デイリーF1ニュース(2018年6月3日)ハートレー「バーレーンのせいで期待しすぎた」
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- ハートレー「バーレーンのせいで期待しすぎた」
- マクラーレンとアロンソの交渉は夏休み以降
- ロバート・クビサはトロロッソの候補か
それではご覧ください。
ハートレー「バーレーンのせいで期待しすぎた」
モナコではピエール・ガスリーが7位入賞を果たしたものの、トロロッソはそれまで不振続きでした。
バーレーンGPで見せたような快走を再現できなかったからです。
「バーレーンでは期待を完全に上回ったというのが正しいと思う」と語るのは、ガスリーのチームメイトであるブレンドン・ハートレーです。
「シーズン開始前には『見ていてくれ、最初の数レースは非常に厳しいものになるだろう』と説明されていた」
「そこから私たちはバーレーンに行き、予想以上に驚かされた。そしてみんなもまた、それが再び起こることを期待していただろう」
しかしそれが再現されることはありませんでした。
その理由についてハートレーは以下のように説明しています。
「私たちのマシンはタイヤに対して非常に優しく、バーレーンでは完璧なウィンドウを得たのだと思う。他の人はそうではなかったのだろう」
モナコでもほとんどのチームはタイヤのライフに苦しんでいましたが、ガスリーはハイパーソフトでのロングランを敢行し、成功を収めました。
ハートレーの分析は正しいと思われます。
「誰もがモチベーションを持って懸命に働いているが、私はいくつかの点でバーレーンの結果は、おそらく持つべきではない期待を持たせてしまったと思う」
確かにバーレーンは出来すぎでしたが、それ以降のタイムを見ても、入賞圏内との差はわずかです。
Source: Bahrain created unrealistic expectations for Toro Rosso | motorsport.com
マクラーレンとアロンソの交渉は夏休み以降
今季限りでのF1引退も囁かれているフェルナンド・アロンソと、現所属チームであるマクラーレンとの交渉は、夏休み以降まで開かれないようです。
マクラーレン・レーシングのCEOであるザック・ブラウンが明かしました。
「私たちの状況はみんなと同じだ」とブラウン。「今シーズンは少し早いがね」
「もちろん我々は、我々のドライバー全てと話している。おそらくドライバーも互いにピットレーンを行き来してある程度は話しているだろう」
「フェルナンドに関しては、いつも夏になると実際の会話が始まる。なので昨年と同じように、夏まで待つことにした。フェルナンドはここで何をしたいのかすぐに教えてくれるだろう」
アロンソがF1を続けるとしても、マクラーレンには残らないでしょうね。
Source : No talks on Alonso’s future until summer break – Brown | f1i.com
ロバート・クビサはトロロッソの候補か
ブレンドン・ハートレーの周辺が騒がしくなっています。
レッドブルのヘルムート・マルコが「ブレンドン周辺の状況は良くない。我々はこれを無事にくぐり抜けて、将来できることを見ていく」とコメントしたからです。
ハートレーはミスが多く、チームメイトのピエール・ガスリーに、予選でも決勝でも大差を付けられています。
モナコGP終了時点のドライバーズポイントでも、ガスリーの18点に対し、ハートレーはわずか1点です。
昨年トロロッソは、ダニール・クビアトを突如として解任しました。
ハートレーはその後釜となったわけですが、クビアトと同じ目に遭ってもおかしくはありません。
ハートレーの後任候補としては、パスカル・ウェーレインやアントニオ・ジョビナッツィの名前が取り沙汰されていましたが、前者はメルセデスの、後者はフェラーリの契約ドライバーであるため、トロロッソに招聘するには、様々な政治的要因が絡んできます。
そこで有力視され始めたのが、ロバート・クビサです。
クビサはウィリアムズのテストドライバーを務めていますが、現在のウィリアムズは低迷しており、レギュラーの座を獲得したところで活躍はできません。
また、ウィリアムズはプライベートチームなので、ホンダワークスのトロロッソとしても起用しやすいでしょう。
スーパーライセンスの問題もありませんし、体力的な問題さえなければ、トロロッソのドライバー候補として最適かもしれません。
Source: Kubica latest addition to list of Hartley replacements | f1i.com
最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。