新型シエンタの評価・口コミまとめ デザインだけで食わず嫌いはもったいない!

トヨタ車の評価・口コミ

トヨタ・シエンタ_外観

新型シエンタが売れまくっている!?

新車見積ランキング、シエンタが3か月連続トップ…オートックワン9月

初めて新型シエンタを見たときには「絶対売れないだろ、これ……(特に日本では)」と思ってたんですが、意外にも好評価なようです。特に乗り心地の評価が高いみたいですね。

とはいえ問題が無いわけではありません。詳しくは以下のまとめをご覧ください。

トップ画像の出典: toyota.jp


目次

  1. インテリア
  2. ナビ・電装系
  3. エクステリア
  4. エンジン・燃費
  5. ハンドリング・取り回し
  6. 乗り心地・静粛性
  7. 安全性
  8. 値引き額・中古車動向

インテリア

シート

3列目シートの座り心地は、先代から大幅に改善されました。ただし広さは無いので、緊急用なのは相変わらずです。3列目のシートバックは垂直に近いので、長時間はきつそうですね。

トヨタ・シエンタ_3列目シート

画像の出典: toyota.jp


シートバックや座面のクッションの薄さが気になる人は、「G」グレードの上級ファブリックを選ぶと多少は改善するみたいですよ。

ただシートのサイズ自体が小さめなのは、ボディサイズの都合上、諦めるより他なさそうです。

室内の広さと使い勝手

1列目・2列目ともに、足元の収まりは良いです。

ただフリードと比較して、天井がやや低めに感じられます。低床化に関しては、やはりホンダに一日の長があるということでしょう。

センターコンソールの張り出しが大きく、運転席から助手席側に移動しづらいのは不便ですね。

トヨタ・シエンタ_インパネ

画像の出典: toyota.jp


インテリアの質感

この価格帯の車としては平均以上の質感ですが、ドアの内張りが布じゃなくなったのは残念ですね。

トヨタ・シエンタ_室内
フロマージュ(仏語でチーズ)の内装。

画像の出典: toyota.jp


小物収納

助手席アッパーボックスは中敷きがラバー製になっており、入れた物が滑りにくいです。

シエンタ_グローブボックス

画像の出典: toyota.jp


しかしシートアンダートレイが無くなるなど、運転席周りの収納が減ったのは問題ですね。防犯のためなのかもしれませんが、最近の車は小物収納を減らしすぎだと思います。

ラゲッジ容量とシートアレンジ

3列目格納時のラゲッジ容量は576リッターですが、ライバルのフリードは672リッターもあります。後発の新型シエンタには、これを上回ってもらいたかったのですが……。

3列目使用時は152リッターと、同条件のフリード(142リッター)をわずかに上回っています。コンパクトミニバンの場合、3列目使用時のラゲッジ容量が小さくなるのはしょうがないですね。

シートアレンジでの問題点

新型シエンタのシートアレンジで問題なのは、3列目を収納するときに2列目を跳ね上げなければならないことです。


動画の出典: トヨタ公式チャンネル


トヨタ・シエンタ_3列目格納

画像の出典: car.watch.impress.co.jp


3列目シートはスライドしません。つまり3列目を出してあるときには少しだけ荷室を拡大することはできず、2列目を跳ね上げていちいち収納しなければなりません。ちょっと面倒ですね。

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ナビ・電装系

メーター周り

シエンタ_メーター
ハイブリッドのメーター

画像の出典: car.watch.impress.co.jp


ステアリングホイールの上部にメーターがあるので、見やすくていいですね。

ナビ・バックモニター

ナビレディパッケージだけではバックカメラにガイド線が出ないので注意しましょう。ディーラーオプションの「工場装着バックカメラ用ガイドキット」が、別途必要になります

スイッチ・レバー類

ステアリングスイッチに照明が無いのはいただけません。ワイパーレバーにスイッチが隠れてしまって見えないのも問題です。

先代の運転席にあった助手席オートパワーウィンドウスイッチは、廃止されてしまいました。

アクセサリーソケット

助手席のオープントレイにあるので、運転席側から使いづらいです。

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エクステリア

外装のデザインと質感

特徴的なデザインの部分(涙もしくはモミアゲ部分のこと)が樹脂製なので、経年劣化で白っぽくなる懸念があります。

ならフレックストーンを選ぼう……と思っても、ボディ本体色との色の組み合わせが自由に選べないんです

色の組み合わせを自由に選ぶには、ガーニッシュセット(10万円)を買うしかありません。

ヘッドライト

LEDランプパッケージにしても大して明るくならないのは残念ですね。メリットといえばフォグランプがつくことくらいでしょうか。

サイドミラー

室内のオレンジ加飾ラインが、サイドミラーに映り込んでしまうのは問題です。

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エンジン・燃費

実燃費

ハイブリッドは街乗り17~18km/L 、高速道路21~22km/L。ガソリンは街乗り10〜12km/L、高速道路14〜17km/Lと良好です。ちょい乗りせず高速主体の人なら、ハイブリッドはいらないかもしれません

パワー・トルク

ガソリン車はトルクが少なく、高速の合流などではアクセルを強く踏み込む必要あります。坂道ではエンジンが唸るばかりで進みません。ハイブリッドでもECOモードはパワー不足です。

アイドリングストップのフィーリング

復帰が早く違和感がありません。

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ハンドリング・取り回し

走行性能

ロールは大きめですが、低床のため安定感があります。

小回り・取り回し

標準の15インチホイールでは最小回転半径5.2mですが、オプションの純正16インチホイールでは5.8mになってしまいます

モデリスタの17インチホイールを履いても、最小回転半径は5.2mのままとのことです。オフセット次第では実現可能な数字ですが、購入の際は一応確認した方がよいでしょう。

電動パワステのフィーリング

軽すぎず重すぎず、丁度よいみたいですよ。

視界

低床化しドライビングポジションが低くなったため、視界はそれほど良くないみたいです。

シエンタ_視界

画像の出典: car.watch.impress.co.jp


ダッシュパネルの高さも、圧迫感を生み出す要因になっているようですね。

左折時などにフロントガラスを斜めから見ると、景色がゆがんで見えることがあります。

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新型シエンタの乗り心地・静粛性

路面からの突き上げ感・ボディのガタピシ感

乗り心地の評価は非常に高いです。高いボディ剛性が、乗り心地に良い影響を与えているのでしょう。ちなみに16インチの乗り心地も、15インチと大して変わらないみたいですよ。

騒音・振動

15インチ・16インチのどちらでも、ロードノイズがうるさいです。これはエコタイヤのせいでしょうね。純正装着のブリヂストンECOPIA EP150は、ロードノイズがうるさいと酷評されているタイヤです。ヨコハマタイヤのBlue Earthあたりに変えれば、大きく改善されると思われます。

エンジン音は静かです。低回転での静粛性に優れているので、普通に走る分には問題ないでしょう。

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新型シエンタの安全性

◯=標準装備 △=メーカーオプション −=設定なし

名称 装備
横滑り防止装置
衝突被害軽減ブレーキ
クルーズコントロール
車線逸脱警報
レーンキープアシスト
ブラインドスポットアシスト
ヒルスタートアシスト
運転席・助手席エアバッグ
サイド&カーテンエアバッグ

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値引き額・中古車動向

平均値引き額(万円)
ハイブリッド本体 12.2
ハイブリッドOP 10.9
ガソリン本体 8.5
ガソリンOP 7.5


中古車動向

未登録の新車登録済み未使用車(いわゆる新古車)がそこそこ出回っているので、納期待ちがイヤだという人は狙ってみるのもアリです。

リクルートのカーセンサーだと、検索結果ページのトップにある条件設定(スマホの方は同ページのメニューバーにある「絞り込み」内)に「新車物件」や「登録済み未使用車」の項目があるので、車探しが捗ります。見積もりも無料です。

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