マツダ ロードスターのホットハッチ!? ロングノーズ2ドアハッチバック車の系譜
マツダ ロードスターは素晴らしいスポーツカーですが、積載能力はお世辞にも良いとは言えません。
そんなロードスターにハッチバックモデルがあったら……という妄想を形にしたのが、上のCGです。作成したのはデジタルアーティストの@sugardesign_1氏。同氏によると、ロードスターのホットハッチバージョンだそうです。
今回はホットハッチとなったロードスターと、同様のコンセプトを持つ実際に市販化されたモデルたちを見ていきましょう。
ロングノーズ2ドアのホットハッチコンセプト
ロードスターのホットハッチはあくまでCGですが、ロングノーズの2ドアなのにハッチバックという構成のモデルは、現実にも存在しました。BMW Mクーペがまさにそれです。
Mクーペは、M3のエンジンを搭載したオープンカーのMロードスターを、クローズドルーフにしたものです。クーペと名付けられているものの、ハッチバック的なルックスをしています。
駆動方式はFRで、最高出力は321psと、Mモデルだけあってかなりの高性能です。
エキゾチックカーの雄であるフェラーリも、ロングノーズ・2ドアのハッチバックを生産していたことがあります。フェラーリ FFです。
FFはFerrari Fourの略で、4名乗車・4輪駆動を意味します。シューティングブレークだとフェラーリは主張していますが、2ドアのシューティングブレークは他社では見かけません。
FFは6.3リッターのV12自然吸気を搭載し、最高出力は660psを発生していました。
後継モデルのGTC4ルッソは4輪操舵を追加し、最高出力は690psに引き上げられました。しかしV8ターボを搭載するGTC4ルッソTでは、軽量な後輪駆動に変更されています。
フェラーリは伝統的に2+2のシートレイアウトを持つモデルをラインナップしてきましたが、2020年8月を最後にGTC4ルッソTは生産終了し、それ以降2+2のモデルは販売されていません。
おそらくSUVのプロサングエが、GTC4ルッソTの地位を引き継ぐことになるのでしょう。
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