BMW3シリーズ(G20) 新型M3は500馬力オーバーの4WD

2016年11月12日BMWの新車情報bmw 3 series(G20), セダン

BMWの屋台骨を支える3シリーズ(G20)がフルモデルチェンジされました。
それに伴い、M3も新型に切り替わります。
軽量なCLARプラットフォームに加え、新しいエンジンの搭載により、新型M3のパフォーマンスは飛躍的に向上しそうです。

このページでは新型3シリーズ関連の情報をまとめています。

更新情報

320eに関する噂を追加しました。(2019/11/17)

新型M3のエクステリアを更新しました。また、古い更新情報を削除しました。(2019/11/15)

新型M3のインテリアを追加しました。(2019/05/14)

M3(G80)の情報を更新しました。また、古い更新情報を削除しました。(2019/05/05)

330eの情報を更新しました。(2018/11/16)


新型3シリーズ(G20)の概要

エクステリア

スポーツライン

スポーツラインと呼ばれるトリムは、清潔感のあるデザインだ。

フロントオーバーハングの短さが際立っている。

Tシェイプのダクトが特徴的だ。

ラグジュアリーライン

クローム加飾が散りばめられているラグジュアリーライン。

全体的に高級感のあるトリムだ。

M Sport

専用バンパーを装備する「M-Sport」トリム。

M Sportのブルーキャリパー。軽量な18インチアロイ・ホイールもMスポオリジナル。

リアバンパーも専用品だ。

M340i

ハイパフォーマンスなトリムであるM340i。

Mスポのバンパーのようだが、マフラーフィニッシャーが異なる。

BMW Laserlight

BMW Laserlightを搭載したアダプティブLEDヘッドライト。

ボディサイズ

各部寸法(mm)
全長 4,709
全幅 1,827
全高 不明
ホイールベース 2,851

G20・3シリーズの全長は、ついに4,7mを超えました。
これはE34・5シリーズ(1987~1996)とほぼ同じ長さです。
しかしホイールベースはE34・5シリーズよりも90mmほど長くなっています。

トレッド幅もフロントが+43mm、リアが+21mmと、全幅の拡大幅(+16mm)以上に広がりました。
これによりコーナリング性能が向上しています。

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インテリア

新型3シリーズのインテリア。

メーターはデジタル・インストゥルメントになっている。

こちらはM Sportステアリング。

エアベントの間に小さなディスプレイが追加されている。

サイドサポートが大きく張り出したシート。

新型3シリーズのインテリアは、基本的に新型X5と同じもののようです。
つまり10.2インチのタッチスクリーンとダイヤルを組み合わせた、最新型の「iDrive 7.0」インフォテイメントシステムが搭載されています。

ヘッドアップディスプレイ(HUD)の投影面積は、旧型(F30)よりも70%拡大されました。
また、グラフィックスと情報量も強化されています。

インテリジェント・パーソナル・アシスタントは、音声認識も可能です。
「Hey, BMW」と呼びだして尋ねれば、様々なサポートを受けることができます。
ちなみに任意の名前を付けることもできるそうです。

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シャシー

プラットフォームには軽量なCLARCLuster ARchitectureの略)が採用されました。
それによって55kgもの軽量化がなされたそうです。
重心も先代比で10mm低くなっています。
前後重量配分はもちろん50:50です。
車体の剛性は先代比で25%向上しています。

サスペンションには「リフト・リレーテッド・ダンパー」という、油圧バンプストッパー付きのものが投入されました。
BMWによると、それぞれのスプリング・トラベルに関連して、連続的かつ漸進的に動作するため、道路のバンプにより発生した振動を、正確に中和できるそうです。

Mスポーツサスペンション装着車は、車高が10cm低下します。
また、ダンパーの減衰力も標準車より20%引き上げられる他、より硬いスプリング、剛性アップしたベアリングとスタビライザー、ボディの補強なども含まれているそうです。
ちなみにMスポーツサスペンションは、可変スポーツステアリング装着車にしか装備できません。

新しいMスポーツディファレンシャルは、ブレーキの介入なしに、アンダーステアとオーバーステアに対して影響を与えることができます。
能動的な差動制限により、イン側とアウト側の後輪の間で駆動トルクを選択的に分配できるからです。
これを利用して、グリップの落ちた車輪のスリップを防止することもできます。

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パワートレイン

グレード名 排気量(L) 燃料 最高出力(ps) 最大トルク(Nm) 0-100km/h(秒)
320d 2.0 ディーゼル 190 400 6.8
330i ガソリン 258 400 5.8
M340i 3.0 387 500 4.2※

※ M340iは0-96km/hの数値。

320e

プラグインハイブリッドのバリエーションとして、新たに320eが追加されるかもしれません。

320eは1.5リッター・直列3気筒ガソリンターボエンジンにモーターを組み合わせたモデルになる可能性が高いです。
構成だけ見るとMINIクロスオーバーPHEVと同じですが、320eはプラットフォームが異なるため、出力やEV走行距離等も変わってくるものと思われます。

320eのシステム総出力は250ps以下になるでしょう。
これは上位グレードの330eが252psであるためです。
海外メディアでは200ps前後という数値が有力視されています。

発売は2020年第3四半期(7~9月)になるそうです。
価格に関する情報はまだありませんが、330e(667万円~)よりは安くなるでしょう。
おそらく500万円台で販売されるのではないでしょうか。

330e

BMW 330e

G20のPHEV仕様である「330e」は、2019年7月に登場しました。

2.0リッター・直列4気筒ガソリンターボ184psを発生。
一方、電動モーターは68psです。
これらを組み合わせたシステム総出力は、通常時に252ps・420Nmとなります。

新開発されたXtraBoost(プレスリリース原文ママ)使用時には電動モーターの最高出力が40psアップし、システム総出力は292psです。
最新のBMW eDriveテクノロジーと8速ステップトロニックにより、0-100km/hは6秒、最高速は230km/hというパフォーマンスを生み出します。

リチウムイオン電池の容量は12kWhで、後部座席下に搭載されます。
ガソリンタンクは後部車軸上です。
これによりラゲッジスペース容量は、375リッターに減少しました。
ちなみにガソリンおよびディーゼルエンジン搭載車は、480リッターとなっています。

新型330eは、60kmのEV走行が可能(先代比+50%)です。
電動モーターのみでも、140km/hまで加速することができます。

EV走行と組み合わせた際の燃費は、59km/Lです。

日本での価格は667万円からとなっています。

M340i xDrive

BMW M340i xDrive

MパフォーマンスモデルであるM340i xDriveも追加されました。
374psを誇るスポーティーなモデルです。
詳しくはこちらのページをご覧ください。

EVの追加は確実

G20最大の注目点はEV仕様でしょう。

EV仕様のG20は、あのテスラ・モデル3の対抗馬です。

G20・EVのバッジネームは「30e」および「40e」です。
前者は450km、後者は550kmという長大な航続距離を有します。

パフォーマンスの面でも一級品です。
EVにもかかわらず、後輪駆動モデルは320ps、4WDのxDriveは408psを発生するスポーツセダンとなります。
これは速さをウリにするテスラ・モデルSへの対抗策でもあるようです。

たくさんのバッテリーを搭載できるのはCLARプラットフォームのおかげですね。
軽くて高剛性なシャシーゆえに、バッテリー重量でハンドリング性能がスポイルされるのを最小限に抑えることができます。

価格・発売日

ガソリンおよびディーゼルのG20は、2018年10月のパリモーターショーで発表され、2019年3月に発売されました。
M3やPHEV、EVなどはやや遅れての登場となるでしょう。

欧州での価格は320dが33,610ユーロ、330iが37,660ユーロだそうです。
日本では320iが523万円、330i M Sportが632万円となっています。

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新型3シリーズツーリング(G21)

BMW 3 Series Touring front
BMW 新型3シリーズツーリング

BMW 3 Series Touring side
BMWは実用性重視なのか、ルーフラインはほぼ真っ直ぐだ。

BMW 3 Series Touring rear
抑揚の強いボディパネルは、ツーリングの大柄なボディに似合っている。

BMW 3 Series Touring luggage
ラゲッジスペース容量は、5名乗車時で500リッター。後席を倒せば1,510リッターまで拡大できる。

BMW 3 Series Touring roof
開放感のある室内もツーリングの魅力。

新型3シリーズツーリングに関する詳しい情報は、こちらのページをご覧ください。

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新型M3(G80)

新型M3のエクステリア

BMW M3(G80)spyshot front
新型M3のテストカー

BMW M3(G80)spyshot front three quarter
ヘッドライトは生産バージョンのものと見られる。

BMW M3(G80)spyshot  side
サイドステップは専用品か。車高は意外と高い。

BMW M3(G80)spyshot  rear three quarter
かなりの大径ホイールを履いている。20~21インチくらいだろうか。

BMW M3(G80)spyshot rear
クアッド・エキゾーストがMモデルの証。テールライトは最近のBMWに共通するデザインだ。
画像の出典: carscoops.com

新型M3(G80型)には、3.0リッター・直列6気筒ガソリンツインターボの「S58型エンジン」が搭載されます。
S58型エンジンは、X4 Mなどに搭載されているエンジンで、BMWが現在生産している直6エンジンの中で最もパワフルなものです。
M3のスタンダードモデルには480ps・600Nm仕様が、M3コンペティションには510ps仕様が搭載されるでしょう。
ちなみにあの過激さ極まるM4 GTSですら、最高出力は500psに過ぎませんでした。

IS THIS THE BMW M3 G80 WITH MANUAL TRANSMISION?
ニュルブルクリンクで撮影された動画

G80型M3は、xDrive(全輪駆動)となります。
新型M5のように、2WDと4WDを切り替えられるようです。

噂では「純粋主義者」向けにxDriveを廃した後輪駆動の6速MTモデルが用意されると言われていますが、真相はわかりません。

新型M3のトランスミッションは、6速MT8速ATの両方が用意されます。

新型M3のインテリア

新型M3のインテリア

基本的には新型3シリーズ(G20)と同様のデザインになるようだ。

メーター関連のグラフィックは、M3オリジナルのものになりそうだ。

ギアセレクターが擬装されている。M特有の装備になる可能性がある。
画像の出典: carscoops.com

新型M3の価格は80,000ユーロ(1,000万円弱)と予想されていますが、日本では1,000万円を大きく上回る価格になるでしょう。

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Posted by dangoliath