ホンダ e 「ほぼ」市販バージョンがついにお披露目!

ホンダの新車情報

ホンダ e(アーバンEV)の「ほぼ」市販バージョンが、ついにお披露目されました。
上の画像がそれで、市販バージョンと99%同一だそうです。

このページでは、ホンダ eに関する最新情報と画像を随時更新中です。

更新情報

エクステリアインテリアの画像を差し替え、パワートレインの情報を更新しました。スパイショットは削除しました。(2019/09/04)

シャシーパワートレインの情報を更新しました。(2019/07/03)

車名とホンダの電化戦略と、シャシーの項目を追加しました。(2019/05/09)

eプロトタイプのエクステリア画像を追加し、パワートレインの情報を追記しました。(2019/02/27)

eプロトタイプのインテリア画像を追加しました。(2019/02/14)


ホンダ・アーバンEVコンセプト

エクステリア

マンガから抜け出してきたようなデザイン。
ドアは後ろ側にヒンジがあるコーチドアだ。
チョロQのようなデフォルメ感がある。
一応4人乗りだと言うが、リアシートは実質荷物置き場だろう。
直線的なルーフラインとウエストラインに、丸っこい下回りの組み合わせ。
昔のレースカーのようなオーバーフェンダーが付いているが、それでもかわいらしく見える。
このままのデザインで市販化してもらいたい。
こんな感じでメッセージを表示できるようだ。
バッテリー残量の少ない車を見かけたら応援したくなりそう。
サイドミラーはカメラで代用。
遊びゴコロ満載。ちなみに充電コードはボンネットの中だ。

全長はホンダ・フィットよりも100mm短いとのことなので、アーバンEVコンセプトの全長は3890mmということになります。

青色バックライト付きのホンダエンブレムは、将来のホンダEVシリーズで用いられる、新しいデザイン言語にも含まれるものです。
ヘッドライトの間には、路上に向けた多言語メッセージや、充電の進捗状況を表示する機能があります。

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インテリア

コクピットを取り囲むモニタ。
ダッシュボードが平らなことに注目。ドアスクリーンには後方の景色が映し出される。

新型N-BOXのように、スリムなAピラーが採用されています。
それに加えてワイドなフロントガラスが装着されているため、アーバンEVコンセプトの視界は非常に良好なのだとか。
自動運転の類は無いものの、その分0次安全にはこだわっているようです。

インテリアはラウンジ感を演出すべく、落ち着いたグレーに木製パネルの組み合わせとなっています。
最大の特徴はコクピットをぐるりと取り囲むモニタです。
とくにドアスクリーンは、サイドカメラの映像を表示することで、ミラーの代わりとして用いることができます。

ネットワーク・アシスタント・コンシェルジュ

車両に搭載されたホンダの自動ネットワークアシスタントは、ドライバーの判断から感情を読み取ることで学習を行う、パーソナル・コンシェルジュとして機能します。
過去に学習したことを利用して、新しい提案やリコメンドを行うことが可能です。
iPhoneのSiriみたいなものが搭載されると考えればよいでしょう。

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パワートレイン

モーターやバッテリー容量などは明らかになっていないものの、パワーマネージャー・コンセプトが発表されました。

パワーマネージャー・コンセプトとは?

グリッド、家庭、EVの三者間で、エネルギー移動を管理するための新しい方法です。
これによりEVオーナーが収益機会を得られるかもしれないとホンダは主張しています。

エネルギーを効率的に蓄え、再生可能なエネルギー源から生み出された電力を、三者間で自由にやり取りできるスマートなシステムだそうです。
おそらく駐車中のEVを蓄電用バッテリーとして利用するものでしょう。

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ホンダ eの概要

車名とホンダの電化戦略

ホンダ初の完全な電気自動車の名前は、「ホンダ e」となることが正式発表されました。

ホンダは2025年までに、ヨーロッパ市場で販売するモデルの全て(売上高の100%)を、何らかの形で電化する計画です。
ホンダ eは、その戦略「エレクトリックビジョン」の中核を担うモデルとして登場することになります。
ちなみに新型ジャズ(日本名: フィット)に搭載される、新しいハイブリッドパワートレイン(アドバンスド i-MMD)も、このエレクトリックビジョンに含まれています。

ヨーロッパ市場からの反応も上々で、既に22,000以上の「関心の表明」を受けているそうです。
近年のホンダはヨーロッパ市場で苦戦続きでしたが、ホンダ eが起死回生の一手となるかもしれません。

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エクステリア

ホンダ e プロトタイプのエクステリア

ホンダ eプロトタイプ

アーバンEVコンセプトよりも、市販車然としたデザインになった。

2019年のジュネーブモーターショーで公開される、「eプロトタイプ」のエクステリアです。
アーバンEVコンセプトと比較すると、既存の車にかなり近いデザインになりましたが、丸っこさは健在です。

サイドミラーレスのデザインは、コンセプトから継続採用されています。
ドアノブはポップアップする仕組みだそうです。

ホンダ eのエクステリア

市販バージョンと99%同一というモデルのエクステリア

2019年のジュネーブショーで発表されたプロトタイプとは若干異なっている。

充電ポートはボンネット上にある。

残念ながら、フェンダーの膨らみは大分トーンダウンした。

ホイールはプロトタイプとほぼ同じデザイン。

サイドミラー替わりのカメラ。通常のミラーよりも空力効率が90%も向上したという。

カメラ部分にはウインカーも仕込まれている。

フロントドアハンドルはポップアップするタイプ。ロック解除はスマホで可能。

リアドアハンドルはヒドゥンタイプだ。

リア周りはプロトタイプとほぼ変わらない。

前後対称なヘッドライト/テールライトのデザイン。

テールゲート用のハンドルだろうか。

ボディサイズ

全長3,895mm、全幅1,750mm、全高1,495mmと非常にコンパクトです。

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インテリア

ホンダ e プロトタイプのインテリア

ホンダ・アーバンEVプロトタイプのインテリア(クリックで拡大)

メータークラスターはデジタルインストゥルメントだ。

センターコンソール側のモニタ。充電状態などを表示可能。

EV関連のメニューの他に、ナビやパーソナルアシスタントといった項目が確認できる。

見づらいが、エアコン操作は物理ボタンで行うようだ。

追加で公開された室内画像。

eプロトタイプのインテリア画像が公開されました。
コンセプトと同じく、ダッシュボードの端から端までモニタが横たわっています。

両端にある小さなモニタは、サイドミラー代わりのカメラ映像を映し出すモニタです。
そして中央には、3枚のモニタが連なっています。

ステアリングスイッチを見ると、ボイスコントロールのボタンがあるので、音声認識も可能なのでしょう。
レーンキープアシストのボタンもあるので、おそらくHonda SENSINGが搭載されているはずです。

ホンダ eのインテリア

市販バージョンと99%同一モデルのインテリア

直線的なインテリアがレトロ感を醸し出している。

モニタは12.3インチ×2枚の構成。

ステアリングは至って普通。

カメラのスイッチ!?

パワースイッチは色が変わったりするのだろうか。

引き出し式のドリンクホルダー。収納できるのは1本だけ。

ドアトリムは上質な感じ。

シート表皮はファブリックのようだ。

後席は結構広い。

後席用の電源やUSBソケットなど。

ホンダ eには音声認識可能な人工知能「Honda Personal Assistant」が搭載されています。
また、スマートフォンアプリの「My Honda+」を使い、充電状態、場所、セキュリティなどを監視できる他、近くの充電ステーションを検索したり、搭乗前にキャビンのエアコンを操作することも可能です。

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シャシー

ホンダ eには、専用のEVプラットフォームが用いられます。
ホンダは「設計と技術で大胆な一歩を踏み出す」とコメントしているので、革新的なEVプラットフォームなのかもしれません。

面白いのは、ホンダ eが後輪駆動車であることです。
VW ID.3も後輪駆動車ですが、コンパクトカーに電動パワートレインをパッケージングする上で、何らかのメリットがあるのでしょうか。
何にせよ、ホンダ eは前後重量配分が50:50なので、スポーティーなハンドリングになることは間違いありません。

また、最小回転半径が4.3mと軽自動車並なので、取り回しには苦労しないでしょう。

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パワートレイン

モーターには2つの仕様があり、1つは136ps・315Nm、もう一つは154ps・315Nmです。
0-100km/hは約8秒。
コンパクトで小回りの効く車体と合わせて、街乗りではキビキビと俊敏な走りを見せてくれることでしょう。

水冷式のリチウムイオンバッテリーは容量35.5kWhとやや小さめで、航続距離は最大220kmとなっています。
最新のEV(例えばルノー新型ZOE)と比較するとやや短めですが、WLTP基準の数値なので、通勤や買い物等の日常の使用では問題無さそうです。
30分の充電でバッテリー容量の80%をチャージできます。

ホンダeも日産リーフのe-Pedalと同様に、アクセルペダルのみでスピードを調節し、発進から停止までを制御できます。
ホンダは「シングルペダルコントロール」と呼んでいるようです。

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価格・発売日

2019年9月のフランクフルトモーターショーでデビューします。

価格もまだ判明していませんが、ホンダはiPhoneを例に挙げ「低コスト製品を提供したくない」とコメントしているので、強気な値付けで来るかもしれません。
ヨーロッパではルノーZoeというコンパクトEVが大ベストセラーとなっていますが、果たして対抗馬になれるのでしょうか。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。