デイリーF1ニュース(2018年11月16日)ハースにのしかかる開幕戦ピットミスのツケ
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えする「デイリーF1ニュース」。
今日のニュースは以下の3本です。
- ハースにのしかかる開幕戦ピットミスのツケ
- ガスリー「コーナー3つ抜けたらタイヤが滑り始める」
- タチアナ・カルデロンが再びザウバーをテスト
それではご覧ください。
ハースにのしかかる開幕戦ピットミスのツケ
今季好調のハースですが、開幕戦のオーストラリアGPでは、ピット作業の際にホイール装着ミスを2台続けてやらかしてしまい、多くのポイントを逃してしまいました。
ピットインする直前まで、ハースの2台は4・5番手を走行していたのですから、悔やんでも悔やみきれません。
そのハースは、現在コンストラクターズランキングで5位につけています。
4位ルノーとの差は24ポイント。
オーストラリアで失った22ポイントがあれば、逆転も可能な差でした。
「夏休みの後、我々はいくつかのレースで強くなかった」と語るのは、ハースを率いるギュンター・シュタイナーです。
「それから我々は抵抗したものの、メキシコではかなりマズいレースをしてしまった」
「私は何よりも、オーストラリアのレースで4位を失ったと思う。22ポイントに加え、ルノーがそのとき獲得したポイント(7ポイント)が無ければ、我々はまだ4位にいただろう」
「しかし『もし』や『いつ』は無い。我々は成長した。それくらいは我慢できる」
もし5番手で終わっても、チームにとっては良い結果だと語るシュタイナー。
ちなみにコンスト4位と5位の分配金額の差は、日本円換算で3.6億円くらいです。
ピットミスの代償は高くつきましたね。
Haas: Double pit blunder in Australia cost us fourth – racefans.net
ガスリー「コーナー3つ抜けたらタイヤが滑り始める」
ブラジルGPではタイヤのデグラデーション(劣化)に苦しんだピエール・ガスリーが、現行のピレリタイヤについてコメントしています。
「僕たちにできる改善方法について、一年中話題になっていると思う」とガスリー。
「改善できることはたくさんあるけど、ひとつだけハッキリしているのは、もう少し丈夫なタイヤがあれば、レースを改善できるということだ。オーバーヒートに関してもっと鈍感ならば、他の車を追いかける機会を得られる」
「現時点では、他の車と接近した状態でコーナーを3つも抜ければ、タイヤが滑り始める。そしてタイヤの温度は3℃上昇し、基本的にはパフォーマンスを失い始める。そしてそこからは雪だるま式さ。温度は上昇し続け、そしてタイヤが終わる」
F1側はピレリに対し、意図的に劣化するタイヤを作るように要求しています。
問題は、F1側の要求仕様自体に問題があるのか、それともピレリが要求仕様を満たせていないのか、あるいはそのどちらもなのか、ということです。
Tyres fade after three corners behind another car – Gasly – racefans.net
タチアナ・カルデロンが再びザウバーをドライブ
コロンビア出身の女性ドライバー、タチアナ・カルデロンが、再びザウバーをドライブします。
25歳の彼女は、メキシコのエルマノス・ロドリゲス・サーキットにおいて、フィルミング・デイを利用してザウバー・C37をドライブしましたが、今回はザウバー・C32(2013年モデル)を用いて、フィオラノで2日間の走行を行います。
「メキシコのプロモーションイベントでザウバー・C37をドライブした先月のデビューに続いて、再びF1カーに乗れることは素晴らしいです」とカルデロン。
「次のステップはザウバー・C32-フェラーリを丸2日間ドライブするため、さらに特別なものになるはずです」
「さらなる経験を積み、これらの車について学ぶことは、エキサイティングなことになるでしょう。私はチームと一緒に仕事を続け、開発し、改善することを楽しみにしています」
2017年以降のF1マシンは非常に速くなっているので、女性ドライバーが運転するのは体力的にかなり厳しいと思いますが、頑張ってもらいたいですね。
Tatiana Calderon gets second Sauber test, at Fiorano – f1i.com
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