新型ヴァンテージGTEの概要を、画像とあわせてご覧ください。
新型ヴァンテージGTEの概要
市販車の新型ヴァンテージと並行して開発された新型ヴァンテージGTEは、すでにかなりの距離のテスト走行をこなしています。
アストン・マーティン・レーシング(AMR)は、新型ヴァンテージGTEで30時間もの走行テストを実施しました。
テストはスペインのナバーラ・サーキット、アメリカ・フロリダ州のセブリング・サーキットの2ヶ所で行われ、13,000kmを走破したそうです。
エクステリア・インテリア
エンジン
エンジンは市販車と同じくAMG製の4.0リッター・V型8気筒ツインターボを搭載しています。
正確なパワーは不明ですが、GTEマシンはリストリクター(吸気制限装置)で出力を絞られてしまうので、おそらく市販車(510ps)と同程度だと思います。
このAMGエンジン(M178/177型)は、AMG GT3に搭載されて、世界中のレースシーンで既に大活躍しています。
AMG GT3はニュルブルクリンク24時間レースでも優勝(2016年)しているので、耐久レース用エンジンとしては実績・信頼性ともに十分です。
ヴァンテージGTEのエンジンとしても、その実力を遺憾なく発揮してくれるに違いありません。
来季のドライバーラインナップ
ル・マン24時間レースで勝利したダレン・ターナーとジョニー・アダムが、引き続き2018年もステアリングを握ります。
また、2016年のFIA WEC GTE Proクラスでチャンピオンに輝いたニッキー・トゥヒームとマルコ・ソレンセンの2人も続投のようです。
さらには現在はフォーミュラEで活躍しているアレックス・リンも加わり、ル・マンやWECの制覇を目指して戦うことになります。
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