ポルシェ新型マカンはEV! 発売は2022年!

Porscheの新車情報

ポルシェが2019年度の業績を発表する年次総会を開催し、その中でマカンEVの発売が2022年になることを明らかにしました。

つまり次期マカンは2022年にフルモデルチェンジされ、ラインナップはEVのみとなります。
ICE(内燃機関)を搭載したモデルは用意されませんが、その代わり現行型マカンが少なくとも3年間は併売されるようです。

今回はマカンEVについてこれまでに判明している情報をまとめてみました。

更新情報

スパイショットを追加しました。(2020/04/07)


マカンEV(新型マカン)の最新情報

エクステリア

外観のデザインは、これまでのマカンとは全く異なるモデルになるようです。
現行型のマカンは、SUVということでそれほど空力を重視したモデルではありませんでしたが、新型は空力性能の向上にかなり力を入れています。

エンジンが無い分、ノーズを短くできることをポルシェの関係者も認めているので、マカンEVはジャガー I-PACEのように、ボンネットが短いキャブフォワードなデザインになるかもしれません。

ジャガー I-PACE(2019年モデル)

スパイショット

マカンEVのテストカー

開発の初期段階だからか、ボディは現行型マカンのものを流用している。

マフラーに詰まった雪が溶けていないのがEVである証拠だ。
画像の出典: carscoops.com

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シャシー

マカンEVのプラットフォームには、ポルシェとアウディが共同開発したPPE(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)が採用されます。
PPEはタイカンのJ1プラットフォームを改良したもので、アウディ e-tron GTにも使われる予定です。

バッテリー重量は600kgということで、運動性能への悪影響は避けられないでしょう。
しかしタイカンのように低重心であれば、重量の影響を軽減することができます。

ポルシェ タイカンのシャシー。低重心を実現すべく、バッテリーが床下に敷き詰められている。

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パワートレイン

タイカンと同じく、マカンEVにも「ターボ」と呼ばれるグレードが用意されます。
過給器の無い新型マカンターボは、前後に搭載された強力な電動モーターにより、700ps・1016Nmを発生するそうです。
なお、計4つのモーターを搭載する可能性もあるのだとか。

バッテリー容量や航続距離は不明ですが、タイカン並の航続距離(381~450km)は確保されるものと思われます。
PPEプラットフォームは800ボルト技術と350kWの急速充電をサポートしているので、マカンEVもそれらの技術に対応するかもしれません。

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価格・発売日

ポルシェ マカンGTS(2020年モデル)

価格に関する情報はまだありませんが、ICEを搭載した現行マカンを併売するという戦略を採用したのは、おそらくマカンEV(新型マカン)が現行マカンよりも高価だからでしょう。
ちなみに現行マカンの日本価格は、711~1219万円となっています。

発売は当初2021年の予定でしたが、2022年後半にずれ込む模様です。
生産はライプツィヒ工場で行われます。

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