デイリーF1ニュース(2017年9月12日号)マクラーレンとホンダの決別はシンガポールで
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- マクラーレンとホンダの決別はシンガポールで
- Fインディアが考える適切な予算制限は1.5億ドル
- クビサやアロンソがウィリアムズと交渉中?
それではご覧ください。
マクラーレンとホンダの決別はシンガポールで
マクラーレンとホンダに、決別の時が近づいています。
Reutersによると、両者の別れはシンガポールGPで発表されるそうです。
交渉はこれまで漏れ伝わってきたとおりの展開になっているのだとか。
すなわち、
- マクラーレンは来季からルノーにスイッチ
- ホンダはトロロッソにエンジンを供給
- カルロス・サインツはルノーに移籍
という動きになりそうです。
ただサインツがマレーシアGPからルノーに乗るのか、それとも今季終了後に移籍するのかは不明です。
よってスーパーフォーミュラで走るピエール・ガスリーが、今季中にデビューするかどうかもまだわかりません。
Source: McLaren’s future set to be revealed in Singapore | uk.reuters.com
Fインディアが考える適切な予算制限は1.5億ドル
フォース・インディアのCOOであるオットー・サフナウアー氏は、F1に予算制限を設けるならば、1.5億ドル(約165億円)が適切な額であるとの考えを示しました。
サフナウアー氏は、予算制限をあまりにも低い額に設定してしまうと、多額の予算を費やしているトップチームが大勢の人員を解雇せざるを得なくなるため、現実的ではないと主張しています。
また、すでに半数以上のチームが1.5億ドル以下の予算で運営されているため、予算制限の影響を受けるのはトップチームに限られるそうです。
しかし予算制限でいつも問題となるのは、どのように違反を取り締まるかという執行手段です。
「(予算制限の)違反が発覚し、その罰が十分に厳しければ、取り締まりは機能するだろう」とサフナウアー氏。「F1チームにとって最大の抑止力となるものは、スタッフが移籍する際に、元のチームの内情を移籍先に伝えることだ。このような公益通報者の存在は、おそらく最大の抑止力になる」
予算制限が導入できれば、F1チームの力関係は一気に接近し、トラック上でのバトルも熾烈になるはずです。
それがF1を盛り上げる最良の方法であることは、言うまでもありません。
Source: Force India: $150m the right level for a cost cap | espn.co.uk
クビサやアロンソがウィリアムズと交渉中?
ルノーからF1に復帰するのではないかと見られていたロバート・クビサですが、雲行きが怪しくなってきました。
カルロス・サインツがルノーに移籍する可能性が高くなってきたからです。
ニコ・ヒュルケンベルグについては、文句のつけようのないパフォーマンスを毎戦のように披露していますから、彼のシートは安泰でしょう。
不振のジョリオン・パーマーに替わってサインツが加わるとなると、クビサのシートがありません。
クビサがテストを行う際に結んだ短期契約は更新されておらず、現在はフリーになっているようです。
クビサが来季F1に復帰するとすれば、ウィリアムズくらいしか候補がありません。
フェリペ・マッサはフォーミュラEに興味を持っており、F1は今季かぎりとなる可能性が高いからです。
また、フェルナンド・アロンソも、ウィリアムズと交渉していると噂されています。
マクラーレンは彼のお望みどおりにルノーエンジンを手に入れる予定だというのに、なぜウィリアムズと交渉しているかというと、その理由はマシンパフォーマンスにあるようです。
ウィリアムズは来季からマシンの開発手法を一新する予定ですから、メルセデスエンジンと噛み合えば、優勝も狙えると踏んでいるのかもしれません。
しかしウィリアムズが、アロンソの高額なギャラを支払うことは不可能です。
アロンソがウィリアムズに移籍するなら、大幅なギャラの減額を受け入れなければならないでしょう。
Source: Williams: Alonso or Kubica? | motorsportmagazine.com
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