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航続距離320kmの新型日産リーフの登場で、2018年は"EV元年"に

日産リーフ_MY2018_予想CG_01
予想CG

新型リーフの概要が明らかになってきました。新型リーフは、1回の充電で300〜320kmの走行が可能になるようです。この数値は、モード燃費のものではありません。あくまで実走行で320km走れるということです。

トップ画像の出典: carsintrend.com

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目次
1.新型リーフの概要
1-1.作れるけど作らない理由
2.新型リーフの布石となるプロトタイプ
3.実用的なEVが出揃う2018年は"EV元年"だ

新型リーフの概要

日産リーフ_MY2018_予想CG_02
予想CG

画像の出典: autoexpress.co.uk

新型リーフは、2017年末〜2018年初頭に発売されます。航続距離は300〜320km、バッテリー容量は60kWh程度になるでしょう。

バッテリー容量が現行モデルの倍になりますが、価格は$35,000以下と、現行型とさほど変わりません。ライバルとなるテスラ・モデル3シボレー・BOLT EVがやはり$35,000程度で販売される予定なので、リーフの価格がライバルと同等かそれ以下になるのは確実です。

テスラ_モデル3
テスラ・モデル3

画像の出典: netcarshow.com

シボレー_BOLT EV
シボレー・BOLT EV

画像の出典: netcarshow.com

デザインはIDSコンセプトに準じたものになるでしょう。

日産_IDSコンセプト_走行写真
日産・IDSコンセプト

画像の出典: netcarshow.com

Vモーショングリルや、シグネチャーLEDデイタイムランニングライトなど、最近の日産車に共通するデザインが取り入れられます。

インテリアの質感も大幅に向上する見込みです。車載充電システムが小型化され、室内が広くなるとも言われています。

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作れるけど作らない理由

新型リーフに搭載されるバッテリーは、リーフとしては第4世代のバッテリーになるそうです。そしてそのバッテリーの開発はすでに終了しています。よって「作ろうと思えば」すぐに作れる状態らしいのですが、現実にはいまだ作られていません。

その理由を日産は明かしていませんが、おそらくはバッテリーを大量生産する体制が整っていないためだと思われます。テスラはバッテリーの確保で四苦八苦していますが、日産の事情もさほど変わらないのでしょう。

実用的なEVを普及価格帯で発売すると、今までとは比べ物にならないほどの売れ行きとなるのは、テスラ・モデル3の人気ぶりからも明らかです。しかし売れるがゆえに、大量のバッテリーをいかに確保するかというジレンマが生まれます。

初代日産・リーフの累計販売台数は、発売から5年で20万台に到達しました。ところがテスラ・モデル3は、予約だけで30万台を突破しているのです。新型リーフの性能や価格からすると、モデル3並に売れる可能性が高いですから、バッテリーの供給体制を強化するのに時間がかかっているのだと思います。

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布石となるプロトタイプ

新型リーフにもっとも近いといえるプロトタイプが、スペインで公開されました。

日産_リーフ_ECOシリーズ用48kWh_01

画像の出典: autoexpress.co.uk

レース仕様とはいえ、48kWhの大容量バッテリーを搭載したリーフです。EVにとって過酷な1時間のレースを制するために、日産のイノベーションチームが開発しました。

日産_リーフ_ECOシリーズ用48kWh_02
追加されたバッテリーは室内にむき出しの状態。

画像の出典: autoexpress.co.uk

この48kWhバージョンのリーフが参戦するのは、スペインのECOシリーズと呼ばれるレースです。速さよりも効率と燃費を競うレースですが、サーキットだけで行われているのではなく、ラリーのように公道走行区間も存在します。

もっとも速い車が勝利するのは普通のレースと変わりませんが、クラスごとに設定された燃費を下回ってはならない点が異なります。よって勝利を掴むためには、設定燃費ギリギリを狙って走らなければなりません。

でも燃費を厳格に守るためには、平均時速を管理する必要があるので、参加者は目標ラップタイムを定め、そのタイムにできるだけ近いタイムで走る必要があります。安定したドライビングテクニックが求められるわけです。

48kWhリーフはデビュー戦でメルセデス・ベンツAクラス E-cell(36kWh)に負けてしまったようですが、熟成が進めば勝つのは難しくないはず。今後に期待しましょう。

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実用的なEVが出揃う2018年は"EV元年"だ

2017年にはシボレー・BOLT EVが、その年の年末にはテスラ・モデル3が発売されます。そして新型リーフは、2018年初頭にはディーラーに登場する予定です。

これら3台のEVに共通するのは──

  • 実用的な航続距離(300km以上)
  • 比較的安価($35,000程度)

──なことです。それに加えて、ここ数年で充電インフラの整備がかなり進んだため、EVが爆発的に普及する条件は整ったといえます。2018年がEV元年となるのは確実です。

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