ジャガーJタイプ Fタイプ後継モデルはミッドシップ!
ジャガーがFタイプの後継モデルとして、ミッドシップエンジンレイアウトのスポーツカーを開発中です。
このスポーツカーにはハイブリッド技術を採用されており、ホンダ・NSXをベンチマークにして開発が進められています。
車名は「Jタイプ」と呼ばれることになるでしょう。
今回はジャガー・Jタイプについて、現在判明している情報をお伝えします。
ジャガー・Jタイプの概要
ミッドシップレイアウトへの転換
ジャガー・Jタイプは、コクピット後方にエンジンを搭載するミッドシップ・スポーツカーとなります。
これまでにジャガーはレーシングカー以外にも、さまざまなミッドシップ・スポーツを開発してきました。
XJ220や、XJR-15、最近ではC-X75コンセプトなどが主な所ですが、いずれも少量生産やコンセプトカーというレベルにとどまっており、カタログモデルとしてラインナップされたことはありません。
JタイプはFタイプの後継モデルであるため、ジャガーとしては初の量産ミッドシップ・スポーツとなります。
なぜミッドシップに変更するのか?
電動SUVの「I-Pace」が発表された際に、ジャガーのデザイナーであるイアン・カラム氏が、以下のようなコメントを残しています。
「通常、エンジンのようなものが邪魔なときには、ドライバーを後ろに下げなければならない。しかし今回、我々は乗員を前進させた。そしてもしそうするならば、それを強調して、キャブフォワード・カーのように見せる。私の愛するキャブフォワード・スーパーカーのように」
I-Paceにはエンジンが無いので、その分乗員の着座位置を前進させ、スーパーカーのようなルックスに仕上げてあります。
しかもキャブフォワードなデザインにより、室内の広さも確保されているのです。
そしてI-Paceと同じことが、Jタイプにも当てはまると思います。
Jタイプにはエンジンがあるものの、V8やV10、V12のような大型のエンジンが搭載されるのではなく、V6になるという説が有力です。
コンパクトなエンジンを載せ、パワーをモーターで補うならば、エンジンをリアミッドに移してキャブフォワードなデザインにしても、乗員2名が快適に過ごせるスペースを確保できるでしょう。
運動性能の面でも、ミッドシップの方が断然有利です。
パワートレイン
V型6気筒エンジン(おそらくターボ付き)に、2つの電動モーターを組み合わせたものになるでしょう。
モーターは前後の車軸に1つずつ搭載されます。
最高出力は558ps(550hp)以上になるという説が有力です。
ベンチマークであるホンダ・NSXが581psですから、ほぼ同等の水準に仕上げてくるはずです。
電気自動車(EV)バージョンも?
Jタイプのプラットフォームは、EVにも転用可能だとAuto Expressが報じています。
ジャガーはEV仕様のJタイプを、ポルシェ・タイカンのライバルとして位置づけているようです。
価格・発売日
価格はまだ判明していません。
現行のFタイプ(971~1999万円)と、Jタイプがベンチマークとしているホンダ・NSX(2370万円)とでは、価格帯に大きな開きがあります。
Jタイプはハイブリッドですから、価格の面でもNSXに近いものになる可能性が高いでしょう。
発売は2022年ごろになると言われています。
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