ポルシェ928が復活する!?
928といえば、当時人気のあったジャガー・Eタイプやメルセデス・ベンツ・SLなどをターゲットに開発された、ラグジュアリーなスポーツクーペです。その928の復活計画が、第2世代パナメーラをベースにして進んでいます。
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活気づく高級クーペ市場
ポルシェはパナメーラの小型版を出すより、ホイールベースを縮めて高級クーペ市場に投入する方が良いと考えたのでしょう。原油安を追い風にした自動車販売の伸びは一段落しましたが、ラグジュアリー・カーは相変わらずの賑わいを見せているからです。
この高級クーペ市場を制するべく、最近プレミアムブランドの動きが活発化しています。BMWは8シリーズを復活させる予定ですし、ベントレーもコンチネンタルGTの新型を準備中です。現代版928もそこに加わります。
現代版928の概要
パナメーラのショートホイールベース版を、クーペに仕立てると言われています。
ちなみにメルセデス・ベンツSクラスクーペは、Sクラスよりもホイールベースが90mm短いです。よって928(もしくはパナメーラクーペ)も、第2世代パナメーラを同程度切り詰めたものになるはずです。
iPhone6の縦の長さが138.1mmなので、クーペとセダンのホイールベース差は、スマホ1台分以下ということになります。
スパイショットではドアが4枚あるように見えますが、リアドアの前後長が短すぎます。なので偽装されている可能性が高いです。
プラットフォームは第2世代パナメーラと同様の「MSB」となります。搭載されるエンジンの中には、新開発の4.0L・V8ツインターボも含まれるはずです。駆動方式は他のポルシェと同様に、2WDと4WDの両方がラインナップされるでしょう。
ベイビー・パナメーラの可能性も?
パナメーラの小型版となるミドルサイズ・セダン「Pajun」を用意しているとの噂が、ポルシェ界隈には根強くありました。
Autoblogはそのことに触れたうえで、スパイショットの車両には、偽装の下にリアドアがあると結論づけています。
けれどスパイショットの車両の全長は、パナメーラとほぼ同じサイズに見えます。ほとんどサイズの変わらない4ドアクーペを出す必要が果たしてあるのでしょうか?
また、もしスパイショットがパナメーラの新グレードだとすれば、これほどの偽装を施す必要がありません。第2世代パナメーラの全貌はすでに公開されており、隠す必要など無いはずです。
真相は今年中にある程度明らかになると思います。筆者としては928の復活に期待したいですね。
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