デイリーF1ニュース(2018年12月27日)レッドブルのル・マン参戦もあり得る!?
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えする「デイリーF1ニュース」。
今日のニュースは以下の2本です。
- レッドブルのル・マン参戦もあり得る!?
- レッドブルがジェームス・キーの移籍を容認か
それではご覧ください。
レッドブルのル・マン参戦もあり得る!?
レッドブルのヘルムート・マルコは、仮に2021年以降のレギュレーションが期待に沿うものでなければ、F1から撤退してル・マンに鞍替えするかもしれないと語っています。
「2020年までは合意している」とマルコ。「エンジン規定もコンコルド協定も無い限り、レッドブルもホンダも決定を下さない」
「しかし、我々は独立チームに戻ることはないだろう。かつてそうだったように、我々が他の人たちに懇願していたときも、約束や発言が守られたことはなかった」
「(F1を)止めるのも選択肢だ。もしくは他のレースシリーズなど、何か他のことをするかだ」
「(アストンマーティン)ヴァルキリーがあるので、ハイパーカールールのル・マンは選択肢になり得る。我々はそれ(ヴァルキリー)を通じて、センセーショナルな成功を経験した。ヴァルキリーは全てすぐに完売したのだ。レッドブル・テクノロジーズにとって、ビジネスのもう一つの柱だ」
「もしF1に予算制限があったら、我々は人員削減をしなければならないだろう。我々は必ずしもそれを望んでいない。我々はル・マンようなプロジェクトで、それらの人々を雇用することができる」
「レッドブルが24時間レースに出たことは一度もないが、それについて我々は検討している」
「主な経済的負担はアストンマーティンが負うことになる、それは明らかだ。なぜならル・マンでは、マニュファクチャラーが勝つのだから。しかしそれは我々のコンセプトに合うだろう」
世界経済の見通しが不透明なので、アストンマーティンがル・マン参戦のコストを負担できるかどうかは怪しいですが、実現すればエキサイティングなプロジェクトになるでしょう。
まあ、F1とそれ以外のモータースポーツでは、知名度も露出も段違いなので、本当にF1を止めることは無いと思います。
Source: Red Bull could scrap F1 and head to Le Mans in 2021! - f1i.com
レッドブルがジェームス・キーの移籍を容認か
トロロッソのテクニカルディレクターであるジェームス・キーが、ようやくマクラーレンに移籍できそうです。
キーが移籍すると報じられたのは今年の7月です。
しかしレッドブルとマクラーレンが合意に至る前に、マクラーレン側がプレスリリースを出してしまったことで話がこじれ、結局移籍話は棚上げになっていました。
しかし年末になってヘルムート・マルコは、キーの移籍を容認する方向に意見を変えたようです。
「ディートリヒ・マテシッツ(レッドブルのオーナー)は、トロロッソと緊密な関係を築くというタスクを我々に課した」とマルコは言います。
「それゆえ、あることを避けなければならない。それは両方のチームの異なる人が、同じ仕事をするということだ」
「我々はこのための計画、まだ完成していない計画を持っていた。しかしジェームス・キーは同意しなかった」
マルコの言う計画とは、おそらくハースのようなやり方を指しているのでしょう。
つまり、レッドブルのシャシーを可能な限りコピーさせて、トロロッソをいわゆる「Bチーム」に仕立て上げる計画です。
「結局、彼を引き止めないのが得策だと思う。これがベストな解決方法だろう」
マルコはトロロッソにテクニカルディレクターを置かないと語っています。
レッドブルの「コンセプト」を使用するため、テクニカルディレクター職が必要無くなったためだそうです。
Source: Marko: Divergences spurred Key move to McLaren - f1i.com
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