トヨタの新車情報

トヨタはどうかしちゃったの? 個性ってそういうことじゃないよね?

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トヨタ、プリウスC(日本名:アクア)に「ペルソナシリーズ」を追加

2016 Toyota Prius C Adds Persona Series Special Edition - Automobile
プリウスCペルソナシリーズ_外観
蛍光ペンで隈取した歌舞伎役者(子役)

画像の出典: automobilemag.com

日本で追加されるかどうかはわかりませんが、新型シエンタのようなポップ路線ですね。新型プリウスのデザインもですけど、最近のトヨタは奇抜のことをしないと死んじゃう病でも患ってしまったのでしょうか?

VWが勝手にコケてる今こそ、トヨタには着実に差を広げていってほしいのですが……トヨタは「若者向け」とか「個性的」とかいう言葉を、昔から勘違いしてるような気がしてならないんですよね……。トヨタは自動車に対する新しい価値観を示してこそ「若者向け」だと思うし、「個性的」な存在になれるのではないでしょうか。

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クルマづくり=車だけ作ってりゃいいわけではない

例えばAppleは、れっきとしたハードウェアメーカーです。しかしハードだけ作っているわけではありません。彼らのブランドを確固たるものにしているのは、むしろソフトウェアとサービスです。

若者向けスポーツカーという時代錯誤

若者がスポーツカーに憧れていたのはモータリゼーションの頃で、今の若者は車に興味などありません。都市部なら車など無くても生活できるのですから。それを自動車メーカー側が「若者向けスポーツカー!」などとドヤ顔で車を発表しても、若者のライフスタイルは変わらないでしょう。気軽に所有するには、自動車のイニシャルコストは高すぎます。

Uberに見る、新しい「人とクルマの関係」

配車サービスUberによって、自動車を所有している人なら誰もがタクシーサービスに参入できるようになりました。週末以外はカーポートで眠っていた自動車という資産を、社会全体で有効活用できるようになったのです。

シェアリングエコノミーは、若者たちの間で急速に浸透しています。近い将来、車は共同所有するのが当たり前になるでしょう。そして複数のオーナーの全員が利用しないときには、誰かに貸し出して運用してもらうようになると思います。プライベートジェットと似たようなビジネスモデルになるのではないでしょうか。

トヨタが開発すべきは「サービス」

トヨタは自動車業界のAppleを目指すべきです。つまりハードとソフトが高次元で融合した使いやすく魅力的なサービスを提供する企業になるべきです。

例えば配車サービスを標準でサポートするとか、共同所有権をネット上で取引できるとか、個人所有の車を気軽に貸し出せるようにするとか、シェアリングエコノミーをサポートする方法はいくらでもあります。

気軽に使える配車サービスは、若者だけでなくお年寄りにも喜ばれるでしょう。日頃使ってない車を貸し出してお小遣いを稼げるならば、新車購入時に節約主婦の財布の紐も緩むはすです。

「新しい関係性」が「個性」となる

個性とは奇抜なことをすることではなく、「彼我の間に新しい関係性を導入したときに、否応なく分かれる立場によって浮かび上がる二次的なもの」です。

通常、個性は関係性に埋没している

例えばAさんとBさんの関係が固定的な場合には、個性は関係性の中に埋没しています。互いの立場を当然のものとして了解しているので、相手の行動は相互に予見可能であり、よって相互に相手の行動を前提として発言や行動の計画を立てます。

このときBさんの個性は、Aさんの発言や行動の一部となっています。なのでBさんの大抵の行動は、Aさんにとって驚くには値しません。Bさんがよほど奇抜なことをやらない限りは。

奇抜なことは「一発芸」に過ぎませんから、すぐに飽きられてしまいます。一発屋の芸人が典型例ですね。しかし柔軟に変化し続ける人は、決して飽きられることがありません。変化が新しい関係性を導入し、相手に関係継続の是非を問うからです。

人をつなぐのも、別れさせるのも個性

Aさんが立場を変えたとき、Bさんは受け入れるか別れるかを選ばなければなりません。Bさんが決断するためには、Aさんとの関係を改めて考え直さなければなりません。BさんがAさんの個性に目を向けるのはこのときです。

プリウスが示した「ヒトとクルマ」

トヨタのプリウスは、我々にクルマとの新しい関係性を提示しました。速く走るだけ、遠くに行くだけではなく、環境に配慮して走るべきだとプリウス=トヨタは主張したのです。

それに対して数々の論争が沸き起こりました。「ハイブリッドカーはつまらない」とか、「モーター走行中は静かすぎて歩行者が気付かず危険」とか、「カックンブレーキに慣れない」とか。けれど世界中の人々が、クルマとの関係性について考え直すキッカケを作ってくれました。その過程でトヨタは「環境に優しい自動車メーカー」という個性を認められるに至ったのです。

トヨタには今一度、ヒトとクルマとの関係性を見つめ直す機会を創り出してほしいものです。

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