SCG 004S グリッケンハウス氏の新型3人乗りスーパーカーにはR35 GT-RのV6ツインターボを搭載!【5/7更新】

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スクーデリア・キャメロン・グリッケンハウス(SCG)が、新型車004Sを公開しました。
レーシングカーのような見た目をしていますが、公道走行可能な「3人乗りの」スポーツカーです。

今回はSCG 004Sの概要についてお伝えします。

更新情報

エンジンの項目に追記し、レース仕様であるSCG004C / 004CSの項目を追加しました。(2018/05/07)


スクーデリア・キャメロン・グリッケンハウスとは?

著名なエンスージアストであるジェームズ・グリッケンハウスが創設したプロジェクトです。

ワンオフモデルの「P4/5 コンペティツィオーネ」や、「SCG 003S」などのオリジナルマシンで、ニュルブルクリンク24時間レースに幾度も参戦してきました。

ニュルブルクリンクを走るSCG 003S

前作SCG 003Sについての詳細は、以下のリンク先をご覧ください。

SCG 003Sは、ニュルブルクリンクを6分30秒で走れる!? | 車知楽

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SCG 004Sの概要

エクステリア

003Sとは打って変わって、どことなくクラシカルなスタイリングをしています。
昔のスポーツプロトタイプのようなデザインです。
エンツォを改造したピニンファリーナ P4/5でも似たようなデザインを採用していたので、多分グリッケンハウス氏の好みなのでしょう。

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インテリア

インテリアで特徴的なのは、3人乗りだという点です。
かつてのマクラーレンF1と同様に、前席は車体の中央に配置され、左右に分かれた後席に2人が座るスタイルとなっています。

シャシー

CFRP(炭素繊維強化プラスチック)製のシャシーとボディパネルで構成されています。
そのため車重は1179kgと非常に軽量です。

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エンジン

5.0リッター・V8ツインターボは、650ps・720Nmを発生します。
標準装備されるギアボックスは、6速マニュアルトランスミッションですが、オプションでパドルシフトも用意されるようです。

2018年5月7日追記

004Sのエンジンが、上述の5リッターV8ツインターボから、日産 R35 GT-Rに搭載されているVR38DETTに変更となりました。

グリッケンハウス氏によると変更の理由は「軽さ」と「失敗の心配がない」ことにあるそうです。
VR38DETTのパワーと信頼性は、市販車でもレースシーンにおいても十分に証明されていますから、小規模メーカーのスーパーカープロジェクトには打ってつけでしょう。
最高出力は700psになると見られています。

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価格・発売時期

前作SCG 003Sは1億円オーバーだったのですが、004Sは40万ドルからと、かなりリーズナブルになりました。

2018〜19年に出荷される最初の25台は、「ファウンダーズ・エディション」となる予定です。
その後は年間250台の生産を計画しています。

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SCG004C / 004CS

これまでと同様に、SCGはモータースポーツへの参戦も計画中です。
SCGはこの004Sをベースにして、FIA-GT3GT4LM-GTEなどの規格に合わせたマシン「SCG004C」を提供するとしています。
グリッケンハウス氏はル・マン24時間レースへの参戦を計画しており、2019年には003Cで、2020年からは004Cでエントリーする予定だそうです。
将来は日本のスーパーGTで見れるかもしれませんね。

また、そのレーシングカーのロードゴーイング・バージョンとして、「SCG004CS」もリリースするそうです。

004CSは、004Cのレーシングカーライクなエクステリアと、004Sのインテリアを組み合わせたものとなります。
しかしカーボンフロントスプリッターやリアディフューザーなどは、ロードリーガルなものに交換されるそうです。
ホイールはレーシングカーと同じセンターロック式のものが装着されます。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。