デイリーF1ニュース(2018年6月10日)マクラーレン「またホンダと一緒にレースしたい」
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- カナダGP 予選結果
- マクラーレン「またホンダと一緒にレースしたい」
- メルセデス「大したアップグレードじゃない」
それではご覧ください。
カナダGP 予選結果
2018年のカナダGP予選は、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがコースレコードを大幅に更新して、見事ポールポジションを獲得しました。
2番手にはメルセデスのバルテリ・ボッタス、3番手にはレッドブルのマックス・フェルスタッペンが入っています。
ランキング首位をベッテルと争うルイス・ハミルトンは4番手と、やや期待はずれな結果に。
決勝での巻き返しはあるのでしょうか。
パワーユニット(PU)をアップグレードしたトロロッソ・ホンダは、ブレンドン・ハートレーが12番手に食い込みました。
順位だけ見るとこれまでと変わりないように見えますが、パワーサーキットのカナダでこの位置ならば上出来でしょう。
ポイント獲得のチャンスは十分にあると思います。
一方、ピエール・ガスリーの新PUにはトラブルが発生してしまい、予選は旧型PUでの走行を強いられたため、16番手に沈んでいます。
トロロッソはタイヤの保ちが良さそうなので、決勝での挽回に期待したいところです。
マクラーレン「またホンダと一緒にレースしたい」
マクラーレンはどうやら本気でインディカーにフル参戦しようと企んでいるようです。
「われわれはかなりの期間、デュー・デリジェンスを行ってきた」と語るのは、マクラーレン・レーシングのCEOであるザック・ブラウンです。
「マクラーレンが偉大な歴史を誇る他のモータースポーツに参入するなら、まずはF1での活動において妥協しないようにする必要がある」
「われわれはそれを考慮する。そして商業的に実行可能である必要がある。われわれのデュー・デリジェンスはまだ終わっていないが、良さそうに見えるので、今月中に2019年に向けての決断を下す」
「(インディカーには)2つのエンジンメーカーがあり、どちらも優れた仕事をしている」
「そしてわれわれは再びホンダと一緒にレースしたい。彼らは素晴らしいエンジンを作り、インディカーで多くの勝利を勝ち取った」
「だからわれわれの向いている方向が同じならば、再びホンダと共にレースすることを躊躇しないだろう」
マクラーレンはアンドレッティ・オートスポーツと組む可能性が高いと言われています。
となるとインディカーではホンダエンジンを積むことになるので、今から地ならしをしているのでしょう。
Source : McLaren would “love to race with Honda again” – in IndyCar | racefans.net
メルセデスがポールを逃した理由
カナダGPのポール・ポールポジションを、バルテリ・ボッタスはわずか0.1秒差で逃しました。
メルセデスを率いるトト・ヴォルフは、パワーユニットのアップグレードを見送ったことが敗因だと考えています。
「最後のダイノ(エンジンをテストする設備)走行で十分な信頼性が得られなかったため、最終的に新エンジンを持ち込まないことにした」とヴォルフ。
「そしてDNF(Did Not Finish)は、0.1秒のパフォーマンスよりもずっと大きな苦痛と傷をチャンピオンシップにもたらす」
アップグレードがあったなら「間違いなく今日(の結果)は違っていたはずだ」とヴォルフは語っています。
「ルイス(ハミルトン)が最前列に進出し、ポールを取るのに(アップグレードが)十分だったかはわからない。
しかしそれ(アップグレードの見送り)は、全体的な結果を変えてしまったことの1つだ」
「ほんの少しのアップグレードですら逃すことはできない。小さなミスでも罰を受ける。競合チームにも同じことが言える。これは週末において勝利と敗北という違いをもたらすだろう」
今のF1は上位グループに3チーム、中団グループの5~6チーム、そして最下位にウィリアムズという情勢になっていますが、それぞれのグループ内での戦いは本当に熾烈で、0.1秒の差で予選順位が3~4つ変わることも珍しくありません。
なので小さな成長の積み重ねが重要になります。
Source: Mercedes’ engine upgrade “would definitely have made a difference” – Wolff | racefans.net
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