デイリーF1ニュース(2018年11月15日)ザウバーがジュニアチームを立ち上げ
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えする「デイリーF1ニュース」。
今日のニュースは以下の3本です。
- ザウバーがジュニアチームを立ち上げ
- バンドーン、F1復帰になお含みをもたせる
- ブラウン、来年の新レギュレーションに自信
それではご覧ください。
ザウバーがジュニアチームを立ち上げ
ザウバーが、F2とGP3にエントリーしているチャロウズ・レーシング・システムと組み、若手ドライバーの育成プログラムを開始しました。
今年からアルファ・ロメオと提携しているザウバーは、実質的にフェラーリのBチームとなりつつありますが、それでも独自のドライバー育成を行うようです。
「レーシングはザウバー・モータースポーツDNAの重要な部分であり、ジュニアチームは会社の歴史において、重要なマイルストーンとなった」と語るのは、チームを率いるフレデリック・ヴァスールです。
「ザウバーは、ミハエル・シューマッハ、セバスチャン・ベッテル、そして明日のスターであるシャルル・ルクレールのような人たちと一緒に働き、ドライバーの潜在能力を十分に引き出してきた伝統がある」
「このプロジェクトにおいてザウバーは、ジュニアシリーズからモータースポーツの頂点に至るまで、完全かつ専用のプログラムを伴うレーシングプラットフォームを、さらに拡張することになる」
フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)との兼ね合いが気になりますね。
Sauber launches junior team in partnership with Charouz – f1i.com
バンドーン、F1復帰になお含みをもたせる
来季からフォーミュラE(FE)に移るストフェル・バンドーンは、とりあえずはFEに注力するようですが、F1にもまだ未練があるようです。
「HWAでFEを戦うことを楽しみにしている」とバンドーン。「新しい挑戦が始まったと思う。今年の冬は本当に休みがないんだ。このままシーズンインするだろう」
「私の考えは、FEで最高の仕事をすることだ。将来起こることは何であろうと、現時点で伝えることは難しい」
「今年の夏のドライバーマーケットは、ちょっとクレイジーに見えた。そして何が起こるか誰も予測できなかったんだ」
「そのようなことは将来にも起こる可能性がある。何が起こるか誰が知っている? 今のところは、私はFEに焦点を合わせて、そこで最高の仕事をしようと思っている」
新規チームとFE未経験ドライバー2人という組み合わせなので、バンドーンがいきなり結果を出すのはかなり難しいでしょう。
しかし結果を出せなければ、FEのメルセデス・ワークスドライバーとして、チームに残ることはできません。
当然、F1復帰の道も絶たれてしまいます。
Vandoorne discarding a return to F1… for now – f1i.com
ブラウン、来年の新レギュレーションに自信
2019年から空力レギュレーションが変更され、フロントウイングがより幅広になります。
前走車の巻き起こす乱気流の影響を減らし、オーバーテイクをよりしやすくするための変更です。
「ブラジルGPでは、2台の車の性能レベルがほぼ同じである場合、追い越しはほとんど不可能であるとわかった」と語るのは、F1のモータースポーツ・ディレクターであり、レギュレーション変更に携わったロス・ブラウンです。
「そのことは、前方への車の移動を、より簡単にする方法についての質問を提起する」
「2018年、我々は来年のテクニカルレギュレーションを定義する上で、重要な進歩を遂げた。特にフロントウイングのある重要なエリアに関しては、ここ数週間で細部まで調整した」
「我々のシミュレーション作業と、これについて密接に協力してきたチームからは、その効果は具体的なものだと伝えられた。実際の証拠は、来年の3月にならなければ証明されないとわかってはいるがね」
今回の変更は、2021年の大幅なレギュレーション変更に向けての最初のステップです。
偉大な1歩を踏み出すのか、それとも最初の1歩から躓くのかは、ブラウンの言うように来年の開幕を待たなければなりません。
Brawn insists 2019 changes will improve racing – pitpass.com
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