BMWとメルセデスのEVがバカ売れ! でもEVの普及は……
BMWとメルセデス・ベンツが、2023年第3四半期のEV販売台数を発表しました。どちらのメーカーもEVの売上が大幅に伸びています。
EV販売台数の大幅な伸び(2023年第3四半期)
BMWは前年同期比100.3%増
BMWは2023年第3四半期に83,211台のBEV(バッテリーEV)を販売しました。これは前年同期比100.3%という大幅増です。ちなみにBMWとMINIブランドとの合計だと93,931台のEVを販売し、前年同期比79.6%増となっています。
2023年第3四半期のBMWブランドの販売台数は545,941台なので、BEVの販売比率は約15.2%です。
2023年の1月から9月までにBMWが販売したBEVの台数は217,138台で、特にi4とiX1が人気を博しています。同期間中のBMWブランドの累計販売台数は1,621,267台なので、BEV販売比率は約13.4%です。第3四半期のBEV販売比率の方が高いので、徐々にBEVの販売比率が伸びていることがわかります。
メルセデスもBEVが大幅増
メルセデス・ベンツもBMWと同様に、BEVの販売を急速に拡大しています。EQAの販売台数は108%増、EQBも96%増と絶好調です。BEVの最上級車種であるEQSやEQS SUVの販売も好調で、2023年はこれまでに26,300台が販売されました。
2023年の1月から9月までにメルセデス・ベンツが販売したBEVの台数は174,500台で、前年同期比82%増と大幅な伸びを記録しています。
BEVの普及、課題は?
BMWやメルセデス・ベンツがBEVの販売台数を急速に伸ばしているのは事実ですが、自動車市場の主流がBEVになるかは不透明です。BMWやメルセデス・ベンツのような高級車ブランドであれば、BEVの高コストを販売価格に転嫁することも容易ですが、日本の自動車メーカーのような低・中価格帯のブランドではそうもいきません。バッテリーの低コスト化が実現しない限り、BEVの一般への普及は難しいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。