デイリーF1ニュース(2018年4月4日) ウィリアムズ「ルノーの転換は驚異的」
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- ウィリアムズ「ルノーの転換は驚異的」
- メルセデス、3つのエンジンモードについて説明
- モナコ、コースレイアウトの変更を検討か
それではご覧ください。
ウィリアムズ「ルノーの転換は驚異的」
ボロボロだったロータスを買収してから今年で3年目となるルノーは、ビッグ3に次ぐ位置につけるほどの大きな成長を見せています。
クレア・ウィリアムズも、その躍進を賞賛するほどです。
「ルノーはかなり印象的でした」とウィリアムズ。「トップ3にかかとを突っ込思うと、たぶん戦っているのでしょう」
「これは驚異的な転換です。このスポーツでチームを立て直すには、莫大な労力と努力を必要とします。彼らは本当に良い仕事をしたようですね」
2014年にはメルセデスエンジンを得たことで立ち直ったウィリアムズでしたが、今年はスタートダッシュに失敗してしまいました。
メインスポンサーのマルティーニ・エ・ロッシを失うことがすでに決まっているので、早めの空力アップデートでチームを立て直し、新たなスポンサーを見つけなければ、来季はさらに苦しい状況に追い込まれてしまうはずです。
Source: Williams impressed by Renault’s 'phenomenal turnaround’ | en.f1i.com
メルセデス、3つのエンジンモードについて説明
予選用に高出力な「パーティーモード」が設定されているといわれる、ワークス用のメルセデスエンジン。
実際にはワークスもカスタマーも同一のものを使用しており、エンジンモードは基本的に「フリープラクティス用」「予選用」そして「レース用」の3つなのだそうです。
これらのモードは、パフォーマンスと信頼性のバランスを取るために存在しています。
例えばフリープラクティスでは、限界までプッシュする必要はありません。
逆に予選では最大限のパフォーマンスを発揮しなければならないので、フルデプロイメントが可能な設定になっていますが、信頼性とエンジンのマイレッジを確保するために、週末を通じて数回の使用に制限されています。
要は電気エネルギーとエンジンの負担配分についての取り決めを、状況に応じて変更しているだけなのですが、ワークスメルセデスの場合はシャシーのセットアップと相まって、電気とエンジンを最大限に使用したときのタイムの伸び率が高いために、「パーティーモードがある」と勘違いされているみたいですね。
各エンジンモードの走行距離はフェーズ文書と呼ばれるもので管理されているので、ワークスもカスタマーも同じモードを使っているのは間違いありません。
ウィリアムズのパディ・ロウも、パーティーモードの存在を否定していますし、メルセデスとその他チームの格差はまだまだ大きいということなのでしょう。
Source : Mercedes explains engine modes | pitpass.com
モナコ、コースレイアウトの変更を検討か
モナコ大公のアルベール2世が、モンテカルロ市街地コースのレイアウト変更について、その可能性を認めました。
少なくとも1992年の段階で、つまりアイルトン・セナとナイジェル・マンセルが激闘を繰り広げたあの時点で、モンテカルロ市街地コースは既に「絶対に抜けない」コースとして知られていました。
あれから四半世紀、コースレイアウトの変更は、その定説を覆すかもしれません。
「私たちは常に、トラックを延長する様々な可能性を検討しています」とアルベール2世はforbesのインタビューに答えています。「確かなのは、新しい土地拡張(埋め立て)を行っているということです」
「私は必ずそれ(コースレイアウトの変更)が起こると言っているわけではありません。しかしある時点で、どのようにしてコースレイアウトを変更できるかだけでなく、コースを少し変えることで、どうすればよりエキサイティングにできるか? について、私たちは意見をまとめることになるでしょう」
でも、モナコは抜けないコースのままでも良いような気がします。
むしろピット戦略が勝敗に直結するようなサーキットとして、独自の地位を築いてもらいたいですね。
Source: Prince Albert hints at potential layout changes at Monaco | en.f1i.com
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