デイリーF1ニュース(2018年4月3日) リバティ・メディア、予選レースの導入を画策か
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- リバティ・メディア、予選レースの導入を画策か
- サインツ「ローン移籍というのは奇妙な感じ」
- ビリー・モンガー、英国F3で3位表彰台を獲得!
それではご覧ください。
リバティ・メディア、予選レースの導入を画策か
F1のオーナーであるリバティ・メディアは、土曜日の予選フォーマットを刷新し、予選レースの導入すを検討しているようです。
ドイツのAuto Motor und Sportによると、土曜日に100km程度のレースを行い、その結果に基づいて決勝のグリッドを決定するのだとか。
金曜日の練習走行も、2回のプラクティス・セッションの両方を午後に行うフォーマットに変更されるようです。
100kmの予選レースでは燃料とタイヤの制限が無く、ファンは全開で走るF1マシンを楽しめるとされています。
予選レースで走行距離が増えるため、土曜日のプラクティス(現在のFP3)は廃止されるようです。
予選レースはブランパンGTシリーズなどではおなじみのシステムですが、正直言って決勝レースとあまり代わり映えしないんですよね。
むしろ予選レースだけは、ドライバーズ・ランキングのリバースグリッドでやってもらいたいのですが、このアイデアは「人工的すぎる」との批判を受けて却下されたそうです。
ルイス・ハミルトンが土日2つのレースで連勝するのを見るだけになると思うのですが……。
Source: Liberty eyeing Saturday qualifying race | pitpass.com
サインツ「ローン移籍というのは奇妙な感じ」
レッドブルからルノーへとレンタルされているカルロス・サインツは、自身の境遇を奇妙なものだと感じているようです。
「これはちょっと変わった状況だ」とサインツ。「今の僕は、特別なケースだと思う。それが納得できない理由だ」
「トロロッソでやっていたことを、またやり直さなければならない。トロロッソのときと同じように、自分自身のために、トラックに出るたびに良いレースをするんだ」
「今年はルノーにいるだろうと、トロロッソにいた時に誰かが言っただろうか? 誰もいない。とても特殊なシチュエーションだよ」
ダニエル・リカルドがレッドブルとの契約を更新しなかった場合には、サインツがレッドブルに戻ることになるかもしれません。
移籍したばかりであっても、チームメイト対決で負ければ、サインツ自身の評価が下がるわけですから、レッドブルの都合でチームを行ったり来たりさせられるのは、ちょっと可哀想ですよね。
ましてやルノーでのチームメイトは、あのニコ・ヒュルケンベルグなわけですし。
Source : Sainz says being on football-style loan feels “strange" | motorsport.com
ビリー・モンガー、英国F3で3位表彰台を獲得!
F4レース中の事故で両足を失ったビリー・モンガーが、英国F3選手権の開幕戦(オウルトンパーク)にエントリーし、レース1を見事3位でフィニッシュしました。
モンガーの乗るF3マシンは、スロットルがステアリングの左側に移設され、手で操作できるようになっています。
シフトチェンジはステアリング右側にある2つのバドル(上側がアップシフト、下側がダウンシフト)で操作する仕組みです。
ブレーキは右足で行っているようですが、より良いコントロールを得るため、義足は短いものを使用しているのだとか。
安全のため、7秒以内にマシンから脱出可能でなければならないという取り決めがありますが、モンガーは問題なくクリアできたそうです。
事故後、モンガーの元には80万ポンドもの寄付が集まりましたが、それらはリハビリ費用に費やされており、F3を継続するためには追加でスポンサーが必要だといいます。
今回の活躍で、新規のスポンサーが見つかるといいですね。
Source: Billy Monger exclusive: “I just want to be a racing driver again” | racefans.net
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