デイリーF1ニュース(2018年8月17日)フェラーリはライコネンと契約延長すべきか

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本日のニュースは以下の3本です。

  • フェラーリはライコネンと契約延長すべきか
  • オコンはどこへ?
  • アロンソがF1を去る理由

それではご覧ください。


フェラーリはライコネンと契約延長すべきか

来シーズンのフェラーリは、セバスチャン・ベッテルシャルル・ルクレールのコンビになるのではないかと言われています。

しかし1997年にフェラーリを打ち破ってF1ワールドチャンピオンとなったジャック・ヴィルヌーヴは、キミ・ライコネンとの契約を延長し、現在のコンビを継続すべきだと主張しています。

「彼(ライコネン)がしてきた仕事を見てくれ」とヴィルヌーヴ。「彼は選手権で3位につけ、しばしばベッテルよりも速く、コンマ1秒も遅れない」

「ベッテルの隣に若獅子を置いたら、ベッテルは何をするだろう? 取って食おうとするんじゃないか」

「彼は若者を破壊するか、悔し涙を流すかになるだろう。チーム全体としては2年以内に遅くなる。建設的ではない」

「シャルルはまだいくつかのミスを犯している。彼にとっては驚きだろうが、フェラーリは彼を2年間育てるだろう」

「フェラーリはメルセデスと同様に、ドライバーを育てるためのチームではない。それがトップチームだ。トップチームは、彼らが最善のときに、彼らが望むタイミングでドライバーと契約する。だからこそジュニアチームを用意して準備しているんだ」

ルクレールのフェラーリ昇格を強く望んでいたのは、故セルジオ・マルキオンネ前フェラーリ会長だと言われています。
そのマルキオンネ氏は、ライコネンのパフォーマンスに対してかなり辛辣でした。

マルキオンネ氏が亡くなり、体制が変わった今、フェラーリがライコネン残留に傾いても不思議ではありません。
ヴィルヌーブの言うように、ライコネンが優れたパフォーマンスを見せているからです。

Source : Villeneuve urges Ferrari to retain Raikkonen - pitpass.com

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オコンはどこへ?

エステバン・オコンは、ルノーに移籍するのではないかと言われていました。
しかし実際にそのシートを射止めたのは、ダニエル・リカルドだったのです。

オコンはメルセデスの育成ドライバーですが、シルバーアローのドライバーラインナップは来年も変わりません。
ルイス・ハミルトンは契約を2年延長しましたし、バルテリ・ボッタスの新契約も1年*1年の延長オプションなので、場合によっては2020年末まで空きが出ない可能性もあります。

オコンが現在所属するフォース・インディアには、ランス・ストロールが移籍してくることが確実となっています。
ストロールの父がオーナーの一人となったためです。

そうなるとオコンかセルジオ・ペレスのどちらかが、チームを出ていくことになります。
ペレスにはハース行きの噂があるものの、ランスと同様にF1でのキャリアが浅いオコンを残し、若手2人のコンビとするのは、それなりにリスキーです。

よしんばオコンがフォース・インディアに残れたとしても、来季はランスがナンバーワン待遇となるのは確実ですから、これまでのようにはいかないでしょう。

メルセデスエンジンユーザーであるウィリアムズへの移籍も考えられます。
マクラーレンへのローン移籍という噂もあるようです。
しかしどちらにせよ、ステップダウンという印象は否めません。

Source: Ocon’s future 'will be sorted out soon’ – f1i.com

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アロンソがF1を去る理由

来季F1に参戦しないことを明らかにしたフェルナンド・アロンソは、その理由として「トラック上でのアクションの少なさ」を挙げています。

「私が辞めるのは、トラック上でのアクションが非常に少ないと感じるからだ」とアロンソ。

「事実、F1でより多く話題となっているのは、トラック外でのことだ。我々は論争について話し、ラジオメッセージについて話し、あらゆることについて話している」

また、結果が予測可能であることも、アロンソのやる気を萎えさせているようです。

「2003年、2004年、2008年、2009年、2011年の間、私は多くのレースで勝つことができなかった。それでもスパやモンツァで何が起こるかを予測することは難しかった」

「今なら我々は、スパやモンツァで起こることを書き留めることができる。多分1つか2つ間違えるくらいで。トップ15を予測できるだろう」

「全てを予測できることがどれほど厳しいか。我々はバルセロナに来て、冬季テストの初日を終えると、11月のアブダビまでに何が起こるかわかってしまう

アロンソは数ヶ月前に決断したと語っていましたが、おそらく今季のプレシーズンテストでMCL33に乗った際に、来季のことを諦めたのでしょう。
ホンダからルノーエンジンにスイッチすれば優勝争いできると豪語していたチームの作った車が、まともに走らない代物だったのですから。

Source : Alonso: F1’s 'very poor’ on-track action main reason for quitting - crash.net

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