新型ジャガーFタイプにはBMW製エンジンが搭載される!?
ジャガーのスポーツカーである「Fタイプ」が、2020年までにフルモデルチェンジされるそうです。
あまり古臭いイメージの無いFタイプですが、登場は2013年5月なので、既に5年が経過しています。
フルモデルチェンジにはちょうどいい時期です。
その新型Fタイプには、なんとBMWのエンジンが搭載されます。
新しいFタイプは、一体どのような車になるのでしょうか?
今回は新型Fタイプに関する最新情報をお伝えします。
ジャガー・Fタイプ(2代目)の最新情報
エクステリア
ジャガーのデザイナーであるイアン・カラム氏は、以前からミッドシップのFタイプを望んでいました。
Fタイプの後継モデルは、Jタイプというミッドシップスポーツになるという情報も流れていたくらいです。
Jタイプの計画が無くなったのか、それともFタイプとは別に開発されるのかはわかりませんが、ともかくジャガーの首脳陣は、次期Fタイプをフロントエンジンの2+2クーペにすると決めたようです。
この決断の裏には、Fタイプをポルシェ・911に対抗できるモデルに育てたいという狙いがあります。
ミッドシップにすると、2シーター化は不可欠です。
ロータス・エヴォーラは一応ミッドシップの2+2ですが、リアシートの居住性は皆無で、手荷物置き場にしかなりません。
現行のFタイプのリアシートも、決して広いとは言えません。
ジャガーの首脳陣は、Fタイプの後席スペースを拡大することで、ポルシェ・911に対抗できる実用的なスポーツカーに仕立てようと考えているようです。
シャシー
次期Fタイプに使用されるアーキテクチャは、「D7dエボリューション」と呼ばれる、アルミニウムを多用したものになります。
これにより大幅に軽量化される見込みです。
パワートレイン
BMW製V型8気筒エンジン
長きに渡ってジャガーの各モデルに搭載されてきた、フォード製の5.0リッター・V型8気筒スーパーチャージャーが廃止され、代わりにBMW製の4.4リッター・V型8気筒ツインターボが搭載されます。
このBMW製のV8「N63型」は、ジャガーだけでなく、将来的にはランドローバーの各モデルにも搭載される予定です。
BMW N63は530ps・750Nmを発生、N63のハイパフォーマンス仕様であるS63に至っては、600ps・750Nmというパワー・トルクを誇ります。
現在使われているフォード製V8よりも、一回りパワフルになる感じですね。
EV版Fタイプも登場する?
100kWhの容量を持つバッテリーと、150kW(204ps)・350Nmの出力を持つモーターを2つ搭載した、電気自動車(EV)バージョンのFタイプも追加されるのではないかと言われています。
価格・発売日
新型Fタイプの価格は、ポルシェ・718ボクスター/ケイマンと、911の間に位置することになりそうです。
現行型Fタイプの日本価格は、806~1,999万円となっています。
これはボクスター(712~1,092万円)/ケイマン(673~1,053万円)の価格帯と、911カレラ(1,239~1,888万円)の価格帯をまたぐ価格設定です。
ジャガーは次期Fタイプの価格帯を、もう少し911側に寄せる考えのようですから、その開始価格は1,000万円を超えてくるでしょう。
次期Fタイプは2020年までには登場する予定です。
来年になればテストカーのスパイショット等も増えてくるでしょう。
何か動きがあれば、このページに追記していくのでお楽しみに。
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