デイリーF1ニュース(2018年2月1日) トロロッソ・ホンダはランキング4位を争える?
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- トロロッソ・ホンダはランキング4位を争える?
- 富士スピードウェイ、WECの日程変更を計画か
- グリッドガールが廃止に
それではご覧ください。
トロロッソ・ホンダはランキング4位を争える?
トロロッソのフランツ・トスト代表は、今季のトロロッソ・ホンダが、コンストラクターズ・ランキング4位を争えると自信を覗かせています。
「上から3つのポジションは消え、忘れてしまった」とトスト。それらのポジションは言うまでもなく、メルセデス、フェラーリ、レッドブルのビッグ3が占めています。
「これは別のリーグであり、別の世界である。なぜなら彼らは遥かに巨大な財源を持ち、遥かに大きなチームだからだ」
「しかしフォース・インディアはわれわれと同等の予算で走っているし、ウィリアムズも同様だから、4位以降ならすべての順位に可能性があるはずだ」
「私は(ルノーエンジンにスイッチした)マクラーレンにもかなり競争力があり、ルノーも一歩前進するだろうと見ているが、しかしそれでも4位以降ならばすべての順位に可能性がある」
「われわれはもう一度良い車、競争力のある車を作る必要があり、成功といえるポジションに向かって一緒に戦うための材料も揃っている」
マクラーレン・ルノーとも互角以上に戦えると、トスト代表は考えているのでしょう。
トロロッソのテクニカルディレクターであるジェームズ・キーも、「今年はいくつかのサプライズを見せられるだろう」と語っていますし、チーム内ではホンダとの提携にかなり手応えがあるのだと思います。
Source : Toro Rosso can fight for fourth in 2018 – Tost | racer.com
富士スピードウェイ、WECの日程変更を計画か
トヨタからWEC(世界耐久選手権)に出場することが発表されたフェルナンド・アロンソですが、マクラーレンからF1が最優先だと釘を刺されたために、アメリカGPと同日(10月20-21日)のWEC富士6時間には、参加しないとのことでした。
しかしライバルとなる自動車メーカーがいないトヨタにとって、アロンソの参戦は今シーズンの目玉です。
母国レースとなる富士にアロンソがいないのは、集客面で痛手となります。
そこでWEC富士戦を、1週間繰り上げるプランが進行中とのことです。
実は元々WEC富士6時間は、10月14日に開催される予定だったそうですが、アメリカのロードアトランタで開催されるプチルマン(10月10-13日)との日程重複を避けるために、10月20-21日に移されたと言われています。
それを元に戻そうということのようです。
Source: Fuji’s WEC race could be moved so Alonso can enter | f1fanatic.net
グリッドガールが廃止に
「ステレオタイプな女性像を流布するもの」として、フェミニスト団体から批判されていたF1のグリッドガールが、今シーズンは使われないことになりそうです。
「このスポーツの素晴らしいビジョンと、より一致させるためだ」と語るのは、F1の商業面を統括するショーン・ブラッチスです。
「グリッドガールを採用するのは数十年にわたってF1の定番だったが、この習慣はブランド価値に共鳴せず、現代の社会規範と明らかに矛盾している」
「この習慣が、F1と世界にまたがる新旧のF1ファンにとって、ふさわしいとも関連しているとも信じていない」
ハリウッドなどを中心に、女性からのセクハラ告発が世界的なムーブメントとなっており、F1もその流れに沿った格好です。
しかし仕事を奪われた当のグリッドガールたちは不満を表明しており、この決定が適切かどうかについては意見が分かれています。
日本のレースクイーンは、F1のグリッドガールよりも露出度が高めな衣装を身に着けているため、早晩フェミニストに目をつけられるでしょう。
そして日本のレース界は欧米の真似事をするのが大好きなので、もしかすると日本でも同様の措置が取られるかもしれません。
Source : Formula 1: 'Grid girls’ will not be used at races this season | bbc.com
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