【BMW】1・2シリーズ新グレード、次期6シリーズ、クアッドターボ

BMWの新車情報

BMW_M235iコンバーチブル

最近勢いづいているBMW

2016年1〜4月の販売台数が、前年比+4.9%と好調を維持しているBMW。今後も新モデルや新技術の投入が間断なく続きそうです。今回は新モデル3車種の噂と、脅威の新エンジンについての情報をまとめてみました。

トップ画像の出典: netcarshow.com


目次

  1. 1シリーズと2シリーズに新グレード!?
  2. 次期6シリーズはポルシェ911の対抗馬!?
  3. 4つのターボを備えたディーゼルエンジン

1シリーズと2シリーズに新グレード!?

BMW_M135i

画像の出典: netcarshow.com


よりパワーを高めた新グレード「M140i」と「M240iクーペ/コンバーチブル」を投入する計画が進んでいるようです。

現行のM135iとM235iに搭載されているのは、326psを発生するN55型 直6ツインターボエンジンです。それがM240iでは340ps仕様になるとか。登場は2016年の夏頃になると見られています。

目次に戻る

次期6シリーズはポルシェ911の対抗馬!?

BMW_次期6シリーズ予想CG

画像の出典: bmwblog.com


現行の6シリーズは典型的な高級クーペですが、BMWが4人がゆったりと乗れる高級クーペ「9シリーズ」を準備しているため、次期6シリーズはスポーツ色を強めるのでは? と予想されています。

この予想を裏付けるのが、BMWの開発部門のコメントです。彼らによると次期6シリーズでは、カブリオレとグランクーペが廃止されるというのです。

また、次期6シリーズには、昨年末に登場した新型7シリーズと同様の「CLARプラットフォーム」が採用されるため、200kg以上の軽量化が見込まれています。現行型640iクーペの車重が1800kgですから、新型は1600kg以下ということになります。

軽い車体にはもはや巨大なV8エンジンは必要ありませんから、エンジンもダウンサイジングされる見込みです。新型6シリーズのエンジンには、現行M2のB58型 3.0L 直6ツインターボが有力視されています。

B58型は370psですが、1600kg以下の車体と組み合わせれば、パワーウエイトレシオは4.32以下となります。現行640iクーペの5.63を大きく上回り、650iクーペの4.27と同等の動力性能が確保できるのです。

新型911のPWR3.92には及びませんが、次期6シリーズ用のエンジンにファインチューンが施されれば、肩を並べることも不可能ではありません。

目次に戻る

4つのターボを備えたディーゼルエンジン

BMW_クアッドターボディーゼル

画像の出典: bmwblog.com


ターボを4つもつけるのはブガッティ・ヴェイロンかレーシングラグーン※1くらいのものだと思っていましたが、今後は当たり前になるのでしょうか。

B57型 V8 5.7L クアッドターボディーゼルは、最高出力400ps、最大トルク77.6kg・m(2000〜4000rpm)を発生します。

ガソリンとディーゼルのモジュラーエンジンプラットフォームだったり、最大過給圧が210barだったり、ピエゾインジェクターの噴射圧が2500barだったりと、技術的なトピックは枚挙に暇がないのですが、最大のトピックはやはり環境性能です。

B57型ディーゼルは欧州の排ガス規制値の上限に対し、NOxで約50%、COで30%弱、そしてPMはほぼ0%というレベルにまで大気汚染物質を抑制しています。現状では最高レベルのクリーンディーゼルと言っても過言ではありません。

B57型ディーゼルはまず750dに採用されましたが、今後は搭載車種を広げていくことでしょう。

※1 初代プレイステーション対応の、スクウェアの迷作ゲームソフト。RPGの戦闘部分がレースゲームになっている「ハイスピードドライビングRPG」。独特のポエム調テキストがコアなファンを生み出したが、肝心のレースゲーム部分の操作性が悪く、販売本数はイマイチだった。

目次に戻る

最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の記事もぜひご覧ください。