デイリーF1ニュース(2018年6月5日)リカルド、カナダでグリッドペナルティか
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- リカルド、カナダでグリッドペナルティか
- カナダGPのDRSゾーンは3つに
- ポルシェが956のニュル最速タイムに挑む
それではご覧ください。
リカルド、カナダでグリッドペナルティか
モナコではMGU-Kのトラブルを抱えながらも粘り勝ちを収めたダニエル・リカルドでしたが、カナダでそのツケを払うことになりそうです。
「彼は絶対にモントリオールでペナルティを受けることになる」と語るのは、レッドブルの最高技術責任者(CTO)であるエイドリアン・ニューウェイです。
「モナコでバッテリーにダメージがあったかどうかも1つの要素だ。ルノーからそれを知らされるまでは、我々がどんな事態に直面するかはわからない」
「ただし、MGU-Kは間違いなくペナルティだ」
いくつかのメディアは、ルノーがリカルド車のMGU-Kを「修復可能だと判断した」と報じていますが、ニューウェイはそれを一笑に付しました。
「火がつき、燃え尽きて、焦げた残骸となったのだから、私はむしろそれ(報道)を疑うし、驚いている」
リカルドは全てのPUエレメントを既に交換しているため、カナダで3基目のMGU-Kを投入すると10グリッド降格、バッテリーなども交換すれば、さらに5グリッド降格となります。
必死にマシンをゴールへと導いた報いがこれでは、あまりにも酷すぎますよね。
ちなみにルノーはカナダにPUのアップグレードを持ち込む予定ですが、ニューウェイによると「1%のパワーアップ」「0.1秒のタイムアップ」が期待できる程度の、小規模なものになりそうです。
Source: Motor racing – Ricciardo will have a grid penalty in Canada, says Newey | uk.reuters.com
カナダGPのDRSゾーンは3つに
開幕戦のオーストラリアGPでは、DRSゾーンが3つに増やされました。
残念ながらその試みは失敗に終わり、公式には5回しかオーバーテイクが記録されませんでしたが、カナダでも同様のチャレンジがなされるようです。
これまでジル・ビルヌーブ・サーキットには、「ターン12からターン13までの直線区間(いわゆるカジノストレート)」と「ターン14からターン1までの直線区間(ホームストレート)」の2箇所に、DRSゾーンが設けられてきました。
今回は「ターン7からターン8までの直線区間」にも、DRSゾーンを設置します。
ただ、ジル・ビルヌーブ・サーキットはオーバーテイクが難しいコースというわけではないので、DRSゾーンを増やす必要があるかは疑問です。
ヘアピンでのブレーキング競争は増えるでしょうけど。
Source : Three DRS zones for Canada | pitpass.com
ポルシェが956のニュル最速タイムに挑む
1983年、ポルシェ・956を駆るステファン・ベロフは、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェにおいて、前人未到の6分11秒13というタイムを記録しました。
その記録は35年たった今でも破られていません。
昨年限りでWEC(世界耐久選手権)から撤退したポルシェは、耐久レース用の919ハイブリッドを、タイムアタック専用マシン「919ハイブリッドEvo」に改造し、ワールド・ツアーを行っています。
スパ・フランコルシャンでは既にコースレコードを樹立しました。
そのポルシェが次に狙いを定めたのが、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェです。
かつてのポルシェ・ワークスが記録したレコードタイムを更新すべく、「グリーン・ヘル」に挑んでいます。
919ハイブリッドEvoのパフォーマンスであれば、ニュルで6分を切るタイムも可能でしょう。
どんなタイムが出るのか今から楽しみです。
Source: Videos reveal Porsche 919 Hybrid Evo tackling Nurburgring Nordschleife at speed | racefans.net
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