メルセデスAMG GTクーペがフルモデルチェンジ
メルセデスAMGが新型AMG GTクーペを発表しました。ロードスターのSLと多くのコンポーネントを共有しているモデルですが、単なるクーペバージョンというわけではなく、AMG GTにはよりスポーティな変更が施されています。
SLと同じく新型AMG GTも、シートレイアウトが2+2に変更された他、駆動方式も4WDになりました。4人乗りはポルシェ 911を意識した変更だと思いますが、果たしてライバルの牙城を崩せるのでしょうか。
今回は新型AMG GTの概要をご覧ください。
新型AMG GTの概要
エクステリア
画像をクリック(タップ)すると拡大できます。
ボディサイズ
全長4,728mm、全幅1,984mm、全高1,354mm、ホイールベース2,700mmとなっています。ホイールベースが先代比で+70mm、全長は先代比+178mmも伸びました。
インテリア
画像をクリック(タップ)すると拡大できます。
シャシー
車体はアルミ、スチール、マグネシウム、コンポジットなどを組み合わせ、軽量かつ高剛性な作りとなっています。ただし4人乗りになったことでボディが大型化しましたし、しかも4WD化されていますから、車重は1,970kgと超重量級です。ちなみに先代AMG GTは1,540~1,660kgでしたから、300kg以上も重量が増えています。
サスペンションは前後とも、5つのリンクを備えたマルチリンクです。軽量化のために鍛造アルミで作られています。それに加えてアダプティブダンパー(AMGアクティブライドコントロールサスペンション)が装備されている上に、アンチロールバーもアクティブに制御されています。
アクティブリアアクスルステアリングも標準装備されています。100km/h以下では後輪は前輪と逆方向に操舵され、100km/h以上では同じ方向に操舵されます。これにより低速走行時には小回りが効き、高速走行時には安定した走行が可能となります。
ブレーキはAMGハイパフォーマンスコンパウンドブレーキを標準装備。制動距離の短さはもちろん、繊細なレスポンスや高い安定性も実現しています。バネ下の軽量化にも貢献しています。
パワートレイン
AMG GT 55 4MATIC+のエンジンは、4.0リッター・V型8気筒ガソリンツインターボです。最高出力は476ps、最大トルクは700Nmとなっています。
AMG GT 63 4MATIC+も同じエンジンを搭載しますが、585ps・800Nmを発生します。
先代と比較すると重量が大幅に増えている新型AMG GTですが、エンジンの出力・トルクはさほど変わっていません。
トランスミッションはAMGスピードシフトMCT 9G。駆動方式は4WDのみです。
0-100km/hは、AMG GT 55 4MATIC+が3.9秒、AMG GT 63 4MATIC+が3.2秒となっています。最高速は前者が295km/h、後者が315km/hです。
価格・発売日
価格はまだ公表されていません。
デリバリーは2024年前半に開始されると言われています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。