BMW EV販売比率が急加速、2030年以前に50%達成か
BMWは2030年までに販売台数の50%をEVにするという目標を掲げていますが、どうやらその時期が早まりそうです。
増え続けるBMWのEV販売比率
目標達成はかなり早まるとBMWはコメントしています。2024年にはEVの販売比率が20%に、2025年には25%に上昇するということです。
2022年は半導体の供給制約があったが、BMWおよびMINIのEV販売台数は2021年比で2倍になりました。ちなみにロールスロイスは2030年までにEV専門ブランドになる予定です。
BMWの利益率も改善しており、2022年は7~9%だった営業利益率が、2023年は8~10%になると予想されています。これは7シリーズなどのハイエンドモデルが投入されたことが理由だそうです。
内燃機関の存続を模索
ただし、BMWはICE(内燃機関)を諦めたわけではなく、e-fuelを推進している自動車メーカーの1つです。
欧州では2035年にゼロエミッション規制が開始される予定ですが、ドイツやイタリアは反対しており、e-fuelによる規制免除が認められなければ、ゼロエミッション規制の法律に署名しないと主張しています。
e-fuelは再生可能エネルギーを使って作られるため、環境に優しいというメリットがあります。従来と比べ、二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(NOx)などの排出量を大幅に減らすことができますし、再生可能エネルギーを使って作られるためエネルギー源の安定性や価格安定性も期待できます。また、既存のガソリン車を改修することなく使用できる点もあります。
一方、e-fuelの最大のデメリットは、生産コストが高いことです。大量の再生可能エネルギーを投入しても、十分な量のe-fuelを生産できていないため、生産効率を改善する必要があります。
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