ヨコハマタイヤの野望

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こんなニュースが飛び込んできた

レッドブル撤退ならピレリも進退を検討

まあこれは「検討」しているだけだから、ただの観測気球かもしれない。でもタイヤバースト問題が起こったときも、ピレリは撤退をほのめかせてFIAや各チームから妥協を引き出そうとしていた。

日本のスーパーフォーミュラ(以下SF)では、長年ワンメイクでタイヤを供給してきたブリヂストンが撤退することを決めた。こちらは正真正銘の決定事項だ。

ブリヂストン、今年限りでSフォーミュラから撤退

SFの観客動員数は、スーパーGTの半分程度。テレビ等のメディア露出ではもっと大きな差があるだろう(スーパーGTは地上波で情報番組を放送している)。

2014年スーパーフォーミュラの観客動員数

イベント開催日予選決勝合計
Rd.1鈴鹿Apr.12-1323000人28000人51000人
Rd.2富士May 17-189000人14500人23500人
Rd.3富士Jul.12-1310000人17200人27200人
Rd.4もてぎAug.23-2410000人16000人26000人
Rd.5オートポリスSep.13-146680人14100人20780人
Rd.6 SUGOSep.27-286200人11000人17200人
Rd.7 鈴鹿Nov.8-912000人12000人24000人
全7戦合計76880人112800人189680人

平均観客動員数 27097人

そのSFにブリヂストンの後を受けて参入するのは、ヨコハマタイヤではないかと言われている。非公式ではあるが既にタイヤテストも済ませており、発表は時間の問題と見られている。

SF+ヨコハマ装着。

SFにヨコハマが参入したところで、広告宣伝効果があるとは思えない。だからこそブリヂストンも撤退したのだろうし。

ではなぜ、ヨコハマタイヤはスーパーフォーミュラに参入するのか?

それはF1参戦を狙っているためだ、と私は思う。

SFはF1に匹敵するコーナリングスピードを誇る。2015年のSF初戦で山本尚貴が記録したタイム(1’38″585)は、2015年の日本GPでマノーのW.スティーブンスの予選タイム(1’38″783)よりも速い。しかも山本尚貴このタイムは燃料流量が95kg/hに絞られた状態のもので、100kg/hでは2014年開幕戦にアンドレ・ロッテラーが1’37″002というタイムを叩き出している。

F1直下のシリーズにはGP2があるが、マシン的にはSFの方がはるかに速い。ドライバーならともかく、タイヤメーカーがF1参戦のステップボードとするには、SFはこれ以上無いシリーズと言える。

最近のF1のタイヤ契約は3年ごとの更新となっている。2017年からのタイヤ供給契約には、ピレリとミシュランが入札している。つまりヨコハマがF1に参戦するのは、最短でも2020年からということになる。2016年シーズンからSFに参戦すれば、3年間の学習期間を経て、準備万端でF1に乗り込むことができる。

ブリヂストンが世界的なタイヤメーカーとなったのは、F1参戦によってヨーロッパでのシェアを大きく伸ばしたからだ。ヨコハマタイヤが二匹目のドジョウを狙ったとしても不思議はない。ヨコハマタイヤがプレミアリーグ・チェルシーFCのユニフォームスポンサーとなったのは、その露払いに過ぎないのではないか。

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