デイリーF1ニュース(2018年12月6日)ハートレー「早い時期からシート喪失の噂があったので驚いた」

F1,デイリーF1ニュース,モータースポーツ

最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えする「デイリーF1ニュース」。
今日のニュースは以下の3本です。

  • ハートレー「早い時期からシート喪失の噂があったので驚いた」
  • 2019年のF1カレンダーが正式決定
  • ACOとFIA、ル・マンのハイパーカー規定を発表

それではご覧ください。


ハートレー「早い時期からシート喪失の噂があったので驚いた」

2度のル・マン王者であるブレンドン・ハートレーですが、F1特有の政治に馴れることが難しかったようです。

「政治は楽しくなかった」とハートレー。「メディアからの余計な注目に馴れるのに、少し時間がかかった」

「私はポルシェやLMP2への関わりによって、F1に行く準備は間違いなくできていた。私は問題が顕微鏡の下でより多く起こると予想していたが、圧力はそれよりも確実に強かったと思う」

「しかしシーズンを過ごすうちに、私はそれに慣れていった」

「シーズンの非常に早い段階から(シート喪失の)噂があった。長期契約にサインしたと思っていたので、私にとっては大きな驚きだった」

「ル・マンや世界選手権で勝利したわずか2~3レース後に噂が流れ、私の未来を尋ねる質問が多かった」

来年のことはまだ決まっていないというハートレーですが、ポルシェとの関係はまだあるとのことですから、もしかするとフォーミュラE(ポルシェの参戦は2019年末から)に転向するかもしれませんね。

Source: Hartley surprised his seat was under threat early in season – racefans.net

目次に戻る

2019年のF1カレンダーが正式決定

F1が2019年の日程を正式決定しました。
来季も全21戦で争われますが、チームから不評だった3週連続開催は無くなります。

Rd. 開催地 開催日
1 オーストラリア 3月17日
2 バーレーン 3月31日
3 中国 4月14日
4 アゼルバイジャン 4月28日
5 スペイン 5月12日
6 モナコ 5月26日
7 カナダ 6月9日
8 フランス 6月23日
9 オーストリア 6月30日
10 イギリス 7月14日
11 ドイツ 7月28日
12 ハンガリー 8月4日
13 ベルギー 9月1日
14 イタリア 9月8日
15 シンガポール 9月22日
16 ロシア 9月29日
17 日本 10月13日
18 メキシコ 10月27日
19 アメリカ 11月3日
20 ブラジル 11月17日
21 アブダビ 12月1日

Source: FIA confirms final 2019 Formula 1 calendar – f1i.com

目次に戻る

ACOとFIA、ル・マンのハイパーカー規定を発表?

ACO(フランス西部自動車クラブ)とFIAが、2020-2021シーズンから導入されるハイパーカー規定の詳細を発表しました。

ハイパーカーは、現在のLMP1に取って代わるものです。
市販のハイパーカー的なルックスを採用し、プロモーションの場としての価値を高めると共に、市販車のパワートレインを採用することで、コスト削減を図る狙いがあります。

興味深いのは、サクセスバラストが導入されることです。
選手権ポイント1点あたり、0.5kgのオモリを積むルールで、最大50kgまで加算されます。
ハイパーカー規定の車両最低重量は1,040kgなので、最大で1,090kgまで重くなる可能性があるわけです。

パワートレインはハイブリッドですが、回生手段はMGU-Kのみです。
最高出力は720kWで、内訳は内燃機関(ICE)から520kW、フロントアクスルへの搭載が義務付けられるMGU-Kから200kWとなっています。

空力も厳しく制限されるため、ハイパーカーは現行のLMP1と比較して、サルト・サーキットのタイムが7秒ほど遅くなる見込みです。
ただし可動空力パーツは、制限付きで認められます。

車両はコスト削減のため5シーズンに渡って使用されますが、年1回エボリューションキットを導入できます。
これらの変更により、2台エントリーチームの年間予算を2,000万ユーロに抑えられるそうです。

ただしパワートレインに25基の生産義務があることや、ベースとなる市販車両を100台製造しなければならないなど、自動車メーカーにとっては結構高いハードルがあるので、ハイパーカー規定が成功するかどうかはわかりません。

Source: New 2020 WEC LMP1 hypercar regulations revealed including success ballast – racefans.net

目次に戻る

最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。