中国・吉利自動車(Geely)のPHEVセダン「博瑞(Bo Rui)GE」のクォリティは日本車並!?
中国の吉利自動車(Geely)が、フラッグシップセダンの博瑞(Bo Rui)に、プラグインハイブリッド(PHEV)やマイルドハイブリッド(MHEV)仕様を含む「GE」グレードを追加しました。
子会社のボルボが開発したパワートレインと、見事なインテリアデザインが特徴です。
今回はGeely Bo Rui GEの概要についてお伝えします。
吉利自動車 博瑞GEの概要
独創的なエクステリア
外観でまず目を引くのは、Geelyブランド独自の「エキスパンディング・コスモス・グリル」です。
広がっていく宇宙をイメージしたもので、会社が発展していく様子を現しているのだとか。
ヘッドライトとテールライトは、よく見るとLEDの束で構成されています。
これは新体操のリボンの動きをイメージしたものなのだそうです。
ファストバックスタイルのリア周りは、スポーティーで好感が持てます。
博瑞をデザインしたのは、ボルボから移ってきたPeter Horbury氏ということなので、洗練されているのは当然なのかもしれません。
それでも中国的な感じがするのは、Geelyブランドとして差別化する狙いがあるためでしょう。
インテリアデザインは日本車以上!?
ノーズが短いキャブフォワードデザインなので、室内はとても広々としています。
インテリアに目を向けると、ダッシュボード全体が液晶モニタになっているかのように見える「フルビジョン・ダッシュボード」に圧倒されます。
実際は中央部分のみが液晶なのですが、スッキリとしていて良いですよね。
ホンダ・ヴェゼルのようなハイデッキ・コンソールが採用されているので、ATセレクターの下側は収納スペースになっています。
各部の質感も非常に高そうです。
一昔前は中国製品=安かろう悪かろうだったのですが、その面影はもはやありません。
燃費に優れる2つのパワートレイン
プラグインハイブリッド
博瑞はDセグメントに属する大型セダンですが、PHEV仕様の燃費は62.5km/Lと良好です。
1.5リッター・直列3気筒ガソリンターボにモーターを組み合わせたPHEV仕様のパワートレインは、ボルボでは「T5ツインエンジン」と呼ばれています。
博瑞のパワーとトルクは不明ですが、ボルボのT5ツインエンジンは250ps・400Nmというスペックです。
トランスミッションはボルボ製の7速デュアル・クラッチ・トランスミッションとなります。
48Vマイルドハイブリッド
MHEVの燃費も、17.2km/Lと良好な数値です。
バッテリー・スターター・ジェネレーター(BSG)というシステムを搭載しており、1.5リッター直3ターボの燃費を15%向上させています。
価格・発売時期
価格はまだ発表されていません。
中国では5月28日に発売されるようです。
その後世界の市場に輸出されるようですが、日本にはおそらく入ってこないでしょう。
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