BMW M8 GTE ル・マンに復帰するBMWのワークスマシン

モータースポーツ,ル・マンなど耐久レース

BMWル・マン24時間レース参戦マシンとなる、M8 GTEが発表されました。
フォードGTフェラーリ488GTEと戦う、BMWのワークスマシンです。

今回はBMW M8 GTEの画像と概要についてお伝えします。


M8 GTEのエクステリア

ボンネット中央のエンジン部分以外はスカスカ。
ノーズ周りは、実質的にはLMPマシンのような作りなのだろう。
補助灯がいかにも耐久マシンらしい。
よく泡立ったホイップクリームみたいな形状のサイドミラー。
フラッグシップらしい伸びやかなフォルム。
フェンダー後端の処理が面白い。下半分が無くて、上半分には穴が開いている。
複雑な形状のリアディフューザー。
アクラポビッチ製のマフラーのようだ。

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M8 GTEのシャシー

カーボンファイバー製のボディワークにより、車重は1220kgに抑えられました。
これはレギュレーション上の最低重量を、30kgも下回っています。

車重が規定最低重量よりも軽いため、レースに際しては余分なバラストを搭載することが可能です。
そのバラストの搭載位置を調整することで、ハンドリングバランスを変更できるため、セットアップの幅が広がります。

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M8 GTEのエンジン

エンジンは4.0リッター・V8ツインターボです。
最高出力は500ps以上で、6速シーケンシャルギアボックスを介し、後輪を駆動します。

ちなみにこのエンジンは、市販車のエンジンブロックとシリンダーヘッドがベースになっているようです。

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M8 GTEの参戦計画

来年のデイトナ24時間レースでデビューします。
その後はFIA WEC(世界耐久選手権)と、北米のIWSC(IMSA・ウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ)にワークス参戦する予定です。

ドライバーラインナップはまだ明らかになっていませんが、テストではマーティン・トムチェクマキシム・マルタンブルーノ・シュペングラーフィリップ・エングニッキー・キャッツバーグなどがドライブを担当していました。
トムチェクは昨年かぎりでDTM(ドイツツーリングカー選手権)から引退し、今季はIMSAでM6 GTLMを走らせているので、おそらくM8 GTEのドライバーに内定していると思います。

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