トヨタ ヤリスがヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞!
トヨタ ヤリスが2021年のヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)を受賞しました。
トヨタとしては2005年のプリウス以来通算3度目、ヤリスとしては2000年以来2度目の受賞となります。
同一車種で複数回の受賞をしているのはルノー クリオ、フォルクスワーゲン ゴルフ、そしてオペル アストラの3車種だけだったのですが、今回の受賞でヤリスもその仲間に加わることになりました。
2021年のヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー
ルール
COTYは、英国のAUTOCAR誌など欧州9ヶ国・9媒体の自動車出版物によって支援されている組織です。
2021年のCOTYには、22ヶ国・59名のジャーナリストが審査員として参加しました。
審査の対象となるのは、受賞の12ヶ月前までに発売された新型車です。
少なくともヨーロッパの5ヶ国で利用でき、年間5,000台の販売が見込まれていなければなりません。
審査されるのは対象車種のデザイン、快適さ、安全性、経済性、ハンドリング、性能、機能性、環境要件、ドライバーの満足度、価格などです。
各審査員は25ポイントを有しており、それを少なくとも5台以上の車に分配しなければなりません。
また、1台に10ポイント以上を分配することは禁止されています。
最高得点の車(つまりトップの車)を2台選ぶことも禁止です。
2021年のCOTYファイナリスト
最終選考に残ったのは以下の7車種でした。
メーカー | 車種 | 得点 |
---|---|---|
トヨタ | ヤリス | 266 |
フィアット | 500 | 240 |
クプラ | フォーメンター | 239 |
VW | ID.3 | 224 |
シュコダ | オクタビア | 199 |
ランドローバー | ディフェンダー | 164 |
シトロエン | C4 | 143 |
ヤリスはフィアット 500やVW ID.3といったEV勢や、高性能SUVのクプラ フォーメンターを退けての受賞となりました。
欧州で大人気のトヨタ ヤリス
現行型ヤリスは欧州で売れに売れています。
2021年1月にはVWやルノーを尻目に、ヤリスは欧州27ヶ国で最も売れた車種となりました。
欧州で販売されているヤリスはハイブリッドのみですが、ハンドリングや環境性能、デザインなどが高く評価されているのかもしれません。
GRヤリスも人気
AWD(全輪駆動)ホットハッチのGRヤリスも欧州で人気を博しています。
ドイツでは先月だけでも1,100台のGRヤリスが販売されたそうです。
高価なGRヤリス(ドイツでの価格は33,200ユーロ)がこれほどヒットしているのは、その性能とWRCでの活躍ゆえでしょうか。
GRヤリスは日本や欧州の一部地域のみで販売されていますが、アメリカやカナダにも導入してほしいという声も多く、Change.orgで署名を集めているファンもいるほどです。
導入地域が増えれば、その分だけ人気も高まることでしょう。
GRヤリスがホットハッチの代名詞となる日が来るかもしれませんね。
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