デイリーF1ニュース(2018年12月28日)ルノー「F1は手頃なコストで勝てるようにすべき」
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えする「デイリーF1ニュース」。
今日のニュースは以下の2本です。
- ルノー「F1は手頃なコストで勝てるようにすべき」
- マクラーレン「スポンサー数を今年と同程度に増やす」
それではご覧ください。
ルノー「F1は手頃なコストで勝てるようにすべき」!?
ルノーのシリル・アビテブールは、F1にかかるコストを制限することで、より平等な戦いを実現すべきだと主張しています。
「F1に参加したときに、我々はすでに状況を知っていたので、愚痴をこぼしたくはないのだが……」とアビテブール。
「注目すべきは開発競争と、勝つための容赦のない支出だ。それらについて私は完全にリスペクトしているし、それが今季の素晴らしいレースをもたらしたと思っている。だからある時点で我々は、どのように競うか考える必要がある」
「ある時点で、分配金に関して異なる取引がなされるだろう。我々の意見では、それは持続可能ではないと思う。もし私が間違っているなら正してほしいが、これは全員に共通の意見だと思う」
「(全員が同じ意見なのだから)それは単にタイミングの問題だ。計画が一年遅れると、実施も一年遅れることになる」
「しかし重要なのは、F1の価値を増すには、手頃なコストでレースに勝てるポジションにつけるはずだという原則だ」
「それが我々の望む均衡化だ……数カ月後には現実の答えが出る」
分配金の配分は変わると思いますし、部品の標準化なども進められると思いますが、予算制限を実施するのは難しいでしょう。
そもそも自動車メーカー側が「研究開発費」として支出しているものを、どうやって制限するのかわかりません。
チーム側のスタッフ数を制限したりするのが関の山ではないでしょうか。
Source: Abiteboul: 'Renault must be in a position to win at a reasonable cost’ – f1i.com
マクラーレン「スポンサー数を今年と同程度に増やす」
マクラーレンのザク・ブラウンは、2019年も引き続きスポンサーを獲得できると自信を見せています。
「今年(2018年)は順調に進んだ」とブラウン。「我々は予想された収入額を達成した。トラック上におけるリカバリー・プログラムのように、我々のコーポレート・パートナーを取り戻す道の途上にある」
「我々は昨年、他のどのレーシングチームやシリーズよりも多くの新しいパートナーを獲得したと思う。デル・テクノロジーズ、ペトロブラス、FX Proなど、素晴らしいブランドと長期的な関係があった」
「2019年には、同程度の数の新しいパートナーが加わると予想している」
「我々は積極的にタイトルパートナーを見つけようとはしていない。我々がプリンシプル・パートナーと呼ぶものを、積極的に探している」
「それが意味するものは、車の見た目からすれば、タイトルスポンサーということになるだろう」
「もちろん、そのレベルのパートナーを望んでいる。しかしそれがまさに正しいパートナーシップでない限り、我々は他のブランドを、我々のブランドの傍らに、積極的に連れて来ようとは思わない」
「なぜなら我々は、突き詰めていくとマクラーレンなのだ。我々はマクラーレンであり続け、名前を変えることはない。他の素晴らしいブランドも、彼らの名前を変えようとは思わないだろうからだ」
「だから正しいパートナーシップでなければならない」
マクラーレンとしては、自社の展開する自動車ビジネスを最優先にしたいのでしょう。
タイトルスポンサーはエントラント名の最初に表示される(例: アルファロメオ・ザウバーF1チーム)ので、マクラーレンの名前が後回しになってしまいます。
なので名前を変更を要求せず、お金だけ出してくれる「プリンシプル・パートナー」を探しているのでしょうけど、ちょっと虫が良すぎますよね。
Source: McLaren expects to repeat 2018 sponsor growth next year – racefans.net
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