デイリーF1ニュース(2017年10月10日)クビサに保険の問題が浮上
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- クビサに保険の問題が浮上
- オランダGPが復活!?
- レッドブルはドライバーの契約延長を熱望
それではご覧ください。
クビサに保険の問題が浮上
ウィリアムズからのF1復帰を模索しているロバート・クビサに保険の問題が浮上しています。
ドイツのauto motor und sportによると、クビサのマネジメントを務めるPole’s Manegement Teamは、クビサが今後も一切レースに出られないということで、巨額の保険金を受け取ったそうです。
当然クビサにも、その保険金が支払われていることでしょう。
レースができない(=収入の手段を失った)ということで、巨額の保険金を手にしたわけですから、レースに復帰できるとなれば、クビサは保険金を払い戻さなければなりません。
トロロッソのピエール・ガスリーが、アメリカGPでF1に乗れるか不透明(スーパーフォーミュラ最終戦と日程がかぶっている)な情勢です。
ホンダはF1を最優先すると話していますが、トロロッソ側がどのような判断を下すのかはわかっていません。
なのでガスリーの代理ドライバーが必要となる可能性があり、クビサも候補の一人として名前が挙がっているのですが、保険の問題が足枷となるかもしれません。
Insurance issue thwarts comeback for Kubica! | en.f1i.com
オランダGPが復活!?
F1はオランダGPをカレンダーに戻すべく、話し合いを始めたようです。
オランダGPは1985年まで、ザンドフールトというサーキットで開催されていました。
しかし復活するオランダGPは、アムステルダムを舞台とするストリートサーキットでの開催になりそうです。
オランダはマックス・フェルスタッペンの大活躍でF1人気が急上昇していますし、そのうえアムステルダム市内での開催となれば、かなりの観客動員が期待できるでしょう
ストリートレースを計画するもう1つの理由は、フォーミュラEへの対抗策だと思われます。
フォーミュラEはパーマネント・サーキットでの開催を考え始めていますが、F1の方は逆にストリートに進出しようとしているのが面白いですね。
Source: F1 puts a Dutch Grand Prix street race on its agenda! | en.f1i.com
レッドブルはドライバーの契約延長を熱望
レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコは、ダニエル・リカルドが2019年の移籍市場に出るとコメントしましたが、レッドブルF1を率いるクリスチャン・ホーナーは、現在のドライバーラインナップを維持したいと考えているようです。
「彼は5年間の契約を完了するため、2018年末には契約が切れる」とホーナー。「しかしドライバーの両方を維持するのが、われわれの明確に意図するところだ。2020年まではそうだと言える」
とはいえレッドブルは、カルロス・サインツをルノーから呼び戻すオプション契約を保有しています。
これは明らかに、現在のドライバーのどちらかがいなくなることを前提とした「保険」です。
マルコのコメントを受けホーナーは、「われわれがリカルドを欲しがっていないわけではない」と弁解していますが、将来的にはフェルスタッペンをエースに据え、サインツかガスリーをチームメイトとすることを考えていると思います。
28歳のリカルドより、若いドライバーをラインナップした方が伸びしろもありますし、レッドブルのブランドイメージにも合っているからです。
Source: Red Bull wants 2020 deals for Ricciardo, Verstappen | motorsport.com
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デイリーF1ニュース(2017年10月9日号)ホンダ「スーパーフォーミュラよりF1が最優先」
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デイリーF1ニュース(2017年10月11日号)ヘルムート・マルコ「マッサは引退すべき」
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