デイリーF1ニュース(2017年6月17日号)中国資本がF1チーム買収を画策中 他
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- 中国資本がF1チーム買収を画策中
- マグヌッセンはライコネンに似ている
- パーマーは夏休みまでに結果を出せなければ解雇?
- ダニエル・リカルドがバクーの印象について語る
それではご覧ください。
前日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年6月16日号)ピレリ「大半のレースで1ストップ作戦可能」 他
翌日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年6月18日号)ウォルフ「ロズベルグは悪質だった」 他
中国資本がF1チーム買収を画策中
レッドブル・レーシングを率いるクリスチャン・ホーナー氏によると、中国資本のコンソーシアムが、各F1チームのスタッフの多くに、引き抜きのアプローチしているそうです。
ちなみにホーナー氏に対して「新しいチームのために働く気は無いか?」と、転職の提案があったのだとか。
この中国資本の元では、破綻したマノーのスタッフがすでに働いており、イギリスの「モータースポーツ・バレー」に拠点を置く計画だそうです。
モータースポーツバレーには、数多くのチームが所在しています。
F1のモータースポーツ・ディレクターであるロス・ブラウン氏によれば、最近数ヶ月で、新規参戦に関する問い合わせが10件あったそうです。
分配金に関するルール変更が、いつ、どのように行われるのかについて知りたがっていたと言います。
このタイミングで、フォース・インディアのオーナーであるビジェイ・マリヤ氏が、「国際的な投資を引き付けるために、チーム名を変更する」と言い出したのは、偶然の一致でしょうか?
Source: Talk of new Chinese F1 team | pitpass.com
マグヌッセンはライコネンに似ている
ハースF1チームでケビン・マグヌッセンを担当するレースエンジニア、ジュリアーノ・サルヴィ氏は、マグヌッセンとキミ・ライコネンの性格が似ていると主張しています。
「彼はとても正直で率直なので、私は大好きです」とサルヴィ氏。「キャラクターとしては、ケビンはキミを彷彿とさせます。彼らはどちらもノルディックです。なんて言うべきかな? 彼らは政治を気にしないし、建前もありません」
「初対面だと誤解されやすいですね。なぜなら彼らは、相手と腹を割って話そうとしているからです」
「でも彼らと一緒に仕事をして、彼らのことを少し知れば、本当にオープンな人たちだとわかりますよ」
デビューレースで活躍したところも似ていますよね。
ライコネンはデビュー戦でポイントを獲得し、マグヌッセンもデビュー戦で2位表彰台に上がっています。
マグヌッセンは去年ルノーで苦労していましたが、ハースでは復調気配です。
才能のあるドライバーだと思うので、成績の面でもライコネンに近づけるよう頑張ってもらいたいですね。
Source: Magnussen very similar to Raikkonen, says Haas’ Salvi | en.f1i.com
パーマーは夏休みまでに結果を出せなければ解雇?
いまだノーポイントのジョリオン・パーマーの地位が、いよいよ危うくなってきました。
モナコGP限りで解雇されるという噂こそ現実とはなりませんでしたが、外堀は急速に埋まりつつあります。
ルノーは先日、元F1ドライバーのロバート・クビサを招聘し、サードドライバーのセルゲイ・シロトキンとともにプライベート・テストを行いました。
「ラリーの事故でF1から離れざるを得なかったクビサに、走行機会を与えるため」とルノーは主張していますが、実際はクビサやシロトキンの評価を行うためでしょう。
また、ルノーF1を率いるシリル・アビテブール氏は、「夏休みまでの願いは、チャンピオンシップ6位で休暇に入ることだ」「ジョー(パーマーのこと)はポイントを獲れる車を持っているのだから、ポイント圏内に入る必要がある」「F1は誰もが大声で『私は安泰だ!』と言える環境ではない」などと、露骨に圧力をかけるような発言を公の場で繰り返しています。
現在コンストラクターズランキングで6位につけているのはウィリアムズ(22点)です。
ルノーはヒュルケンベルグが獲得した18点で、7位につけています。
夏休みまで残り4戦。
そのうちバクー、レッドブルリンク、シルバーストンの3戦では、パワフルなメルセデスエンジンを積むウィリアムズに分があります。
パーマーの活躍が無ければ、ランキング6位浮上は不可能でしょう。
Source: Renault issues clear warning to Jolyon Palmer | en.f1i.com
ダニエル・リカルドがバクーの印象について語る
昨年のバクーでポール・ポジションを獲得したのはニコ・ロズベルグ、そして予選2番手がダニエル・リカルドでした。
リカルドはバクー市街地コースをどう思っているのでしょう?
「ストリートサーキットは、私がそのようなタイプのコースが本当に好きなので、エキサイティングですよ」とリカルド。「私たちの車にはあまり適していませんが、何かが起これば、多くのチャンスが出てきます」
「サーキットは外見と同じくらいタイトで、カレンダーにある他のサーキットとは違うコーナーが数多くあります。城を抜ける所でいくつか面白いラインがあり、タフで、確かに他では無いようなセクションです」
「ストレートが長いので、考える時間は十分にあります。コーナーがテクニカルで本当に集中する必要がありますから、ストレートの長さは良いことです」
去年はホテルからの景色が最高だったので、今年はもっと街を見て回りたいというリカルド。
コースだけでなく、バクーの街もお気に入りのようですね。
Source: Baku as tight as it looks – Ricciardo | en.f1i.com
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