スバル WRX STI S209 北米にSシリーズが初上陸! 日本でも発売される?
スバルが、2019年1月14日から開催されるデトロイトモーターショーにて、WRX STIの高性能バージョンを発表しました。
車名は「S209」、つまりSTIが手がけるコンプリートカーの最新モデルです。
今回はS209の概要についてお伝えします。
更新情報
正式発表された画像と情報を追加しました。(2019/01/15)
トップ画像を最新のティザー画像に変更しました。(2018/12/28)
WRX STI S209の概要
エクステリア
フロント周りでは、追加されたスプリッターやカナードを見つけることができます。
フロントフェンダー上部にホイールハウス内の空気を引き抜くためのダクトがあるなど、空力面の改良は本格的です。
より太いタイヤを履けるようにオーバーフェンダーが装着されており、トレッドは前後とも15mmワイドになっています。
かつて世界ラリー選手権を制覇したインプレッサWRCと同様に、S209もゴールドカラーのホイールを装着していますが、メーカーはOZではなくBBSです。
リアにはドライカーボン製のGTウイングが装着されており、リアフェンダー後端には通気口が追加されています。
エキゾーストパイプは大径の4本出しです。
全体的な雰囲気は、ニュルブルクリンクで4ドアセダン最速タイム(6分57秒5)を記録した「WRX STI Type RA NBRスペシャル」に似ているような気がします。
S207やS208よりも、さらにレーシングカー寄りになっている感じです。
インテリア
シャシー
S209のショックアブソーバーは、ニュルブルクリンク24時間レースから得た知見を活かして開発された、特別製のビルシュタインダンパーです。
強化されたコイルスプリングや、20mm径のリアスタビライザー、ピロブッシュを備えた前後ラテラルリンク、ストラットタワーバー、ドロースティフナーなどのSTIパーツも装着され、ハンドリング性能を高いレベルに引き上げています。
タイヤは265/35R19のダンロップ SP Sport Maxx GT600Aです。
夏用タイヤで冬季には対応していませんが、1.0Gを超えるS209のラテラルグリップに耐えることができます。
パワートレイン
S209は、先代・S208のパワー(329ps)を上回る、341psを発生します。
北米仕様なので、S209の排気量は2.5リッターです。
これに日本のチューニングパーツメーカーであるHKS製のターボチャージャーを組み合わせ、1.26kgf/cm2の過給圧(標準のWRX STIは1.14kgf/cm2)をかけることで、341psというパワーを実現しました。
中速域(3,600rpm時)のトルクも、10%向上しているそうです。
増大したパワーに対応すべく、ピストンとコンロッドは鍛造品に置き換えられています。
インタークーラー・ウォータースプレーを備えた大容量インテークや、流量を増やした燃料インジェクションも装備。
エンジンコントロールユニットも専用品です。
価格・発売日
ワールドプレミアの際に価格は発表されませんでした。
しかしS208が626.4~710.6万円だったこと考えると、S209も700万円以上の価格帯で販売されると思います。
S209の200台限定だそうです。
発売は2019年後半を予定しています。
問題は、日本で販売されるかどうかですね。
S207とS208は日本市場限定モデルだったので、今回のS209は北米限定になる可能性も否定できません。
似たようなモデル(S210とか)を日本にも導入してもらいたいですね。
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Posted by dangoliath