デイリーF1ニュース(2018年6月7日)メルセデスがPUのアップグレードを延期
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- メルセデスがPUのアップグレードを延期
- ハートレーの後任はランド・ノリス?
- ホンダ、カナダで新PU投入すると表明
それではご覧ください。
メルセデスがPUのアップグレードを延期
メルセデスはカナダGPに、パワーユニット(PU)のアップグレードを投入しないようです。
メルセデスのスポークスマンが事情を説明しました。
「今週末にPU2を投入することを希望していたが、品質問題により、(予定から)1レース分遅れている」
「したがって全てのメルセデス勢は、今週末はPU1を走らせて、フランスGPで新しいPUを受け取ることになるだろう」
カナダではメルセデス以外の3メーカーがPUをアップグレードするので、メルセデス勢はやきもきしているかもしれません。
ルイス・ハミルトンはジル・ビルヌーブ・サーキットを非常に得意としている(過去6勝)ドライバーですが、はたしてPUのアップグレード無しでも勝てるのでしょうか。
Source: Mercedes delays engine upgrade | pitpass.com
ハートレーの後任はランド・ノリス?
トロロッソ内での地位が危うくなっているブレンドン・ハートレーですが、彼に取って代わるドライバーが見当たらないのも事実です。
才能のある若手ドライバーは下位カテゴリーにたくさんいるものの、スーパーライセンスが無かったり、あるいは他の自動車メーカーの育成ドライバーだったりするので、すぐに契約できない事情があります。
そこでトロロッソは、マクラーレンの育成ドライバーであるランド・ノリスに白羽の矢を立てました。
ノリスは今季からFIA F2を走っているドライバーですが、2017年にはFIA ヨーロッパF3、2016年にはフォーミュラ・ルノー2.0でそれぞれチャンピオンになっているため、スーパーライセンスの発給条件(過去3年間でスーパーライセンスポイントを合計40点以上獲得)を既に満たしています。
マクラーレン側はこのオファーを拒否したそうです。
フェルナンド・アロンソが来年も居てくれるとは限らないので、ノリスを手元に残しておきたいのでしょう。
しかし今年10月までにマクラーレンがノリスのレースシートを確約できなければ、ノリスがマクラーレンからフリーになるという情報もあります。
今後のノリスの動向に注目です。
Source : Norris 'flattered’ by Toro Rosso interest | f1i.com
ホンダ、カナダで新PU投入すると表明
かねてからの噂が現実となりました。
ホンダがカナダGPに新しいパワーユニット(PU)を投入すること公表したのです。
新PUは30馬力ものパワーアップを果たすという情報もあります。
改良点は主にICE(Internal Combustion Engineの略。内燃機関のこと)だそうです。
ホンダはこれまでもデプロイメント(回生したエネルギーを使うこと。もしくはその性能)には定評があったので、弱点をカバーするアップデートといえるでしょう。
ジル・ビルヌーブ・サーキットは全開率が60%を超えるという、エンジン頼みのサーキットです。
ルノーもPUのアップデートを持ち込むので、相対的に見て競争力が上がるかどうかはわかりませんが、少しでもパワー差を縮めてもらいたいですね。
Source: カナダGP ジル・ヴィルヌーヴ・サーキット プレビュー | ja.hondaracingf1.com
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