デイリーF1ニュース(2017年12月4日) ルイス・ハミルトンさん、やらかす
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- ルイス・ハミルトンさん、やらかす
- ヴァスール「来季のラインナップは完璧」
- ミシュランのF1復帰は望み薄
それではご覧ください。
ルイス・ハミルトンさん、やらかす
2017-18シーズンのフォーミュラEが開幕したため、今年のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンも、そのことについてSNSで触れようと思ったのでしょう。
しかし彼がインスタグラムに投稿したものは、2014年の北京ePRIXで起きた、ニコラ・プロストとニック・ハイドフェルドのクラッシュ映像だったのです。
ハミルトンは2014年の出来事だとまったく気づかず、ニコラ・プロストのドライビングを批判し、ハイドフェルドの体を心配するコメントを書き込んでしまいました。
ハミルトンはこの投稿をすぐに削除したそうですが、SNSの特性上、投稿内容はあっという間にシェアされてしまいますから、とんだ赤っ恥をかいてしまったのです。
普段はSNSを使いこなしている印象のハミルトンですが、弘法も筆の誤りということでしょうか。
Source: Hamilton reacts to Formula E horror crash… three years late! | en.f1i.com
ヴァスール「来季のラインナップは完璧」
ザウバーを率いるフレデリック・ヴァスールは、シャルル・ルクレールとマーカス・エリクソンというドライバーラインナップが、「強くて完璧」だと胸を張っています。
「われわれはアルファロメオ・ザウバーF1のデビューシーズンに、マーカスとチャールズという強力なドライバーデュオを持っている」
「マーカスは経験豊富なF1ドライバーで、過去3年間ともに仕事をしたことから、手順とチームをよく知っている。彼はチームプレイヤーであり、とてもポジティブな姿勢で仕事をしている」
「チャールズはいくつかのレースシリーズで才能を証明しており、最近ではF2世界選手権でチャンピオンになった」
「このドライバーペアで、2018年シーズンに臨むことを楽しみにしている。彼らが互いにうまく補完し合うと確信しているよ」
確かにルクレールは才能あふれるドライバーですが、来季はルーキーシーズンです。
F1に慣れるのが精一杯でしょう。
なのでエリクソンがチームを引っ張っていかなければならないのですが、今年の彼のパフォーマンスは、お世辞にも良かったとはいえません。
エリクソンが調子を崩していた原因として、彼の体重を挙げる声もあるようです。
身長180cmの彼は、レーシングドライバーとしては比較的高身長ですから、他のドライバーよりも体重が重く、そのせいで使えるバラストの量が少なかったのではないか? と言われています。
後半戦になって調子を上げてきたのは、エリクソンがダイエットしたためではないかと。
来季からは頭部保護デバイスのHaloの装着が義務付けられるので、最低重量を大幅に下回る車はおそらく作れません。
となると体重の重いドライバーは今年以上に不利になるため、エリクソンが活躍するのは難しそうです。
強くて完璧なラインナップといえるかは疑問ですね。
Source: Vasseur hails 'strong and complimentary’ 2018 driver line-up | en.f1i.com
ミシュランのF1復帰は望み薄
ミシュランのパスカル・クアスノンは、F1タイヤは市販タイヤに技術移転できる要素が少ないため、F1にタイヤを供給するのは難しいと語っています。
ミシュランは2001〜2006年の間、F1チームにタイヤを供給していました。
2017年にはワンメイクタイヤ供給の入札に参加したものの、ピレリに敗れています。
ミシュランはモータースポーツに参戦する意義を、耐久性の高いタイヤや高性能タイヤを開発することに見出していたのですが、現在のF1タイヤはエンターテイメント性を演出すべく、タイヤライフは短くなる一方です。
また、13インチのタイヤからは市販タイヤにフィードバックできるものが少なく、そのこともF1に参戦する意義を失わせていると、クアスノンは語っています。
「われわれは車にとってのチャレンジも意味もないシリーズで、レースしたいとは思わないのです」とクアスノン。「チャレンジがそこにあるなら、自分たち自身への挑戦でもOKですがね」
「F1が大好きですが、タイヤの純粋な技術面においては、今日もっとも有効なシリーズとはいえません」
昔のミシュランはワンメイクレースを嫌っていたのですが、最近はワンメイクレースばかりなので、何らかの技術的課題があるレースに参戦する方針に変わったみたいですね。
ミシュランは今週、フォーミュラEとの契約を2021年まで延長しました。
フォーミュラEではドライ/ウェット兼用のタイヤが使われていますし、タイヤも18インチなので、ミシュランからすると「完璧な例」なのだそうです。
Source: Lack of road relevance putting Michelin off F1 return | crash.net
前日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年12月3日)アルファロメオ・ザウバー体制発表
翌日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年12月5日)リカルド「アブダビは視聴者にとって退屈」
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