ポルシェ 911 GT3(タイプ992) 空力で武装したピュアスポーツ!

Porscheの新車情報

ポルシェ新型911 GT3を発表しました。
992型の911をベースにしたハイパフォーマンスモデルです。

新型911 GT3はニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ(コース全長20.832km)において、6分59秒927というタイムを記録しました。
ちなみに以前タイムアタックでよく用いられていた20.6kmのコース設定だと、6分55秒2だったそうです。


今回は新型911 GT3の概要をご覧ください。


911 GT3(タイプ992)の概要

エクステリア

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新型911 GT3

フロントのトレッド幅はさらにワイドになった。

911のフォルムはいつの時代も変わらない。

スワンネックステーを持つリアウイングは、先代モデル比で15~20%ほど大型化されている。

強力なダウンフォースと軽量な車体が武器のコーナリングマシンだ。

モータースポーツからフィードバックされたエアロダイナミクスは、抗力係数に対する悪影響を最小限に抑えつつ、旧型よりも大幅に多いダウンフォース量を実現しています。
フロントスプリッターやスワンネック・リアウイングは手動調整でき、標準セッティングでも旧型比で50%増のダウンフォースを生み出しています。
驚くべきことに、トラック用のセッティングだとこれが150%増しになるのだそうです。

ボディサイズ

各部寸法(mm)
全長 4,573
全幅(ミラー除く) 1,852
全幅(ミラー含む) 2,027
全高 1,279
ホイールベース 2,457

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インテリア

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新型911 GT3のインテリア。360φの多機能ステアリングが装着されている。

PDKのシフターも6MT用シフトレバーと同じデザインになった。

軽量なカーボンバケットシート。

ロールケージはクラブスポーツパッケージに含まれている。

911 GT3としては初めてドライブモードスイッチが搭載されました。
シートは軽量なカーボンバケットシート(標準のシートより11.8kgも軽い)の他、18way調整可能なスポーツシート・プラスも選択できます。

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シャシー

ダブルウィッシュボーン式フロントサスペンション

ベースが992型に更新されたことで、フロントサスペンションがダブルウィッシュボーン式になりました。
これによりロードホールディングやステアリング精度が向上しています。
また、フロントトレッド幅もワイドになっているようです。

リアサスペンションはこれまでと同じくマルチリンク式。
前後ともにピロボールが数多く使用されています。

軽量な車体

992型は991型よりフットプリントが大きいにも関わらず、新型911 GT3の車重は旧型とほぼ同じ1,418kg(6MT仕様。PDK仕様は1,435kg)に抑えられています。
スポーツエキゾースト装着時にはさらに10kgも軽量です。

軽量化のために、ボンネット、リアウイング、リアウイング下の固定スポイラーなどはカーボンファイバーで作られています。
フロントブレーキディスクは408φで、旧型よりも大径化されているものの、17%軽量です。
バッテリーも旧型より10kg軽くなっています。

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パワートレイン

エンジンは4.0リッター・水平対向6気筒ガソリン自然吸気です。
最高出力は510ps、最大トルクは470Nmとなっています。
圧縮比は13.3:1ということですから、一昔前のレーシングエンジンと同等と言えるでしょう。

0-100km/hはPDK仕様が3.4秒、6MT仕様が3.9秒です。
最高速もPDK仕様が318km/h、6MT仕様が320km/hとわずかに異なっています。

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価格・発売日

ドイツ本国での価格は167,518ユーロからだそうです。
記事執筆時点のレートで日本円に単純換算すると、およそ2,149万円となります。

欧州では2021年5月から、米国では2021年秋からデリバリーが開始されるようです。
日本導入時期はまだ公表されていません。
なお2021年秋頃には、エアロが簡素化されたGT3ツーリングが追加される見通しです。

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