EVになった新型ミニクーパーがデビュー

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ついに新型ミニクーパーが発表されました。完全なBEV(バッテリーEV)となった新型ですが、デザイン上のアイデンティティは受け継がれていますし、ゴーカートフィーリングも健在のようです。
また、これまでは「ミニ」というモデルの特定のグレード名が「クーパー」だったわけですが、新型からはハッチバックモデルの車名が「ミニクーパー」となりました。

今回は新型ミニクーパーの概要をご覧ください。


新型ミニクーパーの概要

エクステリア

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新型ミニクーパー

グリルレスデザインになったので、フロントマスクはシンプルな印象になった。

歴代ミニとの顔つき比較。やはり新型がいちばんシンプルだ。

ミニだとひと目でわかるデザインは健在

ルーフラインもこれまで通り一直線。ホイールベースが伸びたため、リアサイドウィンドウが長くなったように見える。

細かく切削加工されたホイール。標準は16インチだが、オプションで17または18インチを選択可能。

ルーフエンドが丸っこく処理されているのが面白い。Cd値は0.38と優秀。

リア周りもいつものミニという印象だが、ワイド感が増している。

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インテリア

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新型ミニクーパーのインテリア。中央のタッチスクリーンが有機ELになり、円の面積すべてがディスプレイになった。

ステアリングはスイッチ多め

ダッシュボードは模様の入ったファブリック仕上げとなっている

トグルバーのような物理スイッチも残されており、直観的に操作できる。

開放感のある室内。シート形状はややスポーティといったところか。

コンソールボックスのフタにファブリックの引手があるのが面白い

ラゲッジスペース容量は5名乗車時で200リッター。後席を倒せば800リッターまで拡大可能だが、荷室はフラットにならない。

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シャシー

スタビライザー・マウントに高いプリロードがかけられているため、コーナリング時のボディ・レスポンスが大幅に改善し、ステアリングの精度と正確性が大幅に向上しています。また、ストラット・ブレースも標準装備されています。タイヤの直径と幅も拡大されたことで、ゴーカートフィーリングが強調されているそうです。

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パワートレイン

新型ミニクーパーには2つの仕様が用意されています。
クーパーSは184ps・290Nmのモーターと、40.7kWhのバッテリーを搭載しています。航続距離は305km。0-100km/h加速は7.3秒です。

上級グレードのクーパーSEは、218ps・300Nmのモーターと、54.2kWhのバッテリーを搭載しています。航続距離は402kmに伸び、0-100km/hも6.7秒に短縮されます。

クーパーSは75kW、クーパーSEは95kWの急速充電が可能ですが、バッテリー容量に差があるため、充電時間自体は変わりません。どちらのグレードを選んでも、バッテリー残量の10%~80%までチャージするのに30分かかります。

ドライブモードは、「コア」「グリーン」「ゴーカート」の3つで、スロットルレスポンスや回生レベル、合成サウンド、インフォテイメントのグラフィックなどを調整できます。インフォテイメントのグラフィックやアンビエントライトに関しては、「バランス」「タイムレス」「パーソナル」「ビビッド」といった追加の4モードで、さらに細かくパーソナライズすることも可能です。例えばビビッドモードを選択すると、再生中のアルバムのジャケットカラーがアンビエントライトに反映されます。

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価格・発売日

価格はまだ公表されていません。

新型ミニクーパーは、欧州では2024年春に発売されます。日本導入時期は不明です。

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