デイリーF1ニュース(2017年11月18日)F1のロゴが変わる!?
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- F1のロゴが変わる!?
- グリッドペナルティを無くす方法
- ピレリが新しいウェットタイヤを開発中
それではご覧ください。
F1のロゴが変わる!?
F1の新オーナーであるリバティ・メディアが、現在使われているF1のロゴマークを変更するかもしれません。
商標として出願されたロゴマークは、現在のものとは全く異なるデザインです。
出願されたデザインは3つあり、リバティ・メディアはこれらのうちの1つを正式なロゴマークにするものと思われます。
商標は現在審査中とのことですが、正式に登録され次第、新しいロゴに切り替わることでしょう。
来年からは、あの見慣れたロゴは無いかもしれません。
Source: New F1 logo planned? Trademark application reveals designs | f1fanatic.co.uk
グリッドペナルティを無くす方法
今年はグリッドペナルティが頻繁に発生した年でした。
現在のエンジンレギュレーションに変わって4年目であるにもかかわらず、ホンダやルノーにトラブルが頻発したからです。
ちなみにグリッドの降格数は、ホンダが380、ルノーが310、フェラーリとメルセデスがそれぞれ20となっています。
ホンダがマクラーレンにしか供給していないことを考えると、どれだけ頻繁に壊れていたかわかりますね。
元F1ドライバーのマーク・ウェバーなどは、「ドライビングとは関係無いマシンのトラブルなのに、グリッドを降格させられるのはおかしい」と主張しています。
彼はグリッドペナルティを廃止して、その代わりコンストラクターズポイントにペナルティを課すべきだと考えているようです。
しかしコンストラクターズポイントにペナルティを課す方式だと、チーム側がドライバーズタイトルのみを狙う戦略に切り替えてくるかもしれません。
例えば予選スペシャルのハイブーストでターボを使い捨てにする代わりに、フロントロウを確保し、コンストラクターズポイントのペナルティ覚悟でターボを交換、決勝を有利に展開する……というようなやり方も可能となってしまいます。
F1のモータースポーツディレクターであるロス・ブラウンは、安価なターボとERS(エネルギー回生システム)こそが、グリッドペナルティの数を減少させると考えています。
というのも、グリッドペナルティの3分の2は、ターボやERS関連のトラブルで占められているからです。
これらを(おそらく標準化された)安価なパーツに切り替えれば、コストを制限するために、交換可能なユニット数を制限する必要性自体が無くなります。
もちろん技術力を証明したい自動車メーカーたちは反対するでしょう。
しかしブラウンは、WEC(世界耐久選手権)の例を挙げて反論しました。
ショーやファンを犠牲にするような「技術的なエクササイズのやりすぎ」をしていると、結局自動車メーカーもモータースポーツを継続できなくなるという悪い例が、ポルシェのいなくなるWECだと彼は主張しています。
Source: Analysis: How Liberty plans to end F1’s grid penalty ‘farce’ | motorsport.com
ピレリが新しいウェットタイヤを開発中
ピレリが新しいウェットタイヤを開発しています。
ピレリはFIAが今年中に新ウェットタイヤを許可することを期待しているようです。
「今年は何度かテストを行ったが、現在のものを変更する前にさらなる開発を行う必要がある」と語るのは、ピレリのF1プロジェクトを率いるマリオ・イゾラです。
「私たちはいくつかのアイデアをテストしているが、テスト以上にシミュレーションを行っている」
「ウェットタイヤが現在のものよりも大きな改善を遂げたならば、チャーリー(ホワイティング。F1のレースディレクター)に今シーズン中の導入を検討してもらいたい」
アメリカGPのFP1では、試作したインターミディエイトタイヤをテストしたものの、すぐに路面が乾いてしまったため、満足行くテストにはならなかったようです。
それでも手応えはあったようで、温まりもグリップも良かったのだとか。
ピレリとしてはウェットタイヤの性能不足で批判されたトラウマがありますから、良いものを優先的に投入したいのでしょう。
安全面を考えても、その方が適切だと思いますけどね。
Source: Pirelli developing new wet tyre it’ll need permission to introduce | autosport.com
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