デイリーF1ニュース(2018年2月2日) ディ・レスタ「ウィリアムズの選択はリスキー」
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- ディ・レスタ「ウィリアムズの選択はリスキー」
- ラウダ、グリッドガール廃止に怒り
- 2017年のF1の収入は前年から1300万ポンド減少
それではご覧ください。
ディ・レスタ「ウィリアムズの選択はリスキー」
ウィリアムズのリザーブドライバーだったポール・ディ・レスタが、ランス・ストロールとセルゲイ・シロトキンの二人を選んだチームの決定を「リスキーだ」と批判しています。
「私はクビサと一緒に行ったハンガリーでのテストに、とても満足していました」とディ・レスタ。
「テストしたそれらの日に、私はこれ以上を求めることはできませんでした。私は彼らに見せられる最大限のポテンシャルを引き出したと感じています」
「彼らが得た経験から考えると、ドライバーラインナップはリスキーな決定です。ランスは1年間走っただけですし、シロトキンは新人……」
「私にとって重要なことは、チャンピオンシップにおいて重要なコンテンダーであるマクラーレンやルノーが、ウィリアムズのような誰かを打ち負かすはずだということです」
「年が経つにつれて、メルセデスエンジンを搭載してきた経験の優位性は明らかに減っていくので、ウィリアムズには厳しくなっていきます」
ストロールもシロトキンも、才能は十分にあるドライバーだとは思いますが、メンターとして彼らの成長を促せるような先輩ドライバーがいないのは問題だと思います。
まだまだ経験を積まなければならないストロールに、リーダーシップを期待するのは酷というものでしょう。
Source : Di Resta: Williams driver line-up ‘risky’ | racer.com
ラウダ、グリッドガール廃止に怒り
メルセデスのノンエグゼクティブ・チェアマンであるニキ・ラウダは、リバティ・メディアがグリッドガールの廃止を決定したことにお怒りです。
「誰がこんな愚かなことをできるのだろうか?」とラウダ。「女性は自ら解放し、それを上手くやっている」
「これは女性に反する決定だ。私はこのような伝統を破るのは大変残念だと思っている。F1はそれを行うが、すべての女性にとっては何の恩恵もない」
「私は女性を減らすよりも、むしろ応援したい。しかし女性の頭越しに決定を下したのは男性だ」
ラウダの言うことはもっともだと思います。
グリッドガールを継続するかどうかは、彼女たち自身が決定することでしょう。
Source: Angry Lauda: 'How dumb can someone be?’ | en.f1i.com
2017年のF1の収入は前年から1300万ポンド減少
リバティ・メディアが株主宛の手紙の中で、2017年の収入が前年同期比で1%減少したことを明らかにしました。
ちなみに2016年のF1の収入は13億ポンド(約2034億円)だったので、2017年は収入が1300万ポンド(20.3億円)減少したことになります。
イギリスのIndependent紙によると、この収入の減少によって、2017年第3四半期までのF1の営業損失は、5000万ポンド(78.2億円)に倍増したそうです。
これによりチームに分配される賞金の総額も、5.9%減の4億6000万ポンド(約720億円)となっています。
リバティ・メディアのF1経営初年度は、失敗だったと言わざるを得ないようです。
Source : F1 revenue fell by £13m in 2017 | pitpass.com
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